マーケット開拓にはマーケット特性を知ること

ビジネス

はいさいワケンロー!

行ってきましたよ!先日告知もさせてもらっていた沖縄和僑会の1月定例セミナー!

今回は「“まだまだあるある”在沖米国人向け潜在的ビジネスチャンスの発掘」と題して、在沖米国海兵隊コートニー・マクトリアス基地渉外官:梅原 一郎氏を招聘して講話が行なわれました。

先日もお伝えしたように、以前にうるま市がサポートする外国人向けマーケット開拓セミナーみたいなのに参加した時に梅原さんがコーディネーターを努めていて、すごく内容が面白かったので今回も楽しみに聴きに行ってきたんです♪

いや〜、今回もすごく興味深い内容で今後に活かせそうな内容が詰まった講話でしたよ!

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日々渉外官として軍人相手に業務に携わっているからこその気付き、ビジネスチャンスの発想、こういうことを求められてるのになんでそういうサービスが無いのか、これだけニーズがあるにもかかわらずなぜ応えられている商品がないのかなどなど。なるほど〜!と思うと同時に、自身でもおっしゃってましたが、その気づきをビジネスチャンスと捉え民間にヒントとして投げかけてる軍人関係者はいないだろうなと思いましたね。

どれをとってもビジネスになりそうなヒントばかりでした!

マーケットニーズはある、その需要にどうやってアプローチしていくのか、どうやって引き寄せてくるのか。そのノウハウというか、彼らがどうすれば自分のお店に来てくれるのか、どうすれば自分たちのファンになってくれるのか、何が彼らをリピートさせるのかなどなど。

このあたりはワタシ自身が日々クライアントに伝えることとも共通していたので、ある意味確信に至ったのと、それプラスでいろいろと勉強にもなりました♪

マーケット開拓にはマーケットの特徴を知ることが大前提

例えば一つお伝えすると、まずギフト(贈り物)という概念が違う。ギフトとして喜ばれる対象も違うんだと。

彼らは物を贈り合う社会、何かの記念日やパーティーにつけて贈り物をする。しかし戦後70年以上も経つのに、70年以上も入れ替わり立ち替わりで人々が常に動くマーケットなのに、贈り物文化に対して沖縄の贈り物はコレだ!という沖縄定番のギフトが産まれていない。これだけ特殊な文化の中、日本とも違う文化の中にありながらそれを産み出せていない。

物産展やお祭りに出店してるようなありきたりな商品ではダメ。梅原氏がびっくりした彼らの欲しい物というのがおもしろい!

一人の高官はうるま市の、しかも具志川のマンホールが欲しい!と頼んだという。具志川のマンホールの画は3対の闘牛が描かれていて、石川のマンホールの闘牛1匹よりもカッコいい!これを本国の自宅の庭に飾りたいと言われたという。具志川がうるま市に合併されたらどうせ処分されるんだろう?だったらくれてもいいじゃんと(^^;

これ、ある意味ビジネスチャンスですよね!そもそも発想が違う。

別の高官は、ハーリーに使う『カイ』が欲しい、あれを自分の家の客間に飾りたい!と要望したそう(^^; それはいろいろ業者をたどって実現させてあげたらしいですが。

はたまた闘牛の勝った牛に掛ける幕みたいなのがありますよね、あれが欲しい!とか。海に浮かべるガラス玉の赤色が欲しい!とか。

ほんと突拍子もない相談が後を絶たないんだとか。

でも考えてみればその一つ一つがビジネスチャンス。そもそも文化というか国民性というか発想自体が違うわけで、そこに刺さるサービス、商品じゃないと売れないわけでヒットしないわけなんですよね。

だからこそ彼らに向けたサービスを展開するには、彼らと接する、ニーズを引き出す、理解する、そして喜ばせる対応を身に付けアクションを起こさないといけないんだと。

文化・習慣を理解しないと気遣いのつもりが無骨に映る

接客も分かりやすい例。別に流暢な英語対応なんか必要無い、逆に喋れ過ぎると要望が多くなったりして逆効果になる場合だってあると(^^; 確かにそれってあるんあるなんですよね。ワタシ自身も、外国人マーケット興味あるんだけど英語喋れるスタッフがいないから〜と言われること多々ありますが、いやいやご自身ですら中高と英語習ってきましたよね!? それって他の国では喋れますっていうレベルなんですよ? 自分で可能性潰してどうするんですか?まずやってみましょう!とお伝えしてます。して、ホントに片言の方が良かったりもするわけなんです(^^)

それから日本の飲食店は気遣いが全然できていないと。入店してきたらハロー!ハワユー!と声かけるだけで外国人客は安心してくれるもの。異国の地でどういう店かも分からず勇気絞って入ってくれてる場合もあるんだから。

そしてお食事中に How is everything? と聞くだけで自分たちのことを気遣ってくれているんだと心を開かせられる。そして最後のお会計の際にも How was it? と聞く。そこから若干の会話でこの日の思い出を記憶に残させる!

なかなか日本人的感覚だとしつこくないか、余計なお世話だと思われないかと思ってしまいがちですが、上に述べたようにそもそも文化や習慣、思考が違うわけなので、喜んでもらえるならまず実行しましょう!相手の反応に納得するはずです。

それに加えてプラスα意識して欲しいのが、相手の名前を覚える、家族構成を覚える。その特別感が彼らをリピーターに変える。久しぶりに訪れたお客さんなら、久しぶり〜!Long time no see ○○さん〜!How are you doing? と声かけるだけで次も必ず来てくれるようになる。そして自分のことも必ず覚えてもらう!名前難しければ自分のニックネーム付けちゃう!それくらい人対人の文化なんです。

アナタのビジネスにも可能性は!?

彼らの口コミネットワークのスゴさは知っている方も多いはず。そう、自分のお気に入りは誰かに教えたくなる、誰かを連れて行きたくなる場所になるわけなんです。その連鎖が彼らの定期的に入れ替わるマーケットとすごくマッチするわけなんです。沖縄に来た際に誰かに紹介してもらい、自分が帰る前には誰かを紹介して帰る。なんて理想的なんでしょ!?

自分のビジネスに当てはめてみてください。大概において自社マーケットの対象としても捉えることができるはずです。そしてこのマーケットを今段階から取り込みサービス展開していくことは、今後ますます巨大化するインバウンドマーケットを取り込む際にも We are ready!! と焦ること無く出遅れること無く一気に取り込みが行なえる強さにもなるんです!

 

と、ちょっと書きすぎたところで、本日はこのへんで(^^;

また書き足りない部分は後日書き足しますね〜!

供に自分自身の可能性も、ビジネスの成長も伸ばしていきましょう!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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