真志喜には、察度に関する『はごろも伝説』の舞台『森川』があるとお伝えしました。
1725年に伊江家によって立派な石積みで整備され、泉隣には石門を備えた聖地『ウガンヌカタ』もあります。
そこには石碑『西森碑記』が建てられており、伊江家が由緒ある家系で察度王にも繋がる血筋であることが語られている。
そしてお隣大山には、大山集落の発祥の地であり元祖が住んでいたと言われる屋敷跡に『大山御嶽碑』が建っている(1761年建立。現在も個人宅敷地内なので、見学の際には十分に配慮願います)

そこには『むかし、与那覇宮城川(現南風原宮城のウスクガー)に天女が舞い降りて子孫を繁栄させた。その一人伊波子がここに移り住み、土地も豊かなので子孫も大いに栄え御嶽を建てた。嫡子の謝名真徳は武勇に優れ名を馳せた。』
的なことが刻まれている。
上記の西森碑記にも通ずるが、この年代は首里王府から家譜の提出が義務付けられ、自らの家系がどのような歴史を辿ってきたのか証明しなければならず、もしもそれが認められなければ後世へ影響が及ぶ必死な作業だったと思われる。

士族ではなかったと考えられる一族がムラを移り住み、一族自らの碑までもを建てたということはかなりの豪農だったであろうことが予測されるという。
天女の話を持ち出していることからも、もしかすると訳ありの士族傍流だったのかもしれない。
そのような時代背景を読み解くことができるとても重要な石碑と言われています。
・大山御嶽碑(市指定史跡)
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E.KEMURA
代表 : 株式会社 琉球Press
沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!

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