Invisible RYUKYU 第15回目!辺戸と与論の熱い絆!とパナウル像

Wandering Okinawa!

Okinawa Reversion ロックンロール!!!

先日の5月15日は沖縄の本土復帰記念日でしたね〜!

そのネタについても昨日書きましたが、最新号のOkinaWanderer が国頭特集ということで、昨晩のInvisible RYUKYUでもちょこっとそのへんも絡めて『辺戸岬と与論島』と題してお伝えしました♪

復帰記念日に合わせて今回の号を国頭特集にしたわけじゃないんだけど、たまたまInvisibleの放送日が毎週火曜日、そして昨日の火曜が5月15日だったということで、そういえば辺戸岬には祖国復帰闘争碑ってのもあるし、復帰運動行進ってのでも辺戸岬を行進している写真がたくさんあるように、国頭と沖縄返還って結構深い関わりあるからタイミング的にそのあたりも紹介しようか(´∀`)

という流れで昨日の放送になったわけです♪

聞いてみたい!という方はラジコで1週間は聴くことができますよ!

んで、おさらい的にコチラのブログでもフォローアップしていきますね(‘ ∇‘ )

まず、辺戸岬から与論島が見えるというのは割と知られた話だけど、たった22kmしか離れてないんだって。

この祖国復帰闘争碑の向こうに与論が見えます♪

この祖国復帰闘争碑の向こうに与論が見えます♪

22kmって、那覇から沖縄市くらいの距離だよ!? 車で行けば20〜30分の距離。

っことは、そうとうな昔から交流があったはずなわけ。だって目で見て存在を確認できる距離なんだから。船こいで行ってみよっか?ってなるよね(^^;

まぁ、時代を遡れば琉球王国時代に、尚氏に制圧された過去も持つ。とは言っても、そういうところまで掘り下げてしまうと北山も南山も制圧されたわけだし、宮古・八重山も制圧されての今に至る。

なので、もしかしてちょっと歴史がずれていれば、奄美まで今も沖縄だったのかもしれない。

だからこそ、特に与論、沖永良部あたりまでは今でも『琉球』が色濃く残っている。食生活にしても音楽にしても文化にしても、人間性にしても。

もう、沖縄じゃん??っていうくらい。

さらに、今をトキメク三浦大地くんのご両親も沖永良部の出身なんだってね♪ なんだか誇らしい♪

で、江戸初期になるのかな? 徳川将軍の許可を得て、薩摩藩の島津が以前より虎視眈々と狙っていた奄美群島を始め琉球諸島をいよいよ制圧してしまう。

そこから形式上は奄美が薩摩の支配下、琉球は中国と日本との間の中でシタタカに生き延びて来たという話。

その後廃藩置県で、正式に奄美群島は鹿児島県、琉球は沖縄県となり、完全に別々の県となってしまう。

そしての世界大戦、日本の敗戦後、沖縄及び奄美がアメリカ領土となりアメリカの統治下に治められる。

その後奄美は沖縄より19年早い1953年に日本へ復帰、沖縄が1972年に日本復帰するまでの19年間はそのたった22kmという距離の中に国境が出来てしまうことになった。

これまで長々と交流してきた国頭と与論(沖縄と奄美)、それが一気に日本と外国という関係になり不法な行き来は厳しく制限されたという。

そこで辺戸と与論では、沖縄の復帰の年までに復帰運動という形で辺戸岬で夜中に松明を燃やして勇気付け合ったり、双方から船を出してその中間あたり(北緯27度線)で海上集会を重ねて来たという。

写真:沖縄公文書館 会場集会の様子

写真:沖縄公文書館 会場集会の様子

それくらい、復帰運動と辺戸岬というのは深い関わりがあるわけなんですね〜。なので祖国復帰闘争碑というのも建っているわけです。

そんでもって、実はここからがホントの辺戸岬Invisibleなのよね(´∀`)

自分もこの間辺戸岬取材に行った時に初めてその正体を知ったんだけど、あの岬に鎮座している変な白い鳥だか魚だか分かんない像あるでしょ?

これこれ!辺戸岬は行ったことあるけど、これは見たこと無いって人多いんだけど、、ストーリー知ったら絶対写真撮るよ!

これこれ!辺戸岬は行ったことあるけど、これは見たこと無いって人多いんだけど、、ストーリー知ったら絶対写真撮るよ!

これまでに訪れた際にも、ありゃ一体何なんだ( ̄△ ̄;)

ドラクエのキメラか?? ちょい不気味あらん( ̄△ ̄;)??

くらいにしか思ってなかったんだけど、

なななんと! これは国頭と与論との友好の絆像なんだとか!

その名も『パナウル像』!

与論島に建国された『パナウル王国』の国章に描かれる想像上の生き物で地元では『カリユシくん』と呼ばれ親しまれているらしい。

上半身が鳥で下半身が魚の幸せを運ぶ生き物なそうな??

不気味とか言ってしまって、大変申し訳ない(^∇^;)

ちなみに『パナ』は花、『ウル』はサンゴを意味するようだ。

上に述べて来たように、もう国頭と与論とは遥か遠い昔から関わりの深い関係性で、長くお互いを支え合ったり、双方辛い歴史があったり、お互いの関係を無理矢理切り裂かれたり、それでも一緒になって頑張って来た!そういう深い深い絆があるわけですよ。

それで、お互いの絆を確固たるものにしようと、この幸せを運ぶという与論のパナウル像を辺戸岬に贈ってきてくれたというわけ。なんとも深いストーリー!

しかも! 逆に国頭からは国頭のアイコンでもあるヤンバルクイナの像が与論に贈られて、与論の地で国頭を向いて建っていると!さらに熱い!

今回のこの発見はかなり感動的なものでしたね〜♪

皆さんもぜひ、辺戸岬を訪れる際にはこの白い像が『パナウル像』で与論島から贈られたもの。そして向こうに見える与論島には国頭から贈られたヤンバルクイナの像がこちらを向いて建っていることを想像して歴史を感じ、深い絆に想いを寄せて欲しいなと思います♪

ん〜マンダム!!!

ワワワケンロー!!!!!

辺戸に建つ巨大ヤンバルクイナ展望台も圧巻!(与論に建つのとは別物ね)

辺戸に建つ巨大ヤンバルクイナ展望台も圧巻!(与論に建つのとは別物ね)

ヤンバルクイナ展望台から見る辺戸岬、これも絶景だよ!

ヤンバルクイナ展望台から見る辺戸岬、これも絶景だよ!

放送後の1枚は、やっさんパナウル像&与論を見渡すE.KEMURA! ィヨロシク!

放送後の1枚は、やっさんパナウル像&与論を見渡すE.KEMURA&しっかりワンダラー紹介してくれてるマキエさん♫ ィヨロシク!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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