遠い〜昔のことさ〜、ボスが見たんだ〜( ´∀`)
それこそがインビジボー琉球!
なんてったって
根本要ならぬ、リモートだからね!
なんつってワケンロー (´∀`)!!!
まさにこの歌がぴったり、今夜はスタレビの『夢伝説』ではなく『ボス勝手に北中伝説』をお届けしました !
と、先週からの続・浦添インビジボーを楽しみにしていた方、すみません(;´・Д・)
どうしても今週のインビジボーで紹介しておきたいネタがあって、ちょっと間に挟ませてもらって、浦添続編はまた少し時間を置いて紹介していきたいと思います!
というのもなんと!ワタクシことボスイケムラ!琉球ヒストリー大好物ロックンロールが功を奏しまして、来る日曜日(6日)の昼16時から、ケーブルテレビではあるんですが、11CHの『テレビにらい』にて番組ナビゲートをさせてもらう機会をゲットしましたー!!
ワケンロー!
地方創生にスポットを当てた番組なんだけど、今回ワタクシは北中城紹介でナビゲート役を頂きまして、独断ロケ収録も行い、さらにそのタイトル名も『来たくなったか北中ベイベー』と勝手に名付けて北中応援隊をさせてもらっています!
いつまで続けられるか分かんないけど、数週間はキープオンロックンロールできそう( ´∀`)!
ぜひ!お時間ある方は日曜16時、多分地デジ映る家庭は映るんじゃないかな?
11CH『テレビにらい』でご覧ください!
ということで!そのロケ踏まえてね、今日はインビジボーでも謎多き『北中城の都市伝説』ならぬスタレビの『夢伝説』でもなく!『北中城勝手にボス伝説』をお伝えします!
北中城はもしかすると、琉球史において最も重要な場所なのかもしれない!
あまり深掘りしちゃうとかなりマニアックなストーリーになってくるので、今日はなるべく噛み砕いてお届けできればと思ったんだけど(^^;
やっぱどうしても深入りしちゃうよね〜。
まず、琉球の歴史が始まって、正式な琉球史における初の王として名前が出てくるのが『舜天王』という王です。
以前浦添の英祖王のネタの時にもお伝えしましたが、舜天も浦添グスクを居城として勢力を誇ったと伝えられています。
ということは、浦添グスクを居城とした初の王様。そして浦添の三大王統祭りにも登場するほど浦添に所縁の深い王様と伝えられています。
しかし!それを覆すかのようなストーリーを今日は紹介しようと思うわけです。
浦添市のみなさんを敵に回すかもしれません。。浦添ヤツラなみなさん、メンゴー!
ラムちゃんに免じて、あんまりイライラしないで〜(^^;
いや、あくまでもボス伝説ですからね。
ではいってみましょう!
来たくなったか北中ベイベー!
ナスの御嶽と義本王妃の墓
まず、歴史を紐解く際にかなり重要になってくるものがお墓!
その浦添三大王統のお墓に注目をすると、一つの疑問が湧いてくるわけなんですね〜。
琉球最初の王様『舜天』、そしてその子である『舜馬順煕』、さらにその子である『義本』という三人は浦添を拠点としていたと言われるが、彼らのお墓は浦添には無い!
どこにあるかっていうと、それが『北中城』なんです。かつて沖縄のビバリーヒルズと呼ばれた北中城仲順の丘の上に彼らのお墓と言われたり彼らを祀っているといわれる、『ナスの御嶽』があります。
最近では現地を訪れる歴女の姿も見かけるようになってるんで、今後話題性高まるかもよ。
その御嶽には、舜天、舜馬順煕が眠っていて、義本は別の場所に眠っているといわれていたり、いや三人ともにそこに眠っているといわれたりもします。
一説によると、義本は王位を英祖に譲った後に放浪彷徨い、この仲順の地で仲順大主という仲順集落を作った長に匿われたとか、彷徨い続けて辺戸に辿り着き、辺戸に義本の墓があるといわれたりもする。
さらにはこの仲順の森の中には『義本王・王妃の墓』といわれる『うなじゃらうはか』というかなり厳かで立派なお墓もあって、そこにこそ義本は眠っているのではという説もあるわけです。
とにかく舜天王統の三王は元々北中城を拠点にしていたためか、北中城の地に眠り、祀られているのは確かなよう。
仲順大主とは一体誰?
と、先ほども出てきた仲順集落の創健者である『仲順大主』とは一体誰なのか。
仲順と聞けば、ウチナーンチュならすぐ思いつくものがあると思うけど、
そう、エイサーの代表曲も代表曲、誰もが間違いなく一度は聞いたことある『仲順流り』とは、この仲順のこの仲順大主を讃える歌なんですね。
もうちょっと深掘りすると、『仲順大主の財宝ゆずり』という昔話にも繋がっていて、今の世の中じゃ考えられない過激なストーリーなんだけど。
それくらいいつの時代までも伝承されるような、村の人々から慕われていた大層高貴な人物だったことが分かる。
その仲順大主の墓というのが、これまた仲順のナスの御嶽から歩いて数分くらいの場所にあるわけ。
そして実はこのお墓の脇道からもう一本後ろに入っていくと、そこにもう一つかなり厳かな雰囲気バリバリのお墓に辿り着く。
実はこのお墓こそが舜天のお墓ではないかという説もあるわけだ。以前伝えたように大里にも舜天のお墓があると言われたりもするけど。
様々あるけども、舜天の墓北中説が正しいとすれば、
舜天、義本のお墓は仲順にあるこれらのお墓で、ナスの御嶽はお墓ではなく彼らを祀るための御嶽なのかもしれない。
となるとあれ?
