Invisible RYUKYU 第121回目は『あの尚巴志&信ちゃんを輩出した佐敷町』

Wandering Okinawa!

がっぱい過ぎやねーん、がっぱい過ぎやねーん(´∀`)

どうも、がっぱい宮城よりはたっペーな佐敷たかじんです。。

ワワワワケンロー!!

もう無茶苦茶もいいとこだけど、今日のボス・アカペラは、『佐敷』と『やしき』をかけての、やしきたかじん『やっぱ好きやねん』を『がっぱい過ぎやねん』でお届けしました〜(´∀`)

そう、今週からは旧佐敷町のインビジブルなんです!

今でこそ南城市の一部となり、旧4町村の一つとして収まっている佐敷ですが、やはり歴史好き、そして琉球王朝ヒストリーを語る上でかなり重要な場所となるのがこの佐敷町!

そんなヒストリー見所たくさんの旧佐敷町をお伝えして参りました!

まず、佐敷町出身の有名人と言えば〜と聞かれると、誰を思い浮かべますか??

もちろん歴史好きなウチナーンチュ、琉球史に興味持ってる方なら即座に『尚巴志』!と答えると思います。

そしてもう1人佐敷出身で忘れてならないのが、我らがお笑いポーポー世代のカリスマ!

くぉうみん館からお知らせします〜(´∀`)

の区長でもお馴染み『しんちゃん』こと『津波信一氏』の出身地でもありますね〜♪

信ちゃんのインビジブルも面白そうではあるけども、今回は尚巴志にスポットを当てて紹介してみました♪

そう、あのウチナー史上初の三山統一を果たし、その後450年もの間一王国としての歴史を辿る琉球王朝を打ち立てた『尚巴志』は佐敷の生まれ育ちなんです。

しかし、尚巴志と言えば戦乱期の活躍ぶりはよく知られているかと思うんだけど、自身のルーツ的なバックグラウンドはあまり知られていないのかなとも思う。

だからこそ尚巴志と佐敷と言ってもなかなかすぐには繋がりが思い浮かばないし、関係があることすら知らなかったと言う人ももしかしたらいるのかもしれない。

なので今回はその辺りを深掘りして、ぜひ尚巴志と佐敷の琉球ロマンを紐解き、これきっかけに次回佐敷探訪にでも訪れてみてもらえれば何よりです♪

まず、尚巴志の父親は『尚思紹』と言う人物で、尚巴志が中山を倒した後に、尚巴志に推されて第一尚氏初代の中山王となります。

この尚思紹も、佐敷の出身です。お墓は今でも佐敷ようどれと言って存在しており、航空自衛隊・知念分屯基地の敷地内にある。

そして、かつて尚巴志と尚思紹が住んでいたとされる佐敷グスク跡というのも佐敷にあって、今では第一尚氏の歴代王を祀っている月代の宮という祠が建立されている。

佐敷小学校のすぐ裏手の小高い山の中にあるんだけど、入り口には大きな鳥居があってそこから車ごと入って中腹まで上っていける。そしてそこからの景色がホント素晴らしい!

馬天港、中城湾が一望できて、尚巴志がこの港と供に勢力を拡大していったんだな、この一帯を拠点に夢を抱いていたんだなと思いながら眺めると、また一つの琉球ロマンに触れられている気がする。

話をルーツに戻して、実はこの尚思紹(尚思紹と名乗る前は苗代大主)の父親というのが鮫川大主(尚巴志のおじーちゃん)といって伊平屋島からこの佐敷に移り住んだ人物だと言われている。

しかも、島民に妬まれて追われる形で伊平屋を後にしたと。

ん? 確かお隣の伊是名島では、、後に第二尚氏の開祖『尚円王』こと『金丸』が島を追われて国頭へ流れ着いたという話だったよね。

似通ってるな〜偶然なのかな〜。この辺りは長年ミステリーなまんまです(^^;

その鮫川大主が、島を追われる際にとある老人から『流れ着いた場所の東沿岸、三方を山に囲まれた所に住みなさい』と言われたそうな。

その地形にピッタリ合ったのが佐敷であったというわけなんだけど、ホント佐敷って航空写真で見ても驚くほどに三方を山に囲まれて目の前に海が開けているという立派な場所なわけね。

ここにはまた先週の首里城同様風水とも関わってくる話にもなるんだけど、長くなるので次の機会に!

その鮫川大主が住んでいた居住跡・場天御嶽という御嶽が台風の影響で実際の元の位置から移されてはいるんだけど、佐敷の新里地区にあってそこに伊平屋神という神様も一緒に祀られている。

で、この鮫川大主も美男子であったのか、隣村の大城按司の娘に見染められて子を儲け、その男の子が苗代大主(尚思紹)であると。

大里にある大城按司のお墓、かなり奇抜な形状

その後苗代大主も佐敷で力を付けて勢力を伸ばしていくんだけど、その際、別の佐敷の有力者、ライバルとも言える美里の子の娘と恋仲になってしまい1男を儲けたと。しかし、その女性は子供を儲けたことを父親には言えずに、泣く泣くその子をアマチジョーガマという洞窟に置いて帰った。

しかしやはり気が気でないこの女性、2、3日経ってそのガマへと向かってみると、なんと!大きな鳥がその赤ん坊を抱え込んで温め、そして犬が乳を飲ませていたと!!

その光景を見たこの女性は、この子は只者ではない!と直感して、勇気を出して連れて帰り父親にもそのことを話をすると、父親も理解し無事育てられることになったと。

そう、その子こそが、後の尚巴志、佐敷小按司なのであると。

そのアマチジョーガマというガマもしっかり存在していて、漢字で書くと『天次門ガマ』天に続くガマとも書くようで、確かにそのガマの位置というのが佐敷の最も高い位置にあって天に続くように見える神秘的な場所。

ただ、今の時期はハブにかなり注意しないといけないような場所、行かれる際には十分に気をつけてください。

他にも苗代大主の屋敷跡裏手にある、つきしろの井戸に赤ん坊は置いていかれたという説もあったりする。

その後立派にしかもヤンチャに育った尚巴志は、まずお隣の巨大勢力である島添大里を破るというまさかのジャイアントキリングを果たし、そこから中山、北山、南山撃破と、皆さんもご存知の破竹の快進撃を収めていくことになるわけなんですね〜。

こう見てくると、佐敷がまた違った角度で見れるでしょ!?

佐敷の方が地元に誇り持つのも分かるよね♪

ということで、今回は尚巴志と佐敷のインビジブルをお届けしました!

次回からももうしばらく佐敷&南山エリアをお伝えしまーす!

ワワワワケンロー!

放送後の一枚は、最近仕上がったオキナワンダラーオリジナルTシャツをメインにパシャり!

気に入ったらご購入もィヨロシク〜!!

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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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