米軍基地の中にも『国際通り!?』

琉球ワケンロー

前回お伝えした『プラザハウジング ロウワープラザ』に関連してもう1ネタ😁

ベースの中って、もうその中で生活完結できるくらい何でも揃っているんですね。それくらいデカい。

ということで、道にも通り名などが付けられていて、住所も○○ストリート何番とかって感じなわけ。沖縄にあるから沖縄の番地、というわけではないんです。

フェンスの中はもう完全にアメリカなんです😅

で、こういうストリート名が刻まれたポールがあちらこちらに建てられている。

大抵はアメリカの州名とかシティ名なんかが付けられているんだけど、これは面白い!

こう書かれている

『ERNIE PYLE RD』

そう!『アーニーパイル ロード』なんです!

アーニーパイルといえば、沖縄戦にも従軍した米軍の従軍記者で、彼の記事はアメリカで一躍大人気・一大センセーショナルを引き起こしたと言われているんです。

沖縄戦(伊江島)で戦死し、伊江島には碑が建っていますね。

そして戦後まだまだアーニーパイルの名が英雄とされている頃。

一人のウチナーンチュが牧志の米軍資材置き場に目を付け、米軍との交渉に交渉を重ねてウチナーンチュを元気付けようと『劇場』を造ったんです。

それが『アーニーパイル國際劇場』

米駐留軍や軍政府に好感を持たれるようにとの想いがあったとか。

造ったのはウチナーきっての実業家『高良一』、そして交渉に大活躍したのが『川平朝申』だったのです!川平兄弟の叔父さんにあたりますね。

このアーニーパイル国際劇場からアーニーパイルが抜け落ち、現在の『国際通り』と呼ばれるようになったんです。

そしてこちらの高良一氏、ものすごいんですよ😁

海邦銀行の前身となる『第一相互銀行』を設立、一銀通りも実はこちらの銀行名から通り名が付いた。

さらに東急ホテルも、そして近年まで廃墟ホテルとして有名だった😅 中城の高原ホテルも高良氏の手掛けたプロジェクトだったのだ!

という、アーニーパイルにちなんだアーニーパイルロードの標柱が残ってた、という話でした😁

もっと詳しい内容知りたい方は、以前書いたブログもどうぞ♪


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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