舜馬順煕のお墓だけがない。
彼に関する伝承もほとんど伝えられず、それほど影の薄い王だったのか。
いや、実はここにこそ今回のボス伝説最大のミステリーハントがあるんです!
先ほどの、仲順大主の墓の後ろにある墓こそが舜天の墓だと唱える説の延長なんだけど。
この仲順大主こそが『舜馬順煕』ではないのか!と。
その謎を解く鍵は、同じく仲順エリアの中腹に位置する仲順公園にありました。
仲順公園
公園と言っても決して広くはなく、遊具が無いとは言わないけども遊びを満足に楽しめるような公園ではないわけね。
ただ、公園の奥にはかなり神聖なオーラを発するこんもりとした森が居座っていて、その森の手前に立派な祠があるわけ。
この祠の中に祀られている三つの位牌をしっかり見てみると驚きがある。
右側の位牌には『舜天』、左側の位牌には『義本』、そして真ん中の位牌には『仲順大主』と書かれているわけ!
この部分は後ほど動画でお届けします!(ケーブルテレビの放送後ね)
さらに公園の前にはウフカーと呼ばれる集落の大事な湧き水があるんだけど、そこの説明板に「仲順集落は元々ナスの御嶽(高台)付近にあったが、後にこの中腹の場所に移ってきた」とある。
これは何を意味するのか!?
仲順の『高台』にあったナスの御嶽には三王が祀られている。
そして御嶽近くには仲順大主のお墓、そしてその裏には舜天の墓と言われる墓もある。
さらに森の中には、義本の墓とも言われる『うなじゃらうはか』がある。
このお墓たちは今でも高台にあり、集落が中腹に移って来た時に人々と一緒に位牌だけは集落内に移り、新しい祠の中に大事に安置されている。
ではなぜ舜馬順煕のお墓だけが存在しないのか。
なぜ仲順大主の位牌が他の二人の『王』と一緒に祀られているのか。
これはもう、この二人がもしや同一人物説では!?という考えが濃厚になってきてもおかしくはないよね。
そしてここまで来ると、これらの三王は明らかに!
浦添よりも『北中城(当時は中城)』と強い関係性があったと言えるんじゃないのか。
さらにはこうも考えられる。
舜天は王位在位期間が結構長かったと言われている。
亡くなって舜馬順煕が王位に就いた時には、舜馬順煕はもう50も超えていたと言われたりもする。
そうなると、自らは先も長くないし、自分の子である義本へなるべく早く王位を譲り、自分は仲順へ隠居。もしくは元々仲順で暮らしていて、仲順大主として人々の暮らしを見守り村中の人から慕われていたのかもしれない。
そして義本が王位に就いた直後に世の中が大飢饉に見舞われ、義本は自分の不徳を嘆いて王位をその時の摂政である、自分たちとは血の繋がりの無い『英祖』に譲ることになる。
そして自らは『親』である仲順大主に匿ってもらい、その地で王妃と供に暮らし眠りについたというストーリー。
なぜ匿ってもらう必要性があったのか。そしてなぜ舜馬順煕は王としてではなく仲順大主として暮らしていたのか。
それはおそらく、英祖への王位禅譲が和平的ではなく、当時義本の摂政を担っていた『英祖』によるクーデターとして奪われたものではないかと思われるからだ。
舜天王統に関係する血筋の人間だと分かれば抹殺される危険性があった。
仮に平和的な禅譲であれば、英祖はかつて自らが仕えた王、なんであればその王統の先王たちを手厚く葬って後世まで墓をしっかりと管理させるはずだ。
自らはあれだけ素晴らしい浦添ようどれという王陵を造り、今の時代まで立派にその存在を示し続けているにも関わらず、なぜ先王たちの墓は北中城の山の中にひっそりと隠れるように存在しているのか。
ミステリーですね〜!
でも、こう考えると妙に納得もいきますよね〜!となると舜天王統は浦添よりも北中の方に関係性を深く感じられますよね〜!
かなりいいプロモーションコンテンツになると思うんだけど♪
ん〜、まさに琉球ロマン!
というね、今回のこれらの内容をさらに深掘り&ロケ収録も行っている番組が!
『来たくなったか北中ベイベー』として放送されます!
ぜひ!ご覧になってみてください♪
放送後の一枚は、まだまだリモート!根本要ならぬリモートだからね!
ワワワワケンロー!!!
E.KEMURA
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