それでいいのかな〜浦添西海岸 さぁみんなで考えよう

琉球ワケンロー

最近ニュースや新聞などでも取り上げられることが多くなっている『那覇軍港・浦添西海岸移設問題』

移設議論は40年以上も前からあって、ようやく浦添に移設が決まったのが24年前。

んでもまだまだその後も紆余曲折あって、ついには反対派の松本市長が当選し、白紙とまではいかないまでも色々な条件を付けての移設にまで引っ張り上げた。

そして軍港機能を北側に持ってくるか南側に持ってくるかでまた難航して、この8月に浦添が北側案に譲歩する形で40年以上の時を経て全ての合意が整った形。

しかし、そんなこんなの40年の間にキンザーの後ろに道路が通って、人々がキンザー裏の自然豊かな海の存在に気が付いた。

皮肉かな、こういう話は沖縄には少なくはなく、基地があって手付かずになっている自然があることは事実だ。

今まではキンザーの存在があって、浦添市民のそれも僅かな人間のみが知る手付かずの自然が残るカーミージーが、キンザーを飛び越え裏手に道路が通ったことによって多くの人間が知る運びとなった。

今では県内二番目の面積を誇るショッピングセンター『サンエーパルコシティ』が完成し、その好ロケーション故に素敵なサンセットを楽しもうとサンエーやその前の海岸に集まることが地元人間のトレンドにもなっている。

そこに今度はその海を埋め立てて那覇軍港が移設され、軍港機能受け入れと引き換えのように商業施設、バース、マリーナ、ビーチ構想が持ち上がっている。

確かに受け入れを余儀なくされた以上、犠牲を受け入れる以上、それに伴う見返りを求めることは必要かもしれない。ここは相当断腸な思いだったはずだとも理解できる。

しかし、この自然豊かな海の存在を知った今、県民が自分ごととして無関係でないことに気付いた以上、ホントにそれで進めていいものだろうか。

もしも移設作業が難航せず、西海岸道路建設以前、もしくはと西海岸道路と一緒に開発・完成していたら、キンザーの存在に隠れて人々の関心はここまで高くなかったんだろう。

ここを今どう捉えるべきなのか。

県内経済団体、企業団体などは早めに受け入れを示し着工を進めるべきだと松本市長に訴えていると聞く。

那覇市長もデニー県知事も移設推進派だ。那覇軍港の跡地利用の方が何倍も何十倍も県経済を活性させるからと。

ん〜、、やっぱ腑に落ちない部分はあるよね。

軍港ならいいんだ? 那覇から軍をどかす為なら他に移させてもいいんだ?

あれ?北部のあっちの話とはなんだか矛盾してんじゃないのかや??と。

ふつーに考えて疑問に思うのが当たり前だと思うけど。

だから、浦添西海岸のことが自分ごとになった今、県民ももっぺん双方比較しながら考えてみた方がいいよねって。

どっちが正しいなんてことは言えないし、正直そこに正解は無いとも思ってる。

だけどもうまく利用されるのだけは嫌じゃね?

それらしいことだけベラベラと並べ立てて、一部の人間の私利私欲や利権のために、自然も奪われ友情も奪われ、家族も分断されトゲトゲしいウチナーにさせられるのは嫌じゃね?

ハワイを目指す東洋のワイハへって夢もあっていいけど、今のハワイは貧富格差とんでもねーらしいよ。富裕層がバンバン乗り込んできて現地人が排除される。物価も土地も高過ぎて住めない、売らざるを得ない。

沖縄、、すでにそういう雰囲気始まってない?? 真似るだけが立派か? 

移設推進・反対どっちにもどっちの言い分があるし、考えや理想構想、それが今後の沖縄のためなんだって気持ちがあるってのも分かるっちゃー分かる。

だったらもっと真正面からさ、正々堂々とさ、包み隠さずロックンロールでバトルすべきじゃん!?

その場逃れの、政治生命の為だけの上っ面はホントやめてほしい。

多分軍港移設はもう止めらんない、でもそれを機にウチナーンチュが目を覚ますきっかけになれば、それはそれで沖縄にあるべき歴史事実であったと後々言えることなのかもしれない。

ちゃんと目を向けよう。パルコの上から眺めてみよう。

ここに軍港を含めた商業エリアなんてホントに必要なのか。

それこそ新基地なんじゃないのか。北の方より実は問題なんじゃないのか。

うまく言いくるめられるのはやめよう。しっかりと考えよう。

その上で、県民一丸でしたたかにやり切ろう!

それも立派なロックンロールだ!

ひとまずその海の前を歩きながら、ライブ配信して外国人向けにも訴えてみた。

What will be happened to the Urasoe West Ocean!?

ワワワワケンロー!!


The following two tabs change content below.
E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
タイトルとURLをコピーしました