若者離れを止めるには、若者向けローカルスターをプロデュースしてみる

気付きとヒント

お盆ネタ続きます、胃が疲れてるってのにまた飲んで、本日も疲労回復ままならぬ40’sまで秒読みワケンローラーです。

さて、お盆の間はやはり知人友人の間でもエイサーの写真や動画をアップしてくれている率が高かったですよね(^^)

そういう時代なんですよね〜♪ いろんな青年会のエイサーがほぼリアルタイムに見れるのは確かに楽しいですね(^^) これが県外、国外でもライブだったりでも見れるわけで♪

と、ワタクシの方は家系のポジション柄、、ウンケー、ウークイはなかなか出歩くこともできないので、今年はナカビにこれまた糸満の喜屋武部落にエイサー観賞へ。喜屋武のエイサーも結構有名ですからね♪ 具志川の屋慶名エイサーを祖にしているとのこと。なので、わりと派手目な衣装で勇壮な型ですよ♪

ちょいと派手目な衣装に大きい振りが特徴の喜屋武エイサー!

ちょいと派手目な衣装に大きい振りが特徴の喜屋武エイサー!

ただ、それだけ名を馳せている喜屋武エイサーではありますが、昨年は若手不足によりあえなくエイサーが中止になりました。近年ではどこの部落でも若手不足が聞かれ、休止に追い込まれる青年会も多いよう。

そんな中、やはり地元やエイサーファンの後押しがあり今年は復活!OBの数が多いという団体にはなってしまったようですが、やっぱり盆にエイサーが無いのは寂しすぎる、例えOB集団であろうとも披露しよう!と。

やっぱカッコ良かったですね〜(^^)

MCの方も、ブランクあるメンバーばかりでちゃんと動けるか、足が上がるか心配でしたが、立派でしたね〜!と冗談交じりに伝えてましたが、ホント若者に負けないくらいイカしてましたよ〜!

喜屋武のエイサーは結構なロングバージョンで行なわれて、夜8時に始まり夜中2時ころまでやってます(^^;

今回はその最後まで見て来たわけなんですが、その目的の1つが、この青年会のメンバーで結成されたヴォーカルバンドグループ『岬』を見るためでもあったからなんです。地元では結構な有名グループで、ここ数年は毎年喜屋武エイサーのステージプログラムのトリを務め、エイサー会場がライブ会場へ変わるといった具合で。

ただ、先ほどから言うように、もうエイサーメンバーの大半がOBであり、その岬メンバーももう若手、というわけではありません(^^;

でも!昨年が中止になって2年ぶりの開催でも!

その岬のライブが始まると若い子からお年寄りまで、ステージ前に集まってきてノリノリでライブを楽しんでるわけなんですよ♪

これ、すごくいい流れじゃん♪

エイサーの地方が唄うステージが一瞬でライブステージに!

エイサーの地方が唄うステージが一瞬でライブステージに!

ローカルなスターかもしれないけど、ファンがいて、憧れであって、地元の誇りと思える存在。

この流れが絶え間なく続けば、毎年入れ替えとまではいかずとも、数年単位でもいいから青年会の中から選抜のバンドグループとかダンスグループとか作っちゃって、それがいわゆる若手や地元からの憧れの存在となる。

ああいう仲間に入りたい!ああいった人から憧れられるような存在になりたい!というスターをプロデュースしてしまうことで、若者への間口も広げながら青年会に入りたいという流れを作り出す。

既に今の若い子たちには青年会は大変だ、一旦関わると抜け出せない、というイメージが付いてしまってはいると思うけど、このままいろんなとこから伝統的な青年会やエイサーが無くなってしまうのはやっぱり寂しい。

そういう中で、この青年会から生まれたユニット『岬』というのは、今後の青年会のイメージを変えていける可能性になるかもしれない!と思ったわけなんです。

中部、コザやうるまなどのように、今でも青年会の存在自体が若者の憧れや羨望の対象であるならばそれでいいわけです。そもそもどこの部落でも古きはそういう流れであったはずなので。

しかし、そうではない地区、引き継いでいきたいけど若者が離れていってしまっている、どうにか若者にも伝統継承に関わってほしい、というところではこういうプロデュース的作戦を打立ててみてもいいんじゃないかなと思ったわけなんです。

実際やってみたら面白そうじゃない!?各地域でローカルなスターグループがプロデュースされる、ローカルかもしれないけれど、その地のスターが誕生する。沖縄だけじゃなく県外の過疎地などでも当てはめられそう♪

もしかしたらもしかして、そんなきっかけで音楽活動するに連れて、各々の隠れていた才能が開花して、定期ライブが出来るようになったりじょじょに火が付いてインディーズから~メジャーデビューなんてことも無いことも無い。

そうなってくると、そのスターきっかけで地域活性・町興しもできるし、観光客もバンバン来ますよね。今やネットでどんな僻地であろうと情報は発信できるし拾うこともできる。

あ!このグループカッコいい!イケてる!と思えば、その土地にも興味出るし、その土地の物産名産にも興味出る。これも1つのプロデュース作戦じゃないですか♪ 敏腕プロデューサーさえいればどこの地区でも可能だと思うんです。

そんなやりかたは伝統にそぐわない!なんて声は間違いなくあるんでしょうけど、じゃー途絶えさせるのとどっちがいいんだろうという話にもなるわけで。

もちろんこのアイデアはほんの1例に過ぎず、これが全てではありません。

こういうことから何かしらヒントが出て、地域の活性化、エイサーへの回帰につながるといいなと。

ワケンローラー40’s 秒読み男もやってみるかね!? 少年隊!? 青年隊!? 中年隊!?

スリ!スリ!スリスリスリスリヒゲソーリー!ぬんがよ!

エイサー、青年会は残したいカッコよさだね!ワワワケンロー!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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