忘れてくれるな〜俺の頼れる飼い主は〜生涯お前ただ一人ラーラーラー(´∀`)
デージーなたん
ということで、AC ジャパン 動物愛護協会のCMパクリで始まりました今宵のインビジブル! 今日はペットについて大里と絡めてお伝えしました〜♪
タイトルの『命を飼う覚悟、ありますか?』これも結構メッセージ性強い、過去のAC ジャパンのCMでした。
皆さんはペットを飼っていたりしますか?
自分は結構犬を飼ってた時期が長くて、すごい可愛いし、散歩も楽しいし、本当にいろんな思い出もできたり、子供にとっては面倒を見るという部分でいい経験になったりもするよね。
でもその一方では、、
人間の勝手な都合によって、飼う時には家族の一員として喜んで迎え入れるけど、いざ時間が経つと、構っている時間がない、家族旅行に行けない、大きくなりすぎ、飽きた、などと理由をつけて手放そうとしたりもするよね。
さらには貰い手が見つからない、引き受けてくれる頼り手がいない、と無責任にも山に捨ててしまうとか、どこかに置き去りにしてきてしまう。そういった事例が今でも少なからず見受けられるという。
捨てられた犬が野生で子供を産みそれが野犬として成長し危険を伴ったり、狂犬病を発症するリスクも伴うよね。県内での狂犬病に対するペットの予防注射意識がまだまだ低いらしい。
今回、そのような沖縄のペット事情、動物愛護という観点から話を伺うべく南城市大里にある『沖縄県動物愛護管理センター』さんを訪れて貴重な話を聞かせてもらったので、その辺をシェアしようとインビジボーでも紹介させてもらいました!
内容も内容だけに、ちょいマジメに書きますね(´∀`)!
沖縄県動物愛護管理センターは、沖縄県の環境部-自然保護科内の出先機関であり、獣医師の資格を持つ役職員を筆頭に27名(平成31年4月1日現在)のスタッフで構成されている施設。
主な業務としては、
動物愛護思想の普及啓発業務:生命の尊重・友愛の啓蒙。正しい動物の飼い方指導、危害の防止、終生飼養啓発、繁殖を希望しない飼養者への不妊・去勢手術の指導・助言。犬・猫の譲渡及び譲渡講習会の実施。負傷動物の収容、応急処置及び飼養管理。動物愛護週間(例年9月20日から9月26日)と動物慰霊祭の実施など。
動物の管理指導業務:捕獲または保護により収容された犬・猫の管理、返還、譲渡及び処分。関係機関との徘徊犬合同捕獲、苦情の受理及びその処理。咬傷犬の狂犬病鑑定など。
動物取扱業、特定動物飼養・保管監視業務:ペットショップなどにおける動物の販売、保管、貸出、展示などの許可、監視業務。
などである。(平成25年に中核都市となった那覇市、及び離島を除く沖縄県全域)
話を伺ったのは、副所長である宮平誠人氏、主任技師の多田雪宏氏。施設の設備内容から事業概要まで丁寧に教えてくれました。
彼らは1日でも早く動物の殺処分が無くなることを心から願っており、ペットと生きていくことの責任性を広く周知していきたいとの思いなのである。
その思いやペット事情の現状の周知・拡散に、私としても少しなりとも協力できればと思うわけです。
まず、近年では国による国民のペットに対する意識の改善が大きく図られるようになり、上記のようなCMの効果や法改正などもあって、動物の捕獲・保護数、殺処分数は年々低下の一途をたどってはいるという。
直近の沖縄県における実数値を見ても明らかで
平成26年には、迷い犬や野良犬などの所有者不明引取犬数が1,639匹、飼い主からの引き取り192匹(原則拒否)。そのうち飼い主へ戻された数が297匹、譲渡された数 350匹、終末処分数 1,200匹(負傷死などは含まない)。
平成10年に至っては終末処分数 13,202匹にも上っていた。
こちらを平成30年で見てみると、所有者不明引取犬数が776匹、飼い主からの引き取り72匹。そのうち飼い主へ戻された数が271匹、譲渡された数 606匹、終末処分数 141匹にまで引き下げられている。
猫に関しては、平成26年の所有者不明引取数及び飼い主からの引き取りが2,446匹。そのうち飼い主へ戻された数が19匹、譲渡された数 101匹、終末処分数 2,370匹。平成30年で見てみると、所有者不明引取数及び飼い主からの引き取りが522匹。そのうち飼い主へ戻された数が6匹、譲渡された数 192匹、終末処分数 602匹となっている。
