今晩もやりきって参りました〜エフエム沖縄 Invisible RYUKYU!!
またまた、オヤジギャグハンパ無いってー!という感じでオープニング入らせてもらいましたが(^^;
聞き逃したという方はラジコでどうぞ!
6月最後の今週のテーマは『那覇』について!
というのも来週日曜の7月の8日は、その語呂合わせから『那覇の日』となっていて、那覇市が管理しているいくつかの施設が無料開放となるんです♪
それがこちら!
・那覇市立歴史博物館
・識名園
・玉陵
・那覇市立壺屋焼物博物館
であれば、この機会に今まで行ってみたことない施設などあれば、ぜひ行ってみるのもどうかなと思ってね♪ 無料だからってのも、そのきっかけになればいいことだと思うし。
もちろん外国人もフリーで入場できるので、彼らにもこの機会にぜひぜひ足を運んでもらって、新たに沖縄のことを知って欲しいなという思いで最新号のオキナワンダラーも『那覇の日』を特集してみているんです(^^)
ということでそこに絡めて、本日はラジオでも、せんだみつお!ナハナハ入りで『那覇市立歴史博物館』ご紹介しました(´∀`)
そのフォローアップをこちらで♪
まず、那覇市立歴史博物館といえば、何よりもその立地自体が特徴的!
なんと、パレット久茂地の中に位置していて、パレットの4階の一角が歴史博物館となっているんです。
意外と知らない人も多いのでは!?
んで、那覇市立歴史博物館と謳っているだけに、那覇の歴史に特化した博物館なんですね。
那覇といえば、そう、首里も那覇の一部なので、首里に関する歴史も細かく紹介されているし、琉球王国について、そして尚家についてもおそらく県内一詳しく紹介している場所ではないでしょうか。
というのも、なんとこちらに展示されている尚家の様々な美術工芸品、歴史的書物などなどは尚家第22代当主の尚裕さんが那覇へ直接寄贈されたということで、尚家直々のお宝ものたちなんです。
中でも『玉冠(ギョクカン・たまのおかんむり)』という、皆さんも近年の琉球国王に関する画やキャラクターなどでも見たことはあるはず、あの玉の宝石が所狭しと散りばめられた今や国宝にもなっている琉球王国時代の王冠!
その世界に唯一現存する当時の『玉冠』が、ここ那覇市立歴史博物館に所蔵されていて、ホンモノを見ることができるんですよ!
ただ、明日行って見れるというものではなく、年に二度ほど、ゴールデンウィークの期間あたりと文化の日の辺りに展示期間があるので、ぜひ次回の展示の際には改めて足を運んでみてくださいね♪
で、この現存する唯一という部分に実は Invisible があって、戦前までは少なくとも3つの玉冠が確認されていたそう。
そのうちの1つがこちらの那覇市立歴史博物館所蔵なんだけど、これは不幸中の幸いともいうのか、1879年の琉球処分に伴い琉球最後の国王尚泰が王国解体と共に東京への移住を命ぜられたことに起因する。
東京へ移ったその後しばらく経ってだが、王家の美術工芸品の一部も東京へ移され、後に起こる沖縄地上戦の戦火を逃れることが出来た。
その中の一つにこの玉冠も存在していた、というストーリー。
その後1996年に、尚裕さんによって那覇市に寄贈。
尚裕さん、他にも今回無料解放となる尚家が所有していた識名園、玉陵、それに崇元寺第一門の復元にも尽力を果たし、その後それらを那覇市に寄贈。浦添ようどれの土地も浦添市に寄贈している。
で、話は残りの玉冠二つに関して。
時は第二次世界大戦。地上戦間近となった沖縄で、王家の美術工芸品や文書などは当時の中城御殿の職員によって大型の金庫に保管され隠された。
しかし激しい地上戦の後、戻ってきた職員によって発掘されるも金庫の中身はすでに空っぽ。全て強奪されていたと。
で、70年代、その強奪されたと思われる王家の美術工芸品がオークションにかけられているのが確認されており、はっきりとそれらがまだ実在しているというところまでは把握できたようだが、その後の行方はつかめずにいた。
時を経て2000年の沖縄サミットの際、在沖米国総領事がこの事態を国務省に説明、琉球の歴史、戦争による国宝の強奪、アメリカ本土において存在の確認、県民は非常に心を痛めている、ぜひ何かしらの対応を求むと。
その説明を受けて国務省はこれらの盗難品をFBIの盗難美術品リストとして登録、世界に知られることとなる。
未だ沖縄の地には戻れていないが、少なからず一歩前進にはなったのではないか。
一刻も早く琉球の土地に戻って来れることを願いますね(><;
そんな琉球の波乱万丈な歴史が詰めに詰め込まれた国宝『玉冠』を自分の目で見て取れる那覇市立歴史博物館。
そしてもちろんそれ以外にも数々の歴史的お宝を展示してくれている那覇市立博物館へぜひ足を運んでみてください(^^)
北山王攀安知(はんあんち)が尚巴志によって北山を制圧された際に、自害したとされる刀『千代金丸(国宝)』の展示も定期的に行なわれています!
まずは知ること、目で見て、触れて感じること、それこそが自分自身のアイデンティティーを呼び覚ますきっかけになることだと思います♪
放送後の一枚は、せんだ・みつお・ナハナハ!を三人で再現してみた写真です♪
ワワワワケンロー!!
E.KEMURA
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