先日、あの平成の三四郎と言われた日本が生んだ偉大な柔道家、『古賀稔彦』さんの講演を聴きに行ってきました!
お金払ってでも行きたいくらいなのに、なんと入場無料ですよ!?
この情報を見つけた瞬間に問い合わせて予約しましたよ、こんばんワケンロー!E.KEMURAです♪
平成の三四郎『古賀稔彦』
我々の世代以上の方なら知らない人がいないであろうほどの人気柔道家ですよね。バルセロナ五輪で怪我をおしながらも金メダルに輝いたあの感動の場面は、今でも語り継がれる伝説の一場面です。
ワタシも中学生ながらにリアルタイムであの決勝を観て、あの感動に涙した一人なのであります。
というのも、ちょうどあの時期、中学校でも柔道の授業があり、個人的にも柔道部物語というマンガに出会い、ものすごく柔道に熱を入れていた時期なんです。休み時間なども技の競い合い!?をするほどでした(」゚ロ゚)」
なら柔道部にいたの?と問われそうなものですが、武道の方はちっさい頃から警察剣道をずっとやっていたので、、さすがに柔道と剣道の二刀流は無く(^^; さらにあの当時はバスケがものすごいピークの時期、ジョーダンとかジョンソンとかね。それで個人的バスケ熱もすごかったという、なんだ流行もん好きなだけやっし、とまとめられかねませんが。。
いやいや、古賀稔彦さんと言えば、ほんとあの時代のヒーローなんですよ!
簡単に紹介を
1967年福岡県生まれ、佐賀県出身。
東京・世田谷の「講道学舎」に入門し、
弦巻中学、世田谷学園高時代に数々の全国大会を
個人・団体戦で制覇。日本体育大学進学後”平成の三四郎”の異名をとり、
世界選手権2階級制覇をはじめ、ソウル、バルセロナ、
アトランタと3度のオリンピックに挑戦している。1992年のバルセロナ五輪では、大会直前に
左膝内側側副靭帯損傷の大怪我を負いながらも
金メダルを獲得。また、1996年アトランタ五輪では
銀メダルを獲得。2000年4月、現役を引退し、「指導者」として、
全日本女子柔道コーチを務めるかたわら、
2003年4月からは子供の人間育成を目的とした
町道場「古賀塾」を開塾。
そんなヒーローが沖縄に来て講演をしてくれるというのだから、もう胸がワクワクで行ってきました!
会場は超満員で、想像通り自分より年上の人たちがほぼ席を埋めていましたが(^^;
講演前に流される古賀稔彦ドキュメンタリービデオ!あの伝説の決勝戦!
それだけで涙もんでしたが、本人の登場!いやー!しびれた!イカした!ロックンロール!!
さらに、講演開始直後って場を和まそうと観客に向けていろいろと声かけや質問したりするじゃないですか? して!自分当てられましたからー!!!サイコー!!
と、自分のことばかりに熱くなってしまってますが、そのヒーローぶりは柔道家としてだけではなく、講演の素晴らしさにも現れていたんです!
やはり人間、自分磨きを続けていくことでその能力というか魅力を二つも三つも備えていけるんだなと思いましたね。人間としてもものすごくカッコ良かったもの!
90分ほどの講演があっという間で、すごくいろいろ得るものがあったのですが、ここでは特に響いた部分をいくつか紹介しますね♪
男『古賀稔彦』は行動力を持ち自分自身を克服し金メダリストになった。
まず、最近いろいろと講演や本を読んでたりする中で、素晴らしい成功者やこのようなヒーローにみんな共通している部分があるんです。
それが『行動力』!
古賀稔彦氏の講演のメインテーマもその『行動力』でした。
人間は得てして自分の可能性を自分自身で狭めてしまっている。自分にはできないんじゃないか、自分には才能が無いからな、と。
でも、必ず人それぞれに何かしら光るものは絶対にある、それを見つけ出せるのもその人の行動力、行動する数だけチャンスに出会う可能性、自分の才能を開花させる可能性をグンと広げるんだ。挑戦することで初めて気付きがあり努力を始めるんだと。
頭で考えて判断するのと行動を起こして判断するのとでは180度自分への影響が違う、頭で考えても経験値は上がらないし何より仲間、友人が増えることがない。自分が行動することで初めていろいろな人に出会い、刺激を受け成長につながり仲間が増える。これが一番行動を起こすことで得られる大事なことなんじゃないかと。古賀氏自身もとにかく動くことでいろいろな出会いに恵まれ進む道が開かれていった。
やっぱり成功する人、スターになれる人の共通点はまず動く!考える前に動く!これはほんとに共通してますよね。とにかく動くことでチャンスを増やし、新しい気付きを増やし、自分自身を知ることにもつながる。それが成功への第一歩になるのは間違いないようです。実戦しましょう!
