ギノワンダラー Vol.17 『大謝名にトンネルが!? 軽便鉄道と宜野湾 パート1』

ギノワンダラー目指せ宜野湾大使!

戦前、沖縄には軽便鉄道という鉄軌道が走っていたことをご存知でしょうか。

那覇の現バスターミナルを中心として、北は嘉手納まで、南は糸満まで、東は与那原まで走っていました。

その路線上の一部として宜野湾にも駅が3つあったんです。

大謝名駅、真志喜駅、大山駅です。

宜野湾はわりかし路線跡が今でも残ってる方だと思います。

那覇から現パイプライン沿いに北上し、城間に向け折れて海側に下りる。これはおそらく浦添グスクから伊祖グスク、そして港川に連なる浦添丘陵を迂回するルートだったと考えられます。

そして宜野湾に入り大謝名あたりで一旦内陸に入り、真志喜から大山にかけてまた海側へとルートをとる。(大山小学校の裏道あたり)

ちょうどコープ牧港、マチナトボウルの前の道が路線跡で、今では住宅街と変わってしまった突き当たりの三叉路も真っ直ぐ伸びて現在の大謝名交差点に差し掛かっていた。

右斜め下から左斜め上に鉄道が走っていた

この突き当たり直前右手に大謝名駅があり、現大謝名交差点は軽便路線が直進し、その上をトンネルのような形で道路が通っていたのだ。

右手の建物あたりが大謝名駅だった

未だその当時の写真を見つけられてはないけど、そういう交差点だったというのは間違いないらしい。

〒901-2225 沖縄県宜野湾市大謝名5丁目13−2
〒901-2225 沖縄県宜野湾市大謝名5丁目13−2

そして旧大謝名駅向かい側はなんとも不思議な小高い丘になり、荘厳すぎる古墓があったり、昔懐かしい人一人しか通れないよう迷路のようなスージー道が今でも残っている。(この数ヶ月で開発が進んで、いつまでこの風景が残されるだろうか)

という感じで、少しばかり軽便鉄道と宜野湾の歴史を伝えていこうと思います♪

大謝名駅跡近くには宇地泊クンカーもある

ワワワワワケンロー!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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