今朝、普段通りに出勤し事務所で業務をこなしていると、ふと何かしらの視線を感じるので外を見てみたら。
玄関の外から、あり得ない物体がこちらを見つめている!?
え??
え(゚ω゚;)??
か、カニ!?
なんでカニがこんなところに??
ここから海までそんな遠くはないけど、カニが歩いて来れる距離じゃない。
ん〜、まさかその辺の川からか?
遊びに来たのか? この数十年で初めての光景だ。。
とりあえずここに居てもカニの生活は出来んだろうし、
道路に出てしまうと轢かれてしまうのがオチだろう。
よし、捕まえて川に放しに行こう!と、素手では危険な大きさなので、トングで挟んで川まで(^^; 挟むのが得意なカニが逆にトングに挟まれて、、って結構滑稽な光景だった。
川に放した瞬間、まさに水を得た魚のように岩陰に走って行きよった。
ん〜なんだったんだろう。浦島太郎のような話の流れだな。
しばらくして、ふと思い浮かぶ最近の不思議な出来事があったではないか。
まさかのあのカニの正体とは!?
実はこの週末に弾丸で石垣に行って来たわけ。
やっぱ古い集落を散策するのは楽しいんで、歩きながら風景なんか見て回ってたら、まさかのでーじな看板見つけたわけ!
なんと『池村鍛冶屋』!!
そらビックリしたよ!
ただでさえ同性ってなかなか見かけること無いのに、まさかの石垣島でしかも鍛冶屋って!!
琉球史を振り返るとわかると思うけど、
鍛冶屋は昔『カンジャーヤー』と言ってすごく大事な職人だったわけ。
察度が平民から国王までという有り得ない大出世を果たせたのも、父親である奥間大親(奥間カンジャーヤー)の技術があったからこそだと思う。
尚巴志が鉄を仕入れて農具を作り、人々に分け与えたのにもカンジャーヤーの存在が大きく関わる。
もちろん刀だってそうだからね。もしかすると名刀『千代金丸』なんかも!?
その鍛治技術はやはり、遥か昔に大和から流れて来た事は間違いないんじゃないかな。
察度の弟、泰期は鍛治の技術を生かし村々で信頼を集め『カニマン(金満)』とも呼ばれた。
カニマンはカンジャーヤーの別称だとも言われ、様々な地域にカニマンに関する聖地がある。
それこそ察度の出身地大謝名には弟泰期の墓とされる『カニマン墓』があり、小禄にも泰期が居城したとされる『カニマン御嶽』がある。
金丸(尚円王)を匿い、追っ手から逃れさせた事で後年士族に取り立てられたのも泰期の子孫である奥間一門だ(現座安家)。その嬉しさを歌った歌が『かぎやで風』であり、『鍛冶屋で風』がその原型だとも言われる。
また大里にも(ボスイケ大里列伝も呼んでね)、近年まで人々が近づいてはいけないとされていたほど神聖な場所があって、それも『カニマン御嶽』という。
上の池村鍛冶屋の看板の上には、二つのカマがカニのハサミのように交差してるし、
このカニカニ続きは、竜宮かどこかからの使者が、何かしらのメッセージをカニとなって運んで来てくれたのか!?
そしてまさかの、このカニ動画をアップしたところ、釣り好きの知り合いから『弁慶ガニ』っぽいねとコメントが入った。
な、ナヌー!? ここにまた弁慶という源義経の『源氏』が入り込んできた!!
もしやカニとなって現れて、琉球の隠された歴史をもっと紐解いていけ!とエールを送ってくれたのか!?
なんて思ってしまうロックンローラーなのであった。
ワワワワワケンロー!!
E.KEMURA
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