宮平さんが仰るには、国のPR、法改正、CMなどの効果も一定数見られる上に、人々による里親への関心、ボランティアによる積極的な譲渡会などが最終的な殺処分数を縮めてくれているとのこと。
動物愛護管理センターで捕獲・保護した犬猫は、その各々の適性を判断してではあるが、施設内にてワクチンの接種、避妊・去勢手術までもを施す。
もちろんその後に飼養ペットとして人間とうまく調和していけるよう訓練なども行っているという。
ただし、闇雲に里親希望としてペットが欲しい!の声のままに譲渡されることはなく、譲渡希望者は事前の適性審査、譲渡先環境調査、譲渡講習会を受けて初めて譲渡対象者となり、譲渡が成立するのである。
譲渡後には職員による家庭訪問も行う。万が一虐待などの様子が見られる場合には犬猫の取り上げも行う。ここにも彼らから譲渡希望者に対して『命を飼う』ということへの『重さ』を伝える積極性が見て取れる。
そしてその『重さ』は、実際の施設現場を見ると更にズシリと重くのし掛かってくるわけ。
今日でこそ、動物の捕獲・保護数はだいぶ少なくなっているものの、過去においては施設内に入りきれない捕獲・保護犬猫で溢れ、それでも次々に送られてくる事態に止む無く日々殺処分を行わざるを得ない状態であったと。
その無機質な鉄格子に囲われた空間の中で、鳴きわめく動物たちが訴えているかの姿が思い浮かぶようで何とも言えない気持ちになった。
その時々の甘い感覚でペットとして飼われ、都合が悪くなると捨てられてしまった彼らの想いとは。
沖縄ならではの要因も少なくはないという。今でこそ那覇のような都市部では見かけることは少なくはなっているけど、県内の集落では未だ犬は番犬であるという感覚で屋外で飼い、放し飼いにしているパターンもまだある。ここの意識もじょじょに変えていく必要があると伝える。
また、屋外での飼育をすることによって、県外移住者からは騒音苦情の対象にもなったり、危害を与えないかの危機感を持たれることにも繋がり、そこから飼い主の飼養を放棄したいという声に繋がったりもしているという。
こういう時代的な変化も踏まえて、しっかりとした事前の譲渡希望者の適正審査や飼育環境調査などが必要になってきていると話す。
さらにインターネットの普及によって、迷い犬・猫の返還率(飼い主への返還)、譲渡率も高まっているとのこと。
動物愛護管理センターのサイトもとても操作しやすく、すごく使い勝手がいいサイトになっている。もしも自分の犬・猫が迷子になった時には、ウェブサイトへその子の情報や写真を記入しアップすることで広く周知することができるし、仮に誰かによって拾われてセンターに預けられた場合でも、随時迷い犬・猫としてアップされるので返還される可能性が高まる。
逆にもし自分が首輪の付いた迷い犬や猫などを拾った場合には、警察、自治体、それから動物愛護センターに連絡、もしくはしばらく家庭内での保護などが可能であれば、必要な情報をウェブサイトの『迷い込み保護』フォームへ詳細を記入し、飼い主が現れるのを待つ事も出来る。
現在収容されている犬猫や、譲渡待ちの保護犬・猫などの情報も随時更新されているので、譲渡希望される方もぜひチェックをし、譲渡希望を出し、適性検査や譲渡講習を受けてから彼ら彼女らの里親となってあげてください。
そして今現在ペットを飼われているあなた!
ワンちゃん、ネコちゃんはこう訴えています。
『あなたと過ごすこの時間は一生忘れられません。最後の時まで、わたしと一緒にいてください』と。
今一度ペットを抱き上げて、目を見つめてあげてみてくださいね(´∀`)
放送後の一枚は、3人揃ってネコパンチなポーズ!
ダーさん、今日もシャツ着けてくれていた♪
ワワワワケンロー!!
沖縄県動物愛護管理センター
窓口受付時間: 平日 午前8時30分〜11時30分 / 午後1時〜4時30分
沖縄県南城市大里字大里2000番地
電話: 098-945-3043 Fax: 098-945-0224
E.KEMURA
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