各企業が、アナタ自身が、沖縄が変わらなければならない『評価の時代』なのだ!

コンサル&セミナー

はいさいワケンロー!

まっだまだ暑い日が続く沖縄ですね。

もう寝苦しくて汗疹まで出来てしまったE.KEMURAです。

さらに、先日は和僑会定例セミナーで、会場まである程度歩いてみたらもう汗ダックのドナルドダックか!というほどのもんで、ん〜どういうもんなんでしょう。

とにかく、今年はまだ残暑が厳しいようなので、クーラーなどの使い過ぎで体調など崩さないよう気を付けていきましょう(^^)!

毎月第四火曜は和僑会セミナー

さて、上にも述べたように、去った火曜はワタクシも理事メンバーとして参加させてもらっている沖縄和僑会の定例セミナーでした♪

9月初旬には和僑会国際大会もタイのバンコクであったわけで、ワタシは旧盆やらの関係で行けませんでしたが、みなさんその話題で持ち切りで楽しそうだったな〜(;;)

と、毎月いろんなジャンルの講師を招聘しまして、月に一度セミナーを開いているわけですが、先日の講師は上海で活躍されている當山氏、台湾を舞台に活躍されてきた秋光氏のダブル講話ということで、非常〜に為になるお話が聞けました♪

聞く前は正直、ん〜、、インバウンド括りで言えば関連があるといえばあるけど、アジア系の動向を聞いて何か自分の仕事に参考にできるかな〜と思ってしまったりもしてたんですが、當山さんは以前にもお話したことあって、すごくノリが楽しくて沖縄のことをホントに考えてる熱い人だな〜!と思ってたこともあって、まずは再会だけでもいいさ!ということで行ってきました。

そしたらそしたら、やはりビジネスマン、ビジネスセンスがある人たちの話って、全てのビジネスにおいて絡めることができるんですね〜!

聞いたあとはホント来てて良かった〜!と思いましたもん(^^)

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マーケット事情を探り、欲しいサービスを提供する

ちょっと当たり前のこと過ぎてすんません(ーー;

しかし、ほんとそういうことなんだな〜!つーか、そこ見つけきれて、需要と供給つなげられたら間違いないわけだ!というのを再認識。

まず、當山さん、日々中国と日本を繋げるビジネスをしていて、ほんといろいろやられててどれもこれも感銘受けることだらけなんだけど、一番面白かったネタを1つ。

當山 丞氏

當山 丞氏

最近では毎年青森のリンゴを1200ケース仕入れて中国で販売、中国に入った時点から2週間で全て売り切れると言う。

『青森』というブランドはすでに中国でも認知されていて、リンゴなら日本で一番の『青森産』だろう!と。

中国本土でももちろん富裕層向けに高級百貨店などで売られてはいるけど、その中間マージン省けば半値で売っても利益が出る。

さらに、なぜリンゴなのか?

『赤』というキーワードなんですね〜!彼らが『赤』を好む、ということくらいまでは何となく知ってるじゃないですか?

しかし、縁起物として、結婚祝いや長寿祝いなどに『赤い』リンゴに字を彫ったり装飾したりして贈るのが彼らのトレンドなんだとか!

しかも日本でナンバー1ブランドの『青森産』をね!

その市場(高くても「青森産りんごが欲しい」とされている)ニーズを知る、そこから青森産を仕入れるネットワーク、中国まで大量に輸出できる業社、これらのルートを確保できればビジネスは当たるわけなんですよ。

リスクももちろん無くはないけど、そのリスクを最小限でとどめることも計算の中に入っているんだと。

欲しい!サービスを他より安くで信頼あるルートで提供する。そりゃ売れますわね!

そして秋光さん

秋光 勇介氏

秋光 勇介氏

秋光さんはもともと台湾にて日本式ビューティー系のショップ展開を任されて、ハコ選び、リサーチ、マーケティングを徹底して行い、開ける店舗開ける店舗を成功させてきた。さらに他の数カ国でも同様の展開をし、どんどんと事業拡大を行なう。

そのノウハウを活かし、満を持して独立!

驚くことに、独立後は逆に日本国内、しかもザギン!って言わん?そう、銀座にて外国人をマーケットにしたビューティー事業、しかもサービス内容も日本国内での展開ということを意識して一定の内容に絞った事業展開を行なう。

そしてここからがスゴい!

完全に独自のマーケティング手法を確立し、トリップアドバイザーでの銀座内ビューティー評価が2位!!

必ずや1位を取ってみせる!と断言していました、いや近いうちに実現してしまうだろうと思います。

この1位という絶対的立ち位置を確立、そして顧客満足を維持し続ければ客は途絶えること無く二位以下に陥落することもないと。それだけマーケティングや顧客の満足度向上に自信を持っておられるんです。確かに、そこまでやってあげるの? そこまでフォローアップするの? という徹底ぶりはスゴかった。そりゃ〜口コミやリピートで人の流れを作れるはずだわ。と。

さらに、Googleマップを使ったレビューの重要性、Google自体による評価、順位の重要性を細かく教えてくれて、いかに現在のマーケットがこの指標によって大きく動いているのかを熱弁してくれました。

ということは? ここをおろそかにしている間は、インバウンドマーケットに火をつけることすらできない!と断言もされたのです。

な、ななななるほどー(^^;

プロモーションや広告を生業としているメディア業としては、そこまで断言されるとちょっと立場が(^^;。。という部分もあったんですが、結局は各企業、事業者それぞれが自分なりの努力、リサーチ、マーケティングにまで関わらないことには業績を伸ばしきれない時代