先週の金曜日、首里城正殿エリア焼失後初めての一般公開が始まり、その痛ましい姿もしっかり見届けようと訪れてきました。
やはりコロナの影響もまだまだあるようで、それまでであれば人混み絶えない首里城なのはずなのに、閑散としている城内。
火災が及ばずに済んだ守礼門から歓会門、龍樋を横目に瑞泉門を潜り、漏刻門、広福門へと入っていく。
いよいよ正殿エリアへと続く奉神門前にて一呼吸置いて、在りし日の正殿を思い返しながら門を潜った。
そこに現れたのは、なんとも言葉にも出来ない、跡形も無くなってしまった土台だけの姿。。
その土台の前には格子に囲われぐるぐる巻きに固定された1対の龍柱。。
近くまで行かないと龍柱だとは分かんないくらい。
しかしこの土台のおかげで、正殿地下部にある王朝時代からの正殿遺構はどうにか難を逃れて、引き続き世界遺産としての文化財認定は受けられるらしい。
この先、どんなに悔やんでも失ってしまったものはもう戻せない、
そうであれば、もうこの際しっかり再建に向けて前を向いて、見せる形の復興再建・観光資源としていこうという姿勢だという。
燃え尽きてしまった状態も公開し、無残な姿・形も見てもらって、見る側もそこから何かを感じ取り、一緒になって再建への気持ちを持ち続けて欲しいとね。
これまではほんの一部、小窓でだけしか公開していなかった『地下遺構の公開規模』を、一定の期間になるとは思うけど、より大きくして見せていこうというのもそのような考えに併せてのようだ。
これは思いがけぬ貴重なものを拝めているとも言えるわけ。この機会に見た方がいいよ!
あと、やっぱその存在感はよほど偉大だったんだろうね。
正殿がすっかり無くなってしまった後は、え、ウナーエリアってこんなに小さかった?とサイズ感に困惑するほど。正殿が如何に人々に与えるインパクトが大きかったのかを改めて知ることが出来た。
現在の有料エリア入場料は、正殿が存在しないことに気を使ってか(^^; 正規料金の半額の大人¥400となっている。年間パスポートも1年で¥800となっているので、再建様子をチラチラ覗きに来るには年間パスポートもいいかもしれないね♪
と、ちょうどこういう機会だからと、正殿の焼失跡も見届けた上で正殿裏に位置する御内原、世誇殿などへも足を運び、さらに東のアザナ下部に位置する寄内エリア、そしてそのエリア内にあるガマ遺構なる場所も見学してきました。
へ〜こんなとこもあったの!?と改めて首里城の大きさ、偉大さ、貫禄さえも感じることが出来たし、まだまだ知らない、知られてない謎も多そうで、そのミステリーさ故に人々を魅了させて止まない存在なのかもしれないなと。
そうそう、それから首里杜館なんても滅多に寄ることないんだけど、あまりの暑さにちょっと涼みながら帰ろうとたまたま入ってみたら、首里城に関するショートムービーも面白くて最後まで観ちゃったし、実はこの日一番衝撃だったのが、この首里杜館に展示されていた昔の首里の街並みジオラマ!!
こ、このジオラマ、、ここ数週間のインビジブル首里〜真嘉比川〜安里川特集で言いたかったこと全て詰まってるやし!
何時間でも眺めてられそうだったやっさ(´∀`)
ほんとこの機会にだからこそ、見えてくる首里城、知られざる首里城、そしてそのパワーを感じることができるのかもしれない。
正殿の無い首里城なんて、では決してない。
今こそ、今だからこそしか感じ得られない首里城という部分もあると思う。
ぜひ、復興へのサポートにも繋がるし、自分自身への首里城の存在感を確かめるためにも、今!訪れてみることお勧めします♪
立つんだジョー!!立ち上がるんだ首里ジョー!!
そういや琉球ドラゴンプロレスに、首里JOなるレスラーいたな(´∀`)
短編動画にもまとめてみたよ♪
ワワワワケンロー!!
E.KEMURA
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