Invisible RYUKYU 第49回目は『首里12カ所巡り』

Wandering Okinawa!

めぐる〜め〜ぐるよ〜お寺をめぐる〜

by 中嶋みゆき 時代

というまたまたおふざけボス・アカペラで始まりました今夜のロックンロールインビジブル!

テンキューどうも〜!

2019年もはやくも半月が過ぎましたが、新年に掲げた抱負はいかがですか!?

ワタクシはね、、、って、特に抱負すら掲げてねー( ̄▽ ̄;)

気がついたら年越してるし、気がつく前に日が過ぎ去ってる。。

イカンイカン、、ここらでしっかり意識を変えていかねば!

という、そんな状況も含めてね、今宵の『Invisible RYUKYU』では、そろそろ新年ムードも終焉かな?でも初詣まだなんだよね、、って方にピッタリの内容をお届けしました!

その名も『首里12カ所巡り』!!

先週、先々週と琉球八社をお届けし、それらは神社のお話でしたね。

しかし今回は逆の『お寺』に関する琉球のInvisible!!

ぜひ、今日の放送、そしてこちらのブログを読んでみて、気になった方は各お寺へ、もしくは紹介した全てのお寺へ足を運んでみてはいかがでしょうか♪

ワワワケンロー!!!

まず、首里12カ所巡りというのは、その名から想像される12箇所のお寺を回る、というわけではなくて。

実はこの数字の12というのは干支の12支の12、皆さんそれぞれに干支っていうのがあって私は何年生まれ、ワタクシの場合は巳年、とかね。

で、皆さんがお持ちの12の干支それぞれには実はそれぞれの守り神がいて、守り本尊と言うわけなんです。

その自分の干支の守り本尊や家族の守り本尊それぞれが祀られているお寺が首里にあって、それらのお寺を巡るというのが首里12カ所巡りであるわけ。実際には4つのお寺に12支の守り本尊が割り当てられ祀られていて、すべて首里にあります。

割と年配の方々だと、私の守り本尊は〇〇菩薩、私のは〇〇如来だと把握している。

ちょい説明が難しいけど(^^;

ただ12支となれば皆さんも身近で、自分の干支は何、というのはすぐに出て来ますよね。

で、自分の干支の守り神は何々で、そのお寺はここなんだ、というのを知って回ってもらえたらなと思う。

まずは首里観音堂 山川にある 合掌犬コナンくんでも有名

このお寺には『子』、『丑』、『寅』、『辰』、『巳』、『午』のご本尊が祀られている。

子年には『千手観音』(せんじゅかんのん)

千手観音とは、千の手を持つ観音菩薩で手の掌には目が付いています。手は多くの人々に救済の手を差し伸べ、目は人々を教え導く知をあらわすとされています。このように千の手と目はどんな人達でも漏らさず救済しようとする広大無限の慈悲の心を表現しているのです。

丑・寅には『虚空蔵菩薩』(こくうぞうぼさつ)

智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰される。

辰・巳には『普賢菩薩』(ふげんぼさつ)

普賢とは「全てにわたって賢い者」という意味で、あらゆるところに現れ命ある者を救う行動力のある菩薩です。

午には『勢至菩薩』(せいしぼさつ)

智慧の光ですべてのものを照らし、人々を迷いや苦しみから救うとされています。智慧とは物事のあり方を正しく見極める力・判断力を意味します。

これらのご本尊は全て首里山川の首里観音堂に祀られている。

ので上記の生まれ年の方は、ぜひ首里観音堂へお参りに訪れてみてください。

首里観音堂

首里観音堂

そして首里高校裏側の安國寺というお寺では、

酉年のご本尊『不動明王』

が祀られている。

不動明王は悪を絶ち仏道に導くことで救済する役目を担っていることから、恐ろしい表情をしているが実際は迷いの世界から煩悩を断ち切るよう導いてくれる仏で慈悲深いとのこと。

安国寺入り口、両サイドには仁王像も

安國寺入り口、両サイドには仁王像も

安国寺

安國寺

さらに赤田の達磨寺では、

卯年のご本尊『文殊菩薩』(もんじゅぼさつ)

いわゆる知恵の神で、『三人寄れば文殊の知恵』の文殊。 知恵、学業成就の神様。

戌・亥年のご本尊『阿弥陀如来』(あみだにょらい)

「南無阿弥陀仏」と唱えたあらゆる人々を必ず極楽浄土へ導く

今年はイノシシ年、『猪突猛進』で今年は我武者らに何かを成し遂げる!と抱負を持った方はぜひ参拝して欲しいし、だるま寺自体が文殊菩薩のこともあるのか、合格祈願、学業祈願で受験生に人気がある。『なでだるま』というなでてご利益を頂くだるま像もある。

今年我武者らに頑張る受験生の方は行ってみてはどうでしょう?

達磨寺

達磨寺

なでだるま 達磨関連のお守りもたくさんあるよ

なでだるま 達磨関連のお守りもたくさんあるよ

最後にモノレール儀保駅からすぐのとこにある、『盛光寺』。

こちらでは未・申のご本尊

『大日如来』(だいにちにょらい)

が祀られていて、すべての命あるものは大日如来から生まれたとされ、釈迦如来も含めて他の仏は大日如来の化身と考えられている。

盛光寺 のーまんじゅうとして有名な『儀保まんじゅう』は、かつてこの盛光寺の境内で売られていた。

盛光寺 のーまんじゅうとして有名な『儀保まんじゅう』は、かつてこの盛光寺の境内で売られていた。

という風に、ちょっと仏教の仏様、菩薩様の話は奥が深すぎて難しいんだけど(^^;

とにかくまずは自分の干支にもご本尊がいるということ、それがどういった神様である、くらいは知っててもいいんじゃないかな♪

そしてその神様が祀られているお寺を巡ってみる、するとそれまでよりも遥かに自分にとって縁深いものを感じながらお寺を参拝することができるし、また家族の干支のお寺も回って家族のための祈願をしてみるとか。

中には全ての干支を参拝して回る人も結構多いよう。

また、特に自分の干支の年が回ってきた年、年男・年女の際には、自分の干支のお寺を回ってお祈りをするというのも多いよう。

もうそろそろ初詣も落ち着いてきているころなので、ここらあたりでゆっくりと改めて新年の抱負を掲げに首里12カ所巡りをしてみてはいかがでしょうか♪

放送後の一枚は、各々に思う神様像でパシャリと(^^;

それぞれに思う神様を表現ロックンロール!

それぞれに思う神様を表現ロックンロール!

ワワワケンロー!!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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