先日のユッカヌヒーのハーリーは、見事なまでに晴れてくれましたね!
ほんとにスゴいことだと思います。旧暦パワー!!
で、ワタクシE.KEMURAも、次号が慰霊の日特集となる予定もあるため、糸満での戦跡取材に絡めて糸満ハーレーも観に行ってきました♪
今年はウガンバーレーを観戦できた!
これまでも数年連続で訪れてはいるんですが、今回はしっかりウガンバーレーというハーレー競技の前に行なわれるウガン(御願)のためのハーレーに間に合うようにと朝早くに出掛けてきました♪
ギリでスタートに間に合うことができ、初のウガンバーレーも観ることができましたよ!
ウガンバーリー動画も撮ったよ♪
やっぱカッコいいですね〜!実はワタクシE.KEMURAは名護出身のシティボーイなので、ってマギーハリセンでちんじゅく頭すぐられそうだけどや、いや、正直これだけの伝統的なハーリーには参加したことなくって、あって若かりし頃に万座ビーチの県知事旗争奪ハーリーに数回参加したことがあるだけなんです。
それもただただ飲んで騒いでハーリー漕ぐ頃にはもうベロンベロンになってしまって、鐘が鳴っているのか飲ーんで飲んでコールが鳴っているのか区別がつかないという本末転倒な事態を経験してきた程度で(^^;
こういう伝統を継承している地区、若者ってカッコいいな〜と本気で思うわけなんです。
で、ハーレーを満喫していると、やはりアメリカの祝日ということもあってでしょう、ハーレーを観に来ている外国人の数も例年より多かったですね〜! しかもあの漁港周辺の昭和感たっぷりなノスタルジックな雰囲気、外国人たちにもある意味新鮮に映ったはずですね♪
平和祈念公園への来園者率に驚きと気づき
そしてハーリーを満喫後に、そのまま平和祈念公園へと足を伸ばしました。もう、ものすごくいい天気でですね、摩文仁の丘の緑、そびえ立つ崖と紺碧な海のコントラスト。ため息の出るような美しさ。
しかし、70年も前の惨く悲惨な戦時下においては、皮肉にもこの美しいコントラストが悲しみと苦しさと憎しみと、人間の血で赤く染まりきっていたんだなと。
この崖から身を投げざるをえなかった数えられないほどの尊い命を思うと、ほんとにやるせない気持ちになります。いざ自分がもしもその時代に生きていたと考えると、何の罪も無い人々、家族を失い、家も土地も何もかもを失い、悲しみと涙は枯れ果て、戦争をどれだけ憎んだことだろうと。そう考えるとホントに、戦争を生き延び、辛くとも笑いを忘れず、たくましく生きて来た我々の先人たちのスゴさ、献身さ、感謝感謝に尽きないよね。
そんなことを想う中、ここまでで終わらなかったのよね昨日の平和祈念公園参拝は。
駐車場に着くと、やたら目に付くYナンバー車。
ふ〜ん、やっぱり今日がメモリアルデーということだけあって、戦没者に対して、戦争に対しての追悼の意識は結構持っているんだね〜と。
で、平和の礎を歩き、摩文仁の丘へと向かう。
すると、修学旅行生がたくさん来てくれているのは毎度のことだけど、それ以外にすれ違う人、目に入ってくる家族、全て外国人なわけ。
しかも、小さい子を連れて、ベビーカー押しながらも熱心に所々の説明文書に目を通している。
これだけ戦争に対する意識ってしっかり持っているんだ。
どういう歴史教育を受けているかは分かりませんよ。アメリカは戦争を機に大きくなってきた大国というバックグラウンドもあるし。捉え方は国によって大きく違うことは間違いない。
ただ、彼らは実際にここ沖縄に来て、こうやって沖縄的な視野での戦争の歴史にも目を向けている。
その後どういう意識の変化があるのか無いのかも分かりません。
しかし、こういう風にしっかり歴史に向き合ってる姿ってのは、ある意味見習うべき姿でもあるんじゃないかな?って思ったわけなんです。
我々ってどうでしょう? 戦争は惨く悲惨なもの、二度と繰り返してはいけないもの。そう教えは受けている。修学旅行や平和学習で平和祈念公園も必ず一度は訪れてもいるでしょう。しかし大人になり、その時以上に自らの意志を持って、改めてこの場を訪れるウチナーンチュってどれくらいいるのでしょうか? 慰霊の日にしても、やった沖縄だけ休みだー!と本来の休日の目的を見失っていたりはしないでしょうか?
何が戦争を起こし、なぜに人と人が憎しみ合わなければならなくなったのか。そして時代を経ても今なお、変わらず憎しみ合っている現状もある。
世界平和の実現は、おおよそ難しいことも理解はしている。それでも、少なくともそこに向かうためには、自分には何ができるのだろう、何を学び何を伝えていかなければならないのだろう。
せめてそう考える日にしてもいいんじゃないのかな。半日でもいい、数時間でもいい、単に休みだー!ではなくさ、平和祈念公園でピクニックでもいいさ、子供広場に遊びにいくついでに資料館寄るでもいいさ、そこから何かは変わっていくと信じています。
そんなことを深く考えさせてくれたメモリアルデー&ユッカヌヒーでありました。
あと、シタタカにビジネス論も無理矢理くっつけると、多くの外国人がメモリアルデーにはこういう行動を取るということが分かりました。
では、外国人をもマーケットに考えているアナタのビジネスなら? 何をどうできるのでしょう? 彼らが何を求め、何があったら喜んでもらえるのでしょう? 『シタタカさ』は、ウチナーンチュにとって必要不可欠な要素、『キーワード』だとワタシは考えます。
コレもワタシのロックンロールなんです。ヨロシク。
相変わらずの長文、拝読テンキューロックンロール!!!
E.KEMURA
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