法事ネタが続いてすみません。。
でも、ここまではどうしても伝えたいなと思ったので書いておきます。
先日の親戚の法事においても、もちろんのように坊さんが自宅を訪れて供養をなさってくれたんですが。
ここ最近のお坊さんたちの説法とでもいうんですかね、それが見事に見事なもんで、ほぉ〜、ありがたい教えを頂いたな〜と毎度感心するんですが。
今回の坊さんのそれは特に印象深くって、坊さんたちの日々の勉強ももちろんそうだけど、何より人に伝える上手さというのが光っていたんですよ。
これって、まさに現代社会で言うところの『プレゼン力』じゃないですか!?
特に沖縄の法事だとかトートーメーの習慣だとかって特徴的で、なかなか教わることも少なくなってきたので地元の人もどういう意味でやってるのか分からないことも多くなってるはず。
本土から嫁いで来たり、県外からの婿として行事に関わる際にも、沖縄の風習を見よう見まねでやってはみるけどやっぱ本来の意味は分からないという人も多いはずですよね。
そういう方々に向けても、もちろんウチらのような世代に対しても、このように法事の場でいろいろとその意味を説法をしてくれるのはすごくいいなと思ったんですよ。
しかも、最近の定番なのか、坊さんそれぞれで資料と言うのか紙芝居のような形式で、ラミネートされた資料を一枚一枚めくりながら説明をしてくれる(^^; もうプレゼンそのものでしょ。
今後はそれが電子資料とかになって、その場でモニターに映し出して説法するなんてのも出てくるでしょうね。
いくつか覚えてる範囲で伝えると、『うーとーとー』は『御尊尊』から来ていて、尊敬の念を表す言葉。『とーとーめー』は『尊御前』、『うさんでー』は『御賛(でー)は忘れた。。』で、うさがる、頂くなど。(さすがにその場でメモ取るとかって不謹慎すぎるし。。)
このへんまではわりと知られているかなと思うけど、仏壇に供えるそれぞれのお供え物についてが興味深かった。
さすがにこのへんは仏教からの流れだとは思うけど。
お供え物には何かと『蓮』の模様が使われる。蓮は根っこが泥の中で育つけど、水面には美しい花を咲かせる。そういう部分から極楽へ生まれ変わる象徴として捉えられているんだとか。
あと、骨餅という白い餅を49個用意する。一番上には大きな餅を置いて、それが頭を表している。人間の骨は49で作られていたと信じられていた名残らしい。で、その餅を皆で食べて供養する。ワタシも前回頂きました。
線香(平御香)の6+6+3は、この世の全てのモノを対象としていて、6+6で12支(全ての先祖の干支)、3は陸海空のあらゆるもの、という意味だそう。
仏教では左の方がより神聖。なので仏壇側から見て左から順に『水』、『酒』、『茶』をお供えする。食事の際のお米も左側、とかさ!
なるほどね〜。こういう意味を聞きながらだと覚えやすいよね。単にどれはどこにお供えして、何と何を準備してってよりはさ。
ほんと分かりやすくて、口調も穏やかで、最終的には自分の持論的なお話もしてくれて。
すごくいい説法が聞けたと思うわけです。
こうなってくると、次回誰かしらの法事の際に誰かいいお坊さんいないかね〜となった時に、あ、あの坊さんスゴく良かったよ!
と紹介したくもなりますね。
これも今やSNSと絡めて坊さんだって自己PRが容易にできる時代、いや、口コミで皆さんに拡散してもらいやすい時代。
逆に感じ悪かったり、素っ気なかったりすると、、ここも悲しいかなやっぱり拡散されてしまう時代。
坊さんにも良くも悪くも『プレゼン力』が求められる時代になったのかもしれないね、『プレゼン力』ってやっぱ生きてく上ですごく大事な力だね。という話でした。
ワワワケンロー!!!
E.KEMURA
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