ポストっている?要らない? アイデア次第で価値は0にも100にも

気付きとヒント

以前取り上げた本『365日の広告コピー』によると、今日4月20日は『郵政記念日』らしい。

郵政記念日(ゆうせいきねんび)とは1871年4月20日(明治4年3月1日)に日本でそれまでの飛脚制度に代わり、郵便制度が始まったことに因む記念日である。

飛脚から郵便制度に代わった日って、すげーな。。

んでもって、今日のキャッチコピーは

『電波が届かないとこにも手紙は届く』

でした(´∀`)

郵政記念日という日に絡めてね。

ん〜、なかなか言い得て妙ですな♪

ついこの間、近年の郵便事情にちょいと苦言したところだけど(^^;

で、それぞれの日にこういうキャッチコピー+1ポイントメモみたいなのも紹介していて、そのメモが今日のは面白かったんですよ。

日本全国には郵便ポストがなんと、186,000個もあるんだって!

以前にアベニューで見かけた古いポスト!何年選手かね!?

以前にアベニューで見かけた古いポスト!何年選手かね!?

確かに何かを郵便で出そうと思って、ポストはどこだ?ポストはどこだ?って苦労することってそんなになくて、コンビニにもあるし、スーパーなんかにもあるし、もちろん普段使う通りにも立ってるし。

で、単純計算してみたわけ。

186,000個を47都道府県で割ると(そんなシンプルじゃないことは承知で^^;)

1県あたりに3,957ポストあることになる。

沖縄には41市町村あるから、それを41で割ると1市町村あたりに96個。

別の見方で捉えてみると、日本には1718の市町村があるらしく、186,000をその数で割ると1市町村あたり108個のポストがあることになるから、案外それくらいなのかも。

まぁ那覇と国頭とでは数が一緒なわけはないけど、おおまかには1市町村あたり50〜200あたりなんじゃないかな?

この数だけポストマンが毎日集荷・配達されてるというのにはホント頭が下がります。

ただ、この数、これだけの数をインフラとして捉えた場合、もっともっとこの立地、数、設置間隔などを十分に活かせる使い方があるんじゃないのかな?と思うわけです。

最近では同じような対象で捉えられる自動販売機、この数と立地性をうまく使って自販機自体をWiFi基地局にしようという動きもあるし。

ポストもこれだけの数、そして所有は国でしょ? 民間企業の所有物でもないわけだから無くなる可能性もかなり低いし、何かあれば罰則だって重く出来るし。だいぶアナログではあるけれど、これだけ整備されたインフラスポットはうまく使えればかなり効率のいいアイデアが生まれるんじゃないのかなと思うわけです。

もちろんWiFiのようなスポットとして使うのもありだし、GPS局利用、幹線道路やそれなりの道路にそれなりの距離を保って立っているはずだから、その特徴を活かしたマップ利用だとか道案内だとか、これからは自動運転とかドローンの無線中継スポットにだって成り得るはず。

話し飛ぶけど、こういう『ながら作業』、『ながらビジネス』、『基盤+α』というキーワードが今後すごく大事になって、業界需要&マッチングも伸びていくんじゃないかなと思うわけです。

今さら手紙?今さら郵便?今時ポスト!? メールでいいじゃん! ポスト要らんじゃん? てな考えももちろん分かります。

でも、例えばもし今から全国共通のインフラ的WiFi基地用スポットを全国に何万と立てるとなると? 場所はどうする? 誰が立てる? いろんな分野での『ゼロから作業』が出て来るわけです。

しかし、ポストのように今すでに物体として立っていて、稼動率はものすごい減っていたとしても、その特殊立地性は今の時代でも大いに使える!むしろ今の時代だからこそ重要度が増すこともあるんだと思うわけ。

そう、ウチもそうだけど、自分たちがやってきたこと、仕事として続けてきたことが今の時代には合わない、アナログ過ぎる、需要性が減少した、そういうことは時代の流れに沿って出てくるのは当たり前。

しかしその仕事やサービスの特徴を一歩外から客観的に見てみた時に、自分たちの強み、特徴はかなりアナログではあるけど、今の最新テクノロジーのこういう部分には大いに活かせる可能性がある!

ということも必ずあると思うんですよ。

時代に沿って必要性が疑問視されだしている『ポスト』のようにね。

これまで培ってきた経験、技術、ノウハウ、これは時代が変わっても決して無駄にはならない。

そのスキルや特徴をどう転換・展開していくか、ここが今一番求められている時代なんだと思う。

ほんとに我々世代は、時代の技術革命期の狭間に立たされている。

無くなる仕事もごまんと出てくると言われている、ロボットが何でもやってしまう時代になると言われている。

そこに立たされて、今までのスキルや経験をどう転換しどう生き延びていくべきなのか。

ポストのような立ち位置の大転換を考えていきましょう。

プリーズミスターポストマン!!ワワワケンロー!!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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