Invisible RYUKYU 第48回目は『琉球八社パート2』

Wandering Okinawa!

ラブミーテンダーナニ言ってんだ〜(´∀`)

ワケンロー!!!

ということで、今宵もやりきってきましたよエフエム沖縄、Share TIME内、火曜ナイトはInvisible RYUKYU〜!!

聴いてもらえましたか!?

実は今日1月8日はね、あの! King of Rock’n’Roll と言われるElvis Presley の84歳のバースデー!! ま、生きていればという話だけどね。

ワタクシことE.KEMURAのこの『E』には、実は永ちゃんをリスペクトした『E』というだけではなく、Elvisの『E』にも哀悼の意を表している『E』なんです♪

そう、ワタクシはElvisの大ファンでもあり、それ故に『エルヴィス・ジュン』と呼ばれたころもあったとか(´∀`)

そんなこんなで今宵の毎度のボス・アカペラオープニングでは、最愛の意も込めて

ラブミーテンダーナニ言ってんだ〜(´∀`)

なんて歌で始めてみました。

ワワワケンロー!!!

ということで、今宵も始まったわけなんですが、

先週に引き続き今週も『琉球八社』についてをお届けしました♪

さすがに1週間で8つの神社についてお伝えするのは無理があるところで。

先週の琉球八社概要&波上宮について、に引き続き、

今宵は残り七社の大まかな概要と、その中でも特に面白い伝説が残されている神社たちについてお届けしました♪

沖宮

まずは沖の宮、こちらは奥武山公園内にある神社で、どうしても同じ園内にある護国神社と混同されがちなんだけども、全く別の神社でプールの側にある神社。最近では結構攻めてるイベントなども行なっていて、ロックライブなんか開催したりカフェがあったりして面白い♪

最近いろいろ攻めてるイベントもやるよね

最近いろいろ攻めてるイベントもやるよね

天久宮

次に天久宮、泊高校のすぐ近くにある神社。なかなか分かりにくいんだけど鳥居を見つけられればすぐ分かる。鳥居から下に下って行く形の造りになっている。

ここにはまた天女伝説があって、その昔隣村に住む男がある日この天久の地で洞窟に入ってふと消えて行く女性を見かけた。そのことを王に伝えると、王の命令で役人にその洞窟を調べさせたところ、何もしていないのにお香が燃えだすという現象が起きた。そこで王はここは神の地であると社殿を造らせた。

その後その男性と天女が結ばれたという伝説もあり、天久宮は縁結びのご加護があるとも言われている。

1番下の階層に御神体があるよ

1番下の階層に御神体があるよ

安里八幡宮

安里八幡宮はもっと分かりにくい(^^; 国際通りの安里三叉路の真裏あたりに位置する神社だ。こちらの神社も興味深い伝説があって、第一尚氏最後の王、『尚徳王』に纏わる伝説がある。尚徳王は戦を得意とし、尚巴志以来の王様自身が戦に出るという王であったと。彼は金丸の反対をも押し切り喜界島遠征にも乗り出す。

その際にこの安里の地を通りかかった時、一羽の鳥が飛び立つのを見てとっさに弓を構え、『一矢であの鳥を為留めたならば、喜界島の制圧を叶えたまえ』と矢を放った。すると見事に命中し、遠征から戻った際にここに神社を建てたという。

それ故、安里八幡宮は弓道はもちろん、スポーツや武の神様として勝利祈願にご利益がある神社として参拝される。

これ、なかなか貴重かも?? 今ではこの角度で写真撮るとバックにツインタワーが映り込んじゃう

これ、なかなか貴重かも?? 今ではこの角度で写真撮るとバックにツインタワーが映り込んじゃう

識名宮

識名宮境内の本殿の裏に洞窟があって、その洞窟に関する伝説がある。その昔、この洞窟から夜な夜な光を発するものがあって、大阿母志良礼(オオアモシラレ)という女性がその光を不思議に想い、光の元をたどってみると洞窟内に一体の賓頭盧(ビジュル)があり、その霊光であった。それ以降この霊光を深く信仰していくと、いろいろな願いが叶うようになった。