さらに、自分の欠点、長所という話。人間は褒められるとありがたく受け入れるもののすぐ忘れてしまう、けども、欠点を指摘されるとものすごく傷つきいつまでも記憶に残してしまうもの。
自分の長所は何ですか?と言われると、ん〜とと考えてしまうのに、欠点は何ですか?というとすぐにいくつも出てくる。であれば、その欠点を一つ克服すれば一つ長所が増える、二つ欠点を克服すれば二つの長所になる。成功者は常に欠点を克服しそれを長所にすることで更なるチャンスを増やしているんだと。いいですね〜♪
恩返しの力
この話もすごく良かったですね〜!古賀氏はもう幼い時期からその強さが業界に知られていた。佐賀から東京へ進学し、大学でもその名を知らない人がいないほどの若手のホープ!ソウルオリンピックに優勝間違いないと太鼓判を押されながら出場するもまさかの敗退。その後のファンやマスコミの手のひらを返したかのような扱いにひどくショックを受け、ある期間引きこもりにさえなってしまったと。
しかしとあるタイミングで自分が負けた試合をテレビで観た際、応援席で周りの皆に頭を下げて謝る親の姿を観た。その瞬間に自分は何をしているんだろう。ここまで育ててくれて必至に応援してくれた親や仲間を裏切ってしまっている。こんなんじゃダメだ!ちゃんと優勝して両親に嬉しいお礼の頭を下げる場面をあげなきゃ!と奮い立った。
人は自分のためよりも、人の為、恩返しのためのほうが何倍も力を出せるんだと。それからというもの、どんな境遇の試合でも、試合前にこれまでの人生を振り返り、どんなことがあっても応援してくれる仲間、家族がいてくれるんだという感謝を抱くことで、恐いものがなくなったんだと。
あの時〜だったら、〜であれば、いわゆる『たられば』論。スポーツ界では禁句だが人間誰でもそう思いがち。でもその『たられば』を思った後にどう切り替えられるのかがすごく大事。
あのとき〜だったら何々だったのに。。いや!でもオレはこうしたいんだ!でもオレはああなりたいんだ!と落ち込むのではなく、だったらこうしよう!と切り替えられる強さを持とうと。『たられば』は、言い換えれば『でも!自分はこうするんだ!』という自分自身の再確認を持てる実はいいチャンスにもなり得るんだと。深い〜!
柔道教育家としての古賀稔彦
すごく長くなってますけど、、ここも大事だな〜と思ったことを最後に。
古賀氏は現在、神奈川県で子供たちの育成を中心に古賀塾という柔道場を開いている。
ここですごいのが、子供たちに柔道だけではなく、人間としての『当たり前』を教えているということ。柔道の創始者と言われる『嘉納治五郎』の教訓『精力善用自他共栄』。
自分が良いと思う方向に向かいなさい、気づいたら行動しなさい。人として生まれたからには人の役に立ちなさい。柔道というのは人の役に立つ為のものだ。
道のゴミに気づいたなら拾いなさい、老人がいたら席を譲りなさい、困っている人がいたら手を貸しなさい。こうするのが正しいよな、と思ったらその方向へ行動しなさいと。確かに、そうすることが正しいと分かっていてもなかなか行動に移せないもの。でもこの行動力の積み重ねが人間形成にもなり、ゆくゆくは動ける人間としてチャンスも広がっていく、夢を持つことも当たり前となっていくんだと。
つながりましたね〜『行動力』!
そう、目の前のこと、些細なことへの行動が一つ一つ自分の中の当たり前になり自分の中での自然な行動となっていく、動くことが苦ではなく当たり前になっていく。
目の前のゴミすら掴めないようでは夢なんてもってのほか掴めない。
『精力善用自他共栄』
すごくいい言葉を頂きました〜!
こんな古賀先生に教育を受けている生徒たちは、間違いなく人間性にも長けた柔道選手になっていくことでしょう♪
あ〜、自分も通いたい(T△T)!
ということで、古賀先生のますます大ファンになったE.KEMURAの一日で〜ありました!
文章なっが!!
古賀氏手書きの文字も感動のあまりに激写!ワワワケンロー!!
E.KEMURA
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