ほんとに今年の梅雨は大丈夫なのかいね〜( ̄Д ̄;
毎日取材日和で我々に取っては仕事はしやすいんだけども。。
そろそろ降ってくれないと心配だな。。
さて!
そんな中、明日にはオキナワンダラー最新号の5月25日号が発行になるんですが、5月10日号での取材探訪にてなかなか神憑った!?体験もしてきたので、そちらも伝えておきたいな〜と思います(´∀`)
まず、5月10日号は沖縄最北端の地『国頭村』を取り上げるということで、G.W.期間に2日に渡って取材を敢行してきたんです。
とは言っても1日目は移動だけで、国頭の自然すぎる夜を楽しんだくらいのもんだったんですがね。
で、翌日の2日目は朝一で行動! 6時起きで朝食&準備を済ませ、8時半には比地大滝へ到着!
しかし散策コースは9時からしかオープンしないって(^^; 少々朝の長閑な森林に囲まれリラックス♪
9時10分前くらいにはゲートも開いたので、早速散策スタート!
朝一ということで車も一番近くに止められたし、一番乗りで入れたので誰の目も気にすることなく一人マイナスイオンを大満喫しながら歩いてきました♪
せっかく行くなら朝一がお勧めですね! 比地大滝は結構な人気スポットなんで、午後ともなるとたぶん人混みも気になるし、人一人しか通れない狭さの道も結構あるから対面とか前後の列の動向も気になるでしょ(^^:;
そういうのを気にせず自分のペースで進めるし、朝の清々しさと鳥のさえずりと川の冷たさと♪ ほんとサイコーでした!
しかし、実は宿を出た直後に、とある不吉なことが起こっていたんですね〜( ̄Д ̄;)。
もちろん取材にはカメラを持ち歩くわけなんですが、そのバッグの緒がパチンと切れるハプニングがあって。。
下駄の緒が切れるとか、靴の紐が切れるとか、、、なんか縁起悪いじゃない(・_・)。。
しかも行く先は起伏激しい比地大滝で、まだ誰も来ていないであろう朝一番。何かあったら誰も助けがいない。。
これは一応気をつけろという暗示なのかもしれないなと、気を引き締めてはいきました。
しかしですね、、島ぞうりで川を上って行くとですね、、事件は起きたんです( ̄Д ̄;)。。
そう、あれだけ気を付けてたのに最後の最後あたりで岩場でツルッといっちゃって、、カメラはとっさに頭の上に避難させたけど、、ケツはもう川の中へズボンと。。
即座に起き上がってポケットの中のものたちを救出したけど、、、360度カメラと車のキーが若干濡れたー!!
損壊とまではいかずにすんだので、結果オーライだけど。。ここに危険が迫ってたかー( ̄Д ̄)!
いや、もしかしたらコレすらもこの先に気を付けろという示しなのかも。。
と復路に着くも災難は続き、帰りの階段で足の指をぶつけて爪が割れるというハプニングまで( ̄Д ̄;) 血などが出るほどではなく、幸いにも先っぽがパキッと割れた程度ね。
しかしこれは幸先不安だぞ、、引き続きしっかり気を張っていかねば!という気持ちで往復して来たのでありました。
んで、スマホアプリに万歩計が入ってるんで長距離歩くときは結構見たりするんだけど、比地大滝の往復だけで10,000歩!
結構な長距離取材の時にたまに出るかどうかの10,000歩の大台! たった2時間弱で達成。しかも上り下りの起伏の激しい川上りだからね、、すでに足に来てる感バリバリなわけよ(^^;
しかし今日で回らなければならない取材リストは今からが勝負!
その後、クイナ・スポレクパークで歩く
やんばる森林公園でかなり歩く
茅ウチバンタで壮大な景色を眺めて歩く
辺戸岬を歩く!!
クイナ展望台に上る!!
義本王の墓にも上る!!
もうこの時点で22,000〜歩到達!
しかも時間も気にしないとってなわけで、休む間もなく歩く歩く!
もう足がガクガク言ってるわけ(^^;
で、最後の最後に持ってきたのが、アシムイ御嶽。
沖縄開闢の7御嶽の1つで、最高権威を持つ御嶽とも言われている場所。
ここは事前調査にて、結構ハードなスポットで登頂までに片道30分くらいはかかると。
いちおうロープがあるけど、体力に心配のある方、大きな動きが出来ない方はやめておいた方がいいと聞いてたんで一応身構えて挑んだわけ。しっかり靴にも履き替えてね。
ここで最後だ! なんとかチバレ!オレの身体!とね。
して登山麓らしきところにたどり着くんだけど、、ん? どこが登り口だば?? こっち? あっち? と探していると
あれ?向こうに人がいるな?
ん(゚д゚;) !? なんとユタがウガンしているではないか。
えーっと、こういう場合邪魔しちゃいけないし、、ウガン終わるまで待ってた方がいいのかな。。と少し戸惑っていると、ユタと一緒に来ていたオジさんが自分に気付き、
上を指差し『登るんですか?』と。
自分:『あ、いいですか?』
オジさん『どうぞ、行ってらっしゃい』と。
と、その会話で自分の存在に気付いたユタさんは、それまでウガンしてたのをピタっと止めて、自分に背を向けたまま微動だにしないわけ( ̄0 ̄;)
え〜っと、、これは、、なんかまずいよ、ね。。横切ってもいいものなのか。。。
でも、オジさんはどうぞどうぞというので、
『ご迷惑おかけしてすみません、ちょっと通らせてもらいます。』と伝えてユタさんの横を通った瞬間、
パッと自分の方を見て、目が合い
ユタ 『登るの?』
自分 『は、、はい。。』
ユタ 『・・・・。』
自分 『・・・・。』
ユタ 『気をつけなさいよ。』
え、、なに?? どういう意味!? え〜(゚口゚;!???
とチムワサワサーしながらも、一礼して横切る。
って進んだはいいけど、、ここを登るんかーい! というような道なき道。。
んでも登ると言った手前、とりあえず上を目指して登る登る。。
ユタさんたちが見えなくなったころに、ふと我に返ってみると、、ほんと道なき道なわけ。
ここでホントに当たってんの??
こんなとこ登っていけんの!? くらいのもん。
(こういった状況だったんで、、写真なんて撮ってる余裕ありません。。イメージしづらくて申し訳ない。。)
さらに、登る用のロープあるって聞いてたんだけど、、そんなものも見当たらない。
上を見上げてもぜんぜんゴールらしきポイントも見えず、ひたすら登る。って、よじ上るってくらいの表現が合うほどで、登るたんびにここで当たってんの?
遭難したりしねーだろーな?? ココを最後の取材地にしたもんだから時間もすでに5時頃、じき暗くなり始めるはずだし、、ユタの言葉も頭の中をすごくリピートしてる。。。
コレ、戻った方がいいかな・・。そんなこんなを繰り返してるうちにロープの端切れみたいのがいくつか見つかった。
なぬー!? ロープ撤去されてるあらんに!? ロープ無しでこれよじ登るば!??
でも、道が当たってることはいちおう理解できた。
行けるとこまで行ってみるか。。
と膝が笑う足を叩きながら登る登る。。
と、ようやく中腹の1つ目の拝所に到達〜!!
道は当たってるんだ! そして、ここが中腹ってことは、、てっぺんはまだまだか。。
ここで引き返した方がいいのか、、行けるとこまで行った方がいいのか。
足が思うように言うこと聞かないのも不安材料、、ほんと足踏み外してコケようもんなら、打ち所悪かったら最悪なパターンも予測できる。。
そんなこんなの葛藤しながら、慎重に慎重に登って行く。
やっとこさ、やっとこさ明るい部分が見えてきたー!!
もうここでいい(^^; 一応頂きと言えるか言えないかという部分で限界。
ここで十分だ、まずは身の安全確保からだ。しっかり気を付けて早めに戻ることに専念しよう。
と、降りはもうケツも地面に付けながら一段一段ゴツゴツした岩を降りて行く。
しっかり一直線に降りることに集中して、道に迷わんようにね。
そしてようやくもようやく、見覚えのある景色が見えてきた。
して、ユタさんたちもちょうど片付けをしていて、今にも帰ろうとするところだった。
降りてくる自分に気付き、
ユタ 『戻って来れたね〜! 良かったね〜!』と。
自分 『無事戻りました〜、ご迷惑おかけしてすみませんでした』と。
ユタ 『頂上まで行ったの? ましてや一人で行くなんてアンタも恐いもの知らずだね〜。イノシシなんかも出て、ホントに危ないんだよ。私たちがいるうちに戻ってこれて安心したよ。』と。
『いちおう登ってきました。んでも、ロープとか無くなってるんですね〜?』と聞くと、
オジさんが、『あ、そうなの? 私たちは登れないから(登ってはいけないから)分からないさ〜。とくに男は登ってはいけないって聞いてるからね〜。』って。。
え〜、、、?? そ、そうなの!?
もうアファーしちゃって、、
『すみません(><; 勉強不足で、大変失礼しました(><)!!』と伝え、その後も、アンタはウチナーンチュね〜? とか、どこから来たね〜?とか、若干緊張もほどけた感じで話できる状態にまでなっていて。。
ほんとありがとうございました!と言って道路まで降りてきたんだけど。
その降りる時に初めてこの設置されている看板に目が行ったのよ。。これホントにホントで。。
登る時にはユタが真っ先に目に入って看板には気付かんかったわけ。。
で、看板にはこう書かれていた。。
『入山時の事故などについては自己責任とする。』
やっぱ、遭難事故とかもあったりするんだな。。
そして、、
『頂上に登ることは神様の頭に乗る失礼な行為になるため、登頂しないこと』と。。
え”(゚д゚;) !?
や、、やっちまった。。。 やっちまってるじゃん、オレー!!
ユタさんたちには、コレを読んだ上で登るんかい!と思われてしまったかも(;;)
で、でもね、、これも潔くない言い訳かもしれないけど、、所謂ところの頂上の拝所にまでは登っていないんです。
頂上付近だと理解し、この先に景色ハンパ無い拝所スペースがあるんだというのは分かっていながらも、もうこの足の状態ではあの最後の崖は登れない!と判断して、最後の手前の手前で降りてきたんです(><;
なので、顔の上には足は踏み入れていないと。。言い訳がましいけど、一応ホントなんです。
これ、いいように解釈すればってな話になっちゃうけど、上に述べてきた全ての時系列がリンクして、自分をその最後の最後にまでは足を踏み入れさせなかったのかも!?と思ったり。
アシムイ御嶽を最後の取材地にせず最初にしてたら元気いっぱいで登りきってたはず。最初に比地大滝でかなり体力使った。バッグの緒が切れ、川で転び、足の爪も割れ、何かしら不吉な予感を持つことで、かなり慎重に山に登り体力の限界で最後までは登れなかった。
さらに時間が違えばユタには遭遇していない。
逢っていなければ、登り口すら分からず変なとこに入り込んでいってたかもしれない。ロープが目印だった部分もあるので、おそらくロープを探し回って変なとこに入り込んでたかもしれない。
知ってる人は知ってると思うけど、、ワタクシE.KEMURA、恐ろしいほどに方向音痴で。。その恐さもあるんで、途中で降りようかとも何度も思ったわけで。。
考え過ぎじゃねーのー? と人によっては思うことだと思う。
けど、色んなことが全てリンクして無事に国頭巡りを終えられたんじゃないかなって、自分自身はそう思うわけです。
ほんとやっちゃった。。
ワタクシはオーストラリアでも、エアーズロックはアボリジニーの聖域でアボリジニーは絶対に登ることはしない!ということを聞いて、ツアーには行ったけど岩には登らずに岩の周りを回っただけというほど、聖地の扱いは現地の人の決まり事に従うという意識を持っているのに。。
ほんと申し訳ない。でも、、頂上までは登っていません(><; そこだけは汲み取ってください!
何がそこまでスゴいんだ、その御嶽はっていう風にも思うよね?
これを見て感じてください。
分かります? 辺戸岬からアシムイを撮った写真です。
四つの峰が見えると思うんだけど、あの1つ1つに名前が付いてて、あの四つの総称で『安須杜(アシムイ)御嶽』
あのてっぺんに登るという話なわけ(^^; 恐ろしいよね。。
で、この四峰、何かに見えない?
そう、観音様が横たわっている顔に見えるわけ。
もっとズームするとこんな!
これがアシムイ御嶽が崇められる由縁の1つでもあると。
その顔の上に足を踏み入れちゃ、、そりゃダメだわな。。
登っておいてなんだけど(いや!正確には登ってない!)、頂上までの登山はご遠慮ください。ていうか、ロープ無しになってるから、ホント危険。足滑らせたら、あのトンガリ石群に頭打って意識失うよ。
今の時代、パワースポット(聖域)が観光の名所となる傾向があるので、アシムイ御嶽もそうなってしまって事故でも起きたら大変という思いで登頂を禁止したのかもしれない(これまでは黙認てな形だったんだはず)。
さらに一旦観光地となってしまうとゴミ問題や自然破壊、渋滞などの問題も出てくる。そういう形で備瀬のワルミも立ち入り禁止になったし、タナガーグムイも立ち入り禁止になった。
なんでもかんでも観光と結びつけてしまうのはやっぱり問題、とくにスピリチュアルな領域にまでは入り込まない配慮も必要なんだなと。
ぜひ!興味を持ってもらって登るとしても、中腹の拝所まででお願いします。理解ある参拝は多いにしてもらえればと思います。
頼むぜロックンロール!!!ありがとう国頭ロックンロール!!!
E.KEMURA
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