Invisible RYUKYU 第149回目は『沖縄年末年始・あるあるロックンロール』

ロックンロールレディオ Invisible Ryukyu

本日の放送にて2020年最後のインビジブルとなりました〜!

今年も1年間、ロックンロールインビジブルにお付き合い頂きテンキューどうも〜!

思い返せば今年のインビジブルは、新年早々、子年のネズミで謎かけしてダダ滑りで始まった一年でしたが、来年も牛だけに恐れずギューっと滑りまくり、ダーさんと共に『スパルタインズ』ではなく『滑りたいんず』を結成したいと思います!

O1も通り越して、M1も通り越して、A1ソースグランプリ進出!

ダーさんとボスでダボス会議なんつってね!ワケンロー!

いや〜、今年はもコロナの影響で個人的にもリモート出演だとか、リモートアカペラだとか!? 初挑戦になったことも様々あったんだけど、まさに世界が一変するとはこういうことか!?という現場を目にしている世代にもなるんだよね。

これから先もより柔軟性を持って、より対応能力を身に付けていけるようロックンロールで前進していきましょう!

ということで!本日は、沖縄年末年始あるある!をお届けさせてもらいました♪

沖縄大晦日あるある

まず、間近に迫った大晦日には我々『年越しそば』を頂きますよね。

大晦日というのは『New Year Eve』と言います。

この『年越しそば』という風習は、日本では江戸時代あたりから始まっているらしいんだけど、

『年越しに食べるそば』という意味にはいくつかあって、

・そばの麺が細く長いことから延命・長寿を願って食べる

・噛み切って食べることから、1年間の苦労や災難を断ち切って翌年に悪いことを持ち越さないよう、いわゆる厄落としの意味を込めて食べる

・江戸時代に、金銀細工の職人がそば粉の粘り気を利用して、あちらこちらに飛び散った金粉を拾い集めていたことから、金運が上がる食べ物として大晦日に食べるようになった

などと言われている。

しかしここ沖縄では、そばと言えば『日本そば』ではなく『沖縄そば(沖縄すば)』を指すことが至極当然であって、大晦日には特に何の疑問も持たずに『日本そば』ではなく『沖縄すば』を食べますよね。

沖縄で大晦日に沖縄すばを食べるというのにも一説あって

『沖縄すばを食べて、来年も”すば”らしい年になりますように』

いや、自分で考えたボス説です。

でもこういう持っていき方も良くない?

実は大晦日に沖縄そばを食べるようになったのはごく最近のことで、1970年代くらいからじょじょに広まっていったらしいね。

今じゃ完全に大晦日の年越しそばは沖縄そばってのが県民スタンダードで、大手そば食品会社とかになると、この年越しそば用だけで70万食以上も生産するらしく、一年で一番の書き入れ時になるんだとか。

70万食って単純に考えると、県民二人に一人が食べてる計算にもなる(^^;

ただ近年では県外からの注文も多くなってきていて、県外にいるウチナーンチュだったり、県外の沖縄そばファンからも支持を得てきているみたいだね♪

こういう風に昔から沖縄では、いろいろなところから取り入れた風習文化を沖縄独特の文化へ作り変えてしまう強かさを持っているんだよね。

そういう部分は大いに見習っていきたいもんだね♪

今年は年越しカウントダウンなどもなかなか厳しい状況で、より一層やーぐまい年越しになりそうなので、ぜひ皆んなで沖縄そばを食べて、新しい年を”すば”らしい年にしていきましょう!

中にはこの状況を逆手に取って、プレミアム沖縄そばなんてのを提供している食品会社さんもいるよう。

本格木灰麺だとか、高級アグー豚使用だとかで一杯¥2000なんだとか! 

でも、確かにこういう状況だからこそ、大晦日くらいは1年の労いも込めてちょっと贅沢に気分を晴れやかにしたいという気持ちは分からないでもないよね。

そして大晦日に皆さんのご自宅郵便受けに届くものがあるよね?

そう! 正月三ヶ日分の新聞!

実はこれ、沖縄だけらしいよ(^^;

県外ではちゃんと正月元日に新春特別号が届くんだって。

なんでも、ウチナーンチュは年末年始は休んで実家に帰るものという志向が強く、元日には人手不足で配達がままならないことになってしまうようで、大晦日の日にもう配達してしまうというのが慣例化になっているらしい(^^;

逆にウチらからしてみれば、え!?元旦にも配達してくれてるの!?という驚きになってしまうけど。

そして大晦日といえば紅白歌合戦だよね♪

今年の紅白の司会は県出身の二階堂ふみさん!

すばらしい!

そこで紅白に関してプチ雑学だけど、日本では何かにつけて赤と白で対決するよね。

運動会でも紅組白組として対決したりする。

この合戦という場合の紅白に関しては、源平合戦が起源だと言われている。

白旗が源氏、赤旗が平氏、その対照的な色合いが今の時代でも紅白として受け継がれてきていると。

めでたい意味での紅白饅頭とか紅白幕というのは、また別の起源があるらしいけどね。

で、年が明けてのお正月。ここにも本土との違いはやっぱりあって。

沖縄新年あるある

まず『正月飾り』

沖縄独特の正月の飾り物ってあるよね。

円柱状の短い炭を昆布で巻いた正月飾り。

しめ縄にもミカン(橙)と一緒にこの飾りが付いていたりするよね。

もちろんその飾りに込められた意味というものがあって、炭は朽ちることが無いので子々孫々・健康長寿、昆布は喜ぶの意。または炭をタンと読んでタンと喜ぶという意味もある。

実は沖縄のメデタイ行事には欠かせない音楽『かぎやで風』には正月ヴァージョンがあって、その正月ヴァージョンには

あらたまの年に (あらたまぬとぅしに)

炭と昆布かざて (たんとぅくーぶかじゃてぃ)

心から姿 (くくるからすぃがた)

若くなゆさ (わかくなゆさ)

という歌詞があり、ここにも

『新年には炭と昆布飾って身も心も若返るようだ』

とある。

来年はタンと喜び溢れる年になるように、沖縄正月飾りを飾ってみてもいいよね♪

それから沖縄にはほとんど『お雑煮』という習慣が無いよね。

正月だったりおめでたい席での汁物といえば、

やっぱりイナムドゥチか中身汁、もしくはソーキ汁!

おせち料理よりも脂っこいオードブルだったり、重箱料理(^^;!

実はここも本土とは大きく異なっている部分なんだよね。

このコロナ禍ではなかなか親戚集まるのも厳しい状況かもしれないけど、こういう状況だからこそ逆に今一度客観的に沖縄の伝統風習を見つめ直してみて、改めて沖縄の文化を学んでみるお正月にしてみてもいいかもしれないね♪

新年の初詣もね、必ずや元旦や三ヶ日中にお参り行かなければならないわけでもないので、少し日をずらして行ってみてもいいように、新年明けてのインビジブル、5日になってしまってるけど、あえてそこで少し沖縄初詣の話もしてみようと思う。

気になる方は、少し初詣日をずらして、次回のインビジブルを聞いてからお参りに行ってみてください!

ということで、2020年インビジブルはこれにてロックンロール納め!

みなさん、また来年も元気に笑顔でお会いしましょう!笑顔と元気があればロックンロールは叫べる!

笑顔免疫でコロナをやっつけて、あのコローナとハッ!と笑い飛ばせる年にしましょう!

それでは!良いお年をお迎えください〜!

ワワワワケンロー!!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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