そこで、この話を王に伝えると、その当時息子である王子が大病を患っていた王はすぐさまこの霊光を祈願させると、たちまち王子が元気になったという。そこで王はこの場所に宮と寺を建立し、それが識名宮となったという話。

故に健康祈願、安産祈願などのご加護があるという。

識名宮も今では立て直ししてるようで、この写真の姿はもう見られません(^^;

識名宮も今では立て直ししてるようで、この写真の姿はもう見られません(^^;

普天満宮

普天満宮は言わずと知れた宜野湾市の普天間にある神社で、中部では一番人気のある神社でしょう(^^)  毎年お正月三ヶ日は屋台もずらーっと並び、参拝客もkm規模で並んでますよね。

その普天満宮の注目点と言えばやはり普天満洞穴! 近隣の道路標識などにも『普天満洞穴』と記載されているので、それを頼りに普天満宮に入っていってもなかなか洞窟は見つけられない。

それもそのはず、拝殿の裏っかわに位置していて、ちゃんと社務所に見学させてくださいと断らないと入れない場所になっているんです。

で、実際入ってみるともうびっくり! こんな場所にこんな洞窟が!?という感じ。結構洞窟は長く広がっているらしいけど、見学出来る範囲は限られている。それでも一見の価値はありますね。

普天満洞穴、神社の裏にこんな洞窟が!

普天満洞穴、神社の裏にこんな洞窟が!

末吉宮

末吉宮は首里末吉公園内にある神社で、ここも歴史深い神社。以前に『組踊・朝薫の5番』の回でお伝えした、執心鐘入の舞台になった『万寿寺(後の遍照寺)』との関わりが深い神社。

昔話の『三枚のお札』的な話を想像しながら歩いて見ると、またいろいろな風景が見えて来ますよ(^^)

普段は人気もないので、より空気感がスゴい

普段は人気もないので、より空気感がスゴい

金武宮

金武宮は以前もお伝えした通り、金武観音堂の境内の中の、さらに洞窟を下って行ったとこにある御神体を祀る神社。なので観音堂自体を神社と思ってしまう方も多いかと思う。その洞窟内では現在泡盛の貯蔵も行なっていて、洞窟内にはスゴい数の泡盛が眠っている。

で、この観音堂にもスゴいエピソードがあって、時は室町時代、真言宗の僧侶『日秀上人』が紀伊の国(和歌山)から補陀落渡海(ふだらくとかい)という捨身業で琉球に流れ着き、現地の人に保護され金武の地で布教を始める。その布教の拠点が金武宮であり、後にその側に観音堂を建てた。

観音堂横にある洞窟を入っていっての金武宮です

観音堂横にある洞窟を入っていっての金武宮です

また、浦添の経塚伝説も実はこの日秀上人のストーリーなんですね〜。その昔、経塚のあたりは鬱蒼とした森の中で人里離れた静かな場所だった。そこに住む妖怪が行き交う人々に悪さをして困っていたという。そこで高野山で修業した日秀上人がお経を書いた小石を埋め、その上に「金剛嶺」と刻んだ石碑を建て、妖怪を鎮めたと伝えられています。

その後、地震の時に「チョウチカチカ」、あるいは「チョウチカ、チョウチカ」と唱えるとおさまると信じられるようになり、お経を埋めた塚を経塚(キョウヅカ)といい、この地域の名前の由来となっている、ということなんです。

面白いですね〜(´∀`)

このように、それぞれに特徴的な琉球八社!

全てを回ってみるも良し、一つ一つじっくり回ってみるも良し、ぜひこのような背景も含めながら琉球ロマンに触れてみてはいかがでしょうか♪

あ、そうそう♪ 縁結びとして最も有名な出雲大社の分社が沖縄にもあるのをご存知!? 那覇の古島、マックスプラスの直ぐ側にあるんですよ♪ 国内最南端&最西端の正式な分社ということで、恋愛成就にも効果ありそうですね〜♪

こちらもぜひ(^^)

放送後の一枚はやはりElvisを!ということで、あまりElvis感はないけど一応『監獄ロック』ポーズ!

三人でElvisポーズロックンロール!!

三人でElvisポーズロックンロール!!

ワワワケンロー!!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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