先日、OkiWan のクライアントでもある Happy More 市場へ行ってきました。
というのも、代表の多和田さんが『E.KEMURAさん、今度ちょっと面白いことやるから取材に来てみない？』という一言から。
説明も簡単にまずはと思って行ってみたんですね。
すると、ハッピーモア市場に、とある商品（製氷機）をデモ機として置いて、今後のこの機材の可能性を図っていきたいということのよう。その実演をするんで取材来てみてとのことだったんです。
製氷機？？ なぜに八百屋さんへ？？
まぁ、細かいことは置いておいて（＾＾；
とにかく、実演を見てみてもうびっくり！！
ベンチャー企業のMARS COMPANY さんが開発した 『Sea Snow』 と呼ばれる超急速製氷機で作られる氷、塩分を含むことができてなんと-1℃から-21.3℃まで温度設定が可能！仕組みとしては、塩分を含んだ水をチョロチョロと冷却装置に給水し、瞬時に液を凍らせて削りとっていくという流れ。
ん〜、どうにも文面での説明ではぜんぜん伝わらないと思うんですが、とにかく生鮮品をそのそれぞれに最も適した温度で保存することができるというもの。
給水したら即凍って、金具で削られる
例えば魚に関しては、菌の増殖を抑え腐敗を抑制するマイナス１℃、体液とほぼ同等の塩分１％含んだ氷で保存するのが最も鮮度を保ち長期保存ができる環境なんだとか。
さらに、マイナス21.3℃のスラリー氷という氷も作り出すんですが、これがスゴい！生きている魚を一瞬にして（１０秒くらいかな）凍結させてしまうというもの。人間の皮膚も直で付けてしまうと危険なほどらしいです。
スラリー（泥状）氷
デモンストレーション用のさかなくん
この方法でカチカチにしてしまった魚はいわゆる活け締め状態で、血抜きをしない状態でも鮮度を保てるらしいんです。
で、この氷自体がクーラーボックスなどでも数日は溶けずに持つらしく、言わば釣った後に即この氷で保存すれば、数日間の輸送がかかっても釣った瞬間の鮮度を保ったまま味わえるということなんですよ！
これって、沖縄の大きな可能性を感じませんか！？沖縄産だけでなく、本土の生鮮品でも沖縄を国際的な物流ハブの基地として活用できる可能性も大きく広がってきますよね！
他にも MARS COMPANYさんは『蔵番』という５０００ボルトくらいの電流を流し生鮮品の鮮度を保つ冷蔵庫というのも開発していて、野菜やフルーツなど、この冷蔵庫内で保存すれば数ヶ月は余裕で鮮度を保つことができるそう。旬でしか味わえない、という概念が無くなる時代が来るかもですね。してワタクシ５０００ボルトの実験台にもなりましてね、恐い経験させてもらいました（＾＾；
この内部の金属には５０００ボルトの電流が流れるらしい。た、体感しました。
さらにこの『蔵番』、その電流の特性でお肉などは保存期間中に熟成までしてしまうんだとか。日通と共同開発した蔵番トラックでは、輸送しながら熟成を図れるということでいいことづくしな発明品なようなんです。
ガイアの夜明けでも取り上げられていて、アメリカからも商談の話が後を絶たないよう。
そんなスゴい機材がなぜ沖縄、なぜハッピーモアに？ということですが、多和田さんがこのプロジェクトに一枚噛んでいるらしく、いわばコンソーシアム的なプロジェクトらしいんですね。
沖縄にこの技術が浸透してこれば、県産品の海外輸出はもちろん、本土の生鮮品を沖縄経由で輸送する場面もすごく出てくるはずだと。
デモ機の設置場所としても市場的な場所が最適で、興味のある方はどんどん見学に来てくださいということでしたよ♪
メーカーの方も昨日、今日、明日の１３時〜１５時まで現場で説明してくるとのことです。
ウェブサイトも貼っておきますね。
いや〜、正直自分の仕事とはちょっとかけ離れてはいますが（＾＾；
とにかくスゴい可能性を感じた機材でしたよ〜！
物流の幅が今後大きく変わっていくことでしょうね！
ロックンロール！！
あ、今日は８の付く２８日、ハッピーモアではハッピーデー開催中ですよ（＾＾）！
E.KEMURA
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