琉球史学びウィークエンドラストの日曜は、南城市の中央公民館まで足を運び、
『琉球の銭をつくって尚泰久王に見せにいこう!』というイベントに参加してきました♪
こんなタイトルが目に入ったら、そら〜もう参加せずにはいられない!
というわけで、今回も実りあるイベントでしたね〜♪
金曜日に参加した万国津梁の鐘の講演ともバッチリ内容が重なってくる!
尚泰久王は第一尚氏第6代目の王で、かなり波乱万丈な人生を送っています。
王位継承にあたっては、兄である尚布理と甥っ子である尚志魯が骨肉の争いを演じ、双方破滅し急遽王位へ就いたと言われる。
また在位中には護佐丸・阿麻和利の乱が勃発し、有能な家臣も失うなど。
そのような乱世であったためか、仏教に帰依し、お寺や鐘を数多く造らせている。
さらに琉球初の本格的な貨幣も造らせており、尚泰久の神号である『大世』を基にした『大世通報』が流通しているのだ。
その大世通報を再現しようというのが今回の企画♪
沖縄県立博物館・美術館から講師が派遣され、かなり本格的な銭造りを体験させてもらったというわけなんです。
型枠などにはシリコンなどを使ったものの、行程はほぼ当時の作り方を模倣。
こんな立派な『大世通報』を再現させました!
このコインを持って、近くの尚泰久王の墓まで行きウガンしてきました♪
尚泰久王の遺骨は現うるま市の伊波に葬られていたんだけど、それが今では南城市の玉城に葬られています。隣には尚泰久王の長男『安次富加那巴志』の墓もあります。
またこの近くには兄である『尚布理』の墓もあり、
娘である百十踏揚の墓も近くにあります。
しかもこのエリアは富里と書いて『ふさと』と読みます。尚布理(ふり)の名前との関わりもありそう。
このように未だ第一尚氏の残り香がプンプンする南城市!
まだまだ新たなロマンを発見できそうですね♪
E.KEMURA
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