祭りだ祭りだ祭りだ〜!モノホンの『琉球祭り』を目指せ!

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先日にようやく8月25日号のデータも入稿を終えまして、一息つけたところで昨晩はご招待受けました『祭り』のステージを観にコンベンションセンター行ってきました♪

って、なに?祭りってなんだ? まさかサブちゃんか!? サブちゃん来てたのか!? サブちゃんの反対ってブサちゃん!? そんなこと言ったら怒られるあんに!? あんにん豆腐!? ってもういいやさに!

いや〜、昨晩ですね、OCVB(沖縄コンベンションビューロー)主催、JCB特別協賛の『祭り』と題した、インバウンド向けの『琉球』が詰まりまくったステージの観賞に行って来たわけなんです。

以前にローカル新聞2紙でも取り上げられていたので、ん〜?なんか聞いたことあるような、でも何であるかは良くわからん。という方が大半ではないでしょうか。

そもそもインバウンド向けという形で企画されたようなので、県民に向けてはそこまで大きくプロモーションもしていないようですね。

でも、もし機会あれば見てみるのもいいかなと思いますよ。これを機に沖縄の伝統芸能に興味持つかもしれないし、外国人向けに県はこういうことも行なっているのか〜とかね。

今後の展開として在沖外国人の取り込みも

我々の媒体の読者は特に県内在住の外国人や外国人観光客でもあるので、今後のステージの客層ターゲットとしての方向性も兼ねて、我々の方で一度ステージを観てみて何か提案でもあればということで招待頂きました。

担当者さんの方から事前に説明があり、本来大型クルーズ船の入港する火曜に合わせてトータル12回公演のスケジュールを組み、導線対応はしっかりしていたつもりなんだけど、なんせ初めてのことなのでいろいろとチケット手配の不具合もあってまだ軌道に乗せきれていないと。

ただ来年も継続が決まっているので、今年の経験一つ一つを反映させて一つ一つ良くしていきたいんだと。

そういう事情も踏まえた上で、ワタシなりの感想を書き込んでいきたいと思います。

まず、一言で言うならば『大満足』とは言い切れない。

こういう仕事をしている関係上、いろいろなステージや舞台にも声かけて頂いて観賞させてもらう事は多いです。その中に置いて、ウチナーンチュでも心揺さぶられる演技というのも数多く見させてきてもらいました。とあらばそういう公演はT本土の方々、海外の方々にとってはもうエキゾチック&ザ・琉球!というほどの感動を得てもらえるとワタシは思います。

例えばうるまの『龍神の宴』『NEO KARATE』、『Ship of the Ryukyu』、あと定期公演ではないですが、芸大OBによる芸能発表会、昨年拝見した沖ハムの伝統芸能祭、これらにはホントに感動しました。ほんとに琉球芸能サイコーやさに!と思うほど。チムドンドンとはまさにコレやさ!的なね。

そこと比べると、という前提ありきですが、今回のステージは正直そこに至るまでの感動とまではまだかなという感想です。

各コンテンツ、流れ、コミコミパッケージ感は良かったんです♪

各コンテンツ、流れ、コミコミパッケージ感は良かったんです♪

龍の舞いも良かったよ

龍の舞いも良かったよ

琉球國祭り太鼓はさすが!という貫禄

琉球國祭り太鼓はさすが!という貫禄

ワタシ個人の見解では、その大きな原因の一つが集客の弱さであるというのは否めないですね。

コンベンションセンターの劇場棟、あの広さと内装の素晴らしさを知っている方多いですよね?

あれだけのスペースにおいて(一階だけで1000人は軽く入る?)昨晩が特別だっただけかもしれないですが、おそらく多く見積もっても200〜300人の観客。

となるとですよ、ステージがどれだけ素晴らしくても、雰囲気で負けてしまいますよね。ポッカリ感というかさ。

余談ですが、前回の永ちゃんの沖縄ライブも同じ劇場棟でしたが、あれ?ここ同じ場所だっけ??って思ったほど熱量が違うわけですよ。比較対象が適当ではないとしても。

もう、行ったことある人なら分かるでしょうけど(共感しづれー)、永ちゃんのコンサートなんて始まる前の方が熱気あるんじゃ!?くらいに永ちゃんコールが鳴りやまないわけで、エーチャン!エーチャン!ってね。あの熱を造り上げられたらそれでもう成功間違いないね。

して逆に、こう言っちゃ大変失礼ですけど、仮にステージがそこそこでも場の雰囲気次第で客は大いに盛り上がれる。

その弱さが最も気になったところですね。

細かいところを言えば、演舞各々などに関しても伝えたいことあるんですが、そこは演者たちのスキルアップで補っていけるものだとも思うし、予算的なこともあればスケジュール的なこともあるだろうし。

ただ、演者だってMCだって、やっぱり場の雰囲気こそが一番の活力になるんだと思うんです。

そこでワタシが毎度のようにお伝えしていることができたとすればどうなのだろうと。

沖縄は海外ビジネスのテストマーケティングが出来る島

言い方は敢えてこのように伝えますが、沖縄は世界に向けたテストマーケティングが出来る島です。

これだけ国際色豊かで、在沖外国人もたっくさんいます。

世界に目を向けて造り上げたサービスや商品を、わざわざ外国に行って試す、体感させる、アドバイス受ける、マーケットの声を聞く、などなどのことをせずとも、この島にいて出来てしまう土壌があるんですよ。逆に国外のステージ視察だって、ルート掴めば県内でもやろうと思えばできる。(例えばベース内でのステージの雰囲気、魅せ方は、もうある意味国外ですよね)

語学留学だって、考え方次第では沖縄で十分に可能。

そこでです。

今回の内容に話を戻すと。

在沖外国人を、もう極端に言えばサクラとして招待しちゃうのもありじゃん?

彼らのノリは本場仕込みです、昨晩のステージでも、一番盛り上げていたのはアメリカ人であろうレディースグループでした♪

最後のカチャーシーもいい感じだったんだけど、もっともっと人が増えれば間違いなくもっともっと盛り上がるね!

最後のカチャーシーもいい感じだったんだけど、もっともっと人が増えれば間違いなくもっともっと盛り上がるね!

あのノリってサイコーじゃないですか♪ 最初は小さな単体のノリかもしれないけど、どんどん伝播していきます。伝播して伝播して、最後には会場自体がすごいウネリになっている。

なんか牧場で初めの一人が踊りだし、二人目が踊り出せば仕舞には全体が踊り出すとかっていう動画も話題になりましたよね。

さらに言えば海外のこういうステージやテーマパークのショーって大概観客の中に仕込み、仕掛人が混ざっていて会場全体を盛り上げるってのも王道じゃないですか。

その火付け役は、正直日本人には難しいです。アジア人まで広げてもまだ物足りません。やっぱり盛り上がり方を熟知しているのは彼らです。

Golden Kings の盛り上がりが県外のチームとここまで違うのも、会場の作り方ももちろんですけど、外国人オーディエンスがここまで多いことが間違いなく起因してます。

それだけの適任がすでにいるんですよ、ここ沖縄には。

うまく活用すればいいじゃない♪

彼らを大々的に招待する、県予算使って招待する、となると言いたくないけど政治うんぬんはあるんでしょう、だから民間である我々がやるんですよ。

民間も県民も巻き込んでさらなる熱量を!

さっき伝えた他の公演と今回の公演の違いにしても、行政主導だからって部分は間違いなくあるでしょう。規律だったり、枠の外し幅だったり、でも、このままの形では正直厳しいんじゃないかなと思ってしまった。

でもやることが決まっているなら、何か変えていきましょうよ。

まず場の雰囲気作り、ここへの集客は我々でも大きくお手伝いはできます。あの『祭り』っていうショーはほんと国際的で盛り上がりハンパ無いよね!?という噂が流れれば、自ずと集客は広がっていきます。そこから海外の現地メディア等にも取り上げられればもう軌道に乗ったもんですよね。

ステージ自体は悪くないんです、最もビックリは、ステージ中のMCが全て英語と中国語のみ!日本語の解説無しなんですよ? こんな公演、今まで無いでしょ? ここも話題性あるし、逆に日本語の無いステージということで日本人も呼べるかもしれない。国内の観光客にだって興味持たせられますよ♪ 日本の中の外国っていうのも沖縄の大きな魅力なんだし。

招待してもらってこんな辛口ばかりで申し訳ないですが、主催側も求めていることは変な持ち上げ方ではなく、本心から感じたことを聞きたいはずだと思ってのことです。

こういうエンターテイメントショーは必ず必要になります、これも前々から個人的にも思い発信しています。それがようやく形になり、沖縄を単なる観光の島、買物の島から脱却させるすごくいいコンテンツなんです!

だからこそ、関わってもいきたいし、敢えて苦言も伝えいいものにしていきたいのです。

興味湧いた方は是非一度ご覧になってみて、アンケートも皆さんに配られるので、敢えて直した方がいいと思うことを伝えてください。

そうすることで自分も関わっているんだ、その後どうなったかな?という身近な存在へも変わっていくのではないでしょうか。

と、また長々と書き連ねたワタシの想いとなりました。

祭りだ!祭りだ!祭りだ〜!!と観客一帯が1つになれる、隣の人同士がハグし合えるような、キングスの会場のようなステージになれるように!今後の変化に期待大!ワワワケンロー!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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