第一尚氏最後の王『尚徳王』は、喜界島征伐の際に安里八幡宮を建立し、無事戻ったところ泊の港で清水を持ち迎えてくれた女に感動し、その女を泊大阿母に、その夫を泊地頭に引き立てたと伝わる。
実はこの女は尚徳王の妹で、母親は尚徳王と同母(尚泰久王の側室)だという。

そしてこの妹の夫こそが呉氏泊宗重だ。(ここかなり重要)

尚徳は尚泰久王の三男で、妃の子ではないが王位を継いだ。
なぜか。

長男、次男が護佐丸の娘(妃)との子だからだ。
四男と長女百度踏揚もである。
護佐丸は第一尚氏に忠臣を貫き、娘まで嫁がせた。
しかし最後は謀反者として滅ぼされた。孫たちも排除された。
その怒りたるや。
金丸を担ぎ出した安里大親は護佐丸の弟である。

(護佐丸&金丸こそが虎視眈眈と王権転覆を狙っていた可能性も否めないが)
The following two tabs change content below.

E.KEMURA
代表 : 株式会社 琉球Press
沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!

最新記事 by E.KEMURA (全て見る)
- 『杜の賑わい』に感じたウチナーナイトエンタメの可能性! - 01/25/2025
- 琉球空手を小説から学ぶ!これは分かりやすい! - 01/19/2025
- ティーダカンカン本部でタンカン食べ放題! - 01/18/2025