外国人からのルーツ探求依頼 ミラクル起こった!

OkiWan リアルツアー

ここ1週間ほど、とても興味深い案件を引き受けて、夜な夜なリサーチ&妄想を膨らませつつ一つ一つ紐解いています。そして、おそらく果てしないと思われていたゴールにミラクル辿り着きました!

外国人相手に情報発信をしている(まだやってるよ😅)こともあり、特に沖縄に関心のある外国人の方々から色々と問い合わせがあります。

中でも多いのが、父親がアメリカ人、母親がウチナーンチュで幼少期を沖縄で過ごしたウチナー二世であったり、両親とも外国人ではあるけど米軍基地関係で幼少期を沖縄で過ごしたアメリカ人という50代から80代くらいの方々。

あの頃遊んだ懐かしいあの場所はどうなっている?

自分が住んでいた家や近所は今どうなっている?

という問いあわせが結構多い。

そして実際に沖縄に来て、一緒にその家を探したり思い出の場所に訪れたりということも割と行っている。

今回もそのような案件ではあったものの、少し様相は違っていて、悲しみを悼むための案件でもあった。

依頼者のお母さんはウチナーンチュ、お父さんはアメリカ人で二人は沖縄で出会い結婚。依頼者が生まれた。幼少期を沖縄で過ごし渡米。小学校数年までは沖縄で通ったらしい。

そのお母さんのお母さん(依頼者の祖母)は、沖縄戦で命を落とし、お母さんは幼少期ながらに弟と妹の面倒を見て育て上げた。父親(依頼者の祖父)は兵隊に取られたものの命までは奪われず、しかし戦後は戦争がトラウマとなって酒に頼り家庭を顧みなかった時期があったと。

また、父親方の母親(依頼者の曽祖母)は、TOUBARUという山で艦砲射撃を受けて戦死したという。でもそこがどこなのかは分からない。母親が住んでいたのは謝刈だったので、その近くだと思うと。

彼女(依頼者)の母親が今年亡くなり、自身のためにも、自身の家族のためにも、それらの場所を巡って祈りを捧げたいという願いだった。しかし彼女自身が今沖縄に行けるような状態ではなく、可能であれば代わりに訪れて写真やムービーに収めて送ってくれないかと。

なるほど、それはぜひ叶えてあげたい。場所が特定できれば全然問題ない。しかし情報が足りなすぎるな〜と。

で、知っている情報を投げてもらっては家系図として作成し見てもらい、気になる部分を質問。この作業を数日間繰り返しました。

すると、昔お母さんと沖縄の番組を見ている時に、平和の礎に父方のお婆さん(依頼者の曽祖母で戦没)の名前が出たことに母が驚いて涙した時の写真があるとテレビ画面を送ってくれた。

そこには金城〇〇との名が刻まれていた。

早速平和の礎の名簿リストで検索してみると、同名が200名以上。しかもカタカナだったので一文字違いの可能性も高い。

さらにやりとりをしていると、母方のお婆さん(依頼者の祖母で戦没)の名前も定かではないけど、金城〇〇だと聞いていると。しかしこれまた数十名の同名が。その中でも、もしかするとこの人物ではないかと思われた方がいたんだけど、亡くなった年が違う。

ただ、お爺さんと叔父さんたちが嘉手納のとある目立つ場所に移り住んでいたことは分かっているので、今も嘉手納に親戚がいるかもしれないと。

それらの情報を頼りに、一つ一つ仮定し筋書きを立てていく。

すると!戦没者名簿の中に、北谷の桃原山で亡くなったと記載された金城〇〇さんを見つけた。生まれ年も計算するとそれくらいだ。しかも、住所が嘉手納とある。依頼者が伝えた叔父さんたちの住んでいた場所ともほぼ同じだ!

それを元に、今度は母方のお婆さんと思われる名前と住所を掛け合わせて探してみる。

あ、あった!!なんと同じ住所である!親子(義理の母娘)であると十分に考えられる。ただし、戦没日を見ると戦後数ヶ月経って亡くなっている。しかも亡くなった場所が北部である。

このことを伝えると、多分それは正しい!という返事。お婆さんは戦争を生き残りはしたけど、戦前から体調を崩し、戦後も回復せずに軍の病院で亡くなったと聞いたことがあると!

そうなると全てが一致してくる!

これは間違いない!

家系図にして送ってみたところ、うん、間違いない!と。

ここまでスムーズにいくとは思ってもみなかったけど、こういう境遇の方々って結構まだまだ世界中にいるんじゃないかなと。

自分の記憶が確かなうちに、自分のルーツを確かめるためにも知りたい!という方々はいるんじゃないかと思う。

少しでもお手伝いできればなと思い直した。

今回巡る場所はおおよそ決まった。

近いうちに依頼者とオンラインで繋いで、ライブ配信しながら回ってこようと思う。

アップしている家系図は、プライバシー保護のため所々⚪︎⚪︎で示したり内容削除したりしています。


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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