昔の難儀は今の貴重、自然との触れ合いで自分自身をリフレッシュ!

気付きとヒント

はいさいー!

もう皆さん旧盆疲れの水曜でしょうね〜(^^;

ワタシも例外無く、しっかりと旧盆行事を務めてきまして、飲まれ過ぎの胃が痛むのウェンズデーしてます。

と、今年は日曜からの旧盆で、その前日の土曜には糸満までキビ植えの手伝いに行きましてね(^^;

もう身体中がバキバキな状態で日曜のウンケー、しかもウンケー当日に庭の手入れもしてと。

もう身体痛むなか更に身体にムチ打ってと、、胃腸だけでなく身体中が筋肉痛な旧盆明けとなっております。

え、本日はそのキビ植えをしてる最中思ったことを少々。

ワタクシE.KEMURAは度々お伝えしているようにヤンバル出身ではあるのですが、運がいいのか悪いのか?

正直、幼少期、青年期にはウチナーニーセーターには欠かすことのできないキビ刈りという農作業を、一度経験したことがあるのみだったんです。

それが30を越えてから縁あって、キビ作業にも参加する機会を持てるようになり(^^;

刈りの方はなんとなく要領も掴んできたところですが、先日は初めて植えの方を体験してきたんです。

植えの方は、整地された畑にキビの苗を植える、というより、ポンポンと配置していって土を被せていくという見た目は単純作業なんですが、敷地の大きさがなかなか広くて、なかなかの作業でした。。

しかも、恥ずかしながら初めて知ることも多々あって。。

キビの苗は、自分とこの畑のキビの一角をタネ用として残し、そのキビを刈っては20cmくらいの長さづつに切って水に浸けておいて保存。

その後バケツや桶ごとで畑に持っていって苗を汲み取っては植え付けをしていくこと。初めての体験! 水にキビを浸けているわけだから、その匂いもスゴいわけよ、んでも慣れてくるとやっぱキビなんだや、テキーラの匂いに感じてくるわけよ(^^) しかも、自分とこのキビから苗を作ってまた植え付け、スーパーリサイクルじゃん!

既に植えてるキビの一角を苗用に刈ってタネづくり

既に植えてるキビの一角を苗用に刈ってタネづくり

刈ったキビの皮を剥く

刈ったキビの皮を剥く

タネ用の長さにカット

タネ用の長さにカット

水に浸けて保存、なもんだから匂いがスゴい(^^;

水に浸けて保存、なもんだから匂いがスゴい(^^;

してその苗にしても初耳があって、20cmくらいの長さに芽が2カ所くらいあって、その向いている方向を揃えて植える方がいいとか、芽がなるべく下を向かないように植え付けするとか。それによって育って来た時の管理がしやすかったり、ばらつきがなく生えてくるので収穫量にも影響してきたりだとか。

これだけの広さに植え付けしていきます。。数えたら138畦あった。1畦に150本くらいを撒きます。

これだけの広さに植え付けしていきます。。数えたら40畦近くあった。1畦に150本くらいを撒きます。

苗を1つ1つ置いていきます。

苗を1つ1つ置いていきます。

置いたら足で土を被せます。

置いたら足で土を被せます。

作業はホント単純作業を黙々とこなすわけなんだけど、この炎天下だからね、熱中症の危険もあるし、一応休み休みはするんだけど、水の摂取量もハンパないさ。んでも、これまたアルコールデトックスというところか、汗がダクダク出て来るのが気持ちよくってね〜♪ 水も美味しいわけよ♪

で、このあぜ道を何往復もするわけなんだけど、柔らかい土の上を何度も往復するわけで、もう足が取られる取られる、そんな状況で片手にはキビの入ったカゴを持ち、エッサホイサと植えていく。

作業中は何事も考えず無心になれたり、逆にいろいろ考えたりもする。農業ってやっぱ偉大だよな〜、大変だけどこうやって生産者がいてくれるから美味しく栄養のあるご飯を頂けている。んでも世界はどんどんロボット化、IT化していっている。

例えば農作業でもこういう作業は近いうちにロボット化されるんだろうな。んでも、こういう部分はやっぱまだ人間がやった方がいいんだろうな、とか、ほんと現場に足を運び、実際に自分で作業するからこそ気付けることというか、アイデア、人的労力を低く抑えるには?という考えも浮かんでくる。

土を被せ終わった状態。こっちからあっちに歩くだけでも結構大変。それを何十往復しましたね。。

土を被せ終わった状態。こっちからあっちに歩くだけでも結構大変。それを何十往復しましたね。。

もっと言えば、こういう作業に没頭していると、なんだか自分の仕事も含めてだけどITとか最新技術とか、人工知能とか、そのあたりとちょっと無縁になれるというか、いつもいつも仕事に追われて、パソコンをカタカタやって、人とのつながりと疎遠になってしまいがちな近代の世間というものを一歩引いて客観的に見れるというのか。

脱サラして農家になるって人の気持ちがなんとなく分かった気もしたんだよね。

汗水垂らして自然と触れ合って、今日も一日頑張った!って夕日見ながらビール飲んで、ハルサー仲間とゆんたくして♪

まぁ、自分の場合にはまだそこの境地には至れませんが(^^;

とにもかくにも良い経験したな〜って♪

畑越しに見る夕日はすごくイイ♪ この景色を肴にビールって、すごい贅沢♪

畑越しに見る夕日はすごくイイ♪ この景色を肴にビールって、すごい贅沢♪

作業後はヒージャー刺身で慰労会♪

作業後はヒージャー刺身で慰労会♪

グーサンウージももらって帰る(^^)

グーサンウージももらって帰る(^^)

こんな自分ですら、良い経験させてもらった!と思っているなら、世の中にはもっともっとこういうことを体験したい!という人がごまんといるはず、なんならお金払ってでもやってみたい、または子供に経験させたい!という親御さんもたくさんいるはず!

と思った、いやほぼ確信したよね。

自分はこれからも定期的に作業に関わるわけなので、これからは希望者も募ってみて、農業体験、そして農家さんへはいいボランティアとして関わってもらえるような橋渡しもしていきたいな! 以前は援農隊ってサポーターも結構いたそうだけど、今は農家さん大変してるっても聞くし。

その体験者が外国人ならウチらのネタにもなるし(^^) 沖縄の農業を世界発信!という形にもなり得る♪ こういう作業通して国際交流にまで持っていければ、こんな嬉しいことは無いさ〜!

このブログを読んで、確かに自分も経験ないな、やってみたくてもきっかけが無かったな、やれるんなら一度はやってみたいな!と思ってくれる人もいると思います。作業を体験することで先人たちの偉大さを改めて実感できたりもします♪

ウチナーンチュとして、ウチナーに住んでいる人間として、キビ作業に携わる経験無いのはもったいないですよ〜!

次回一緒にいかがですか〜!? アナタのご参加お待ちしてまーす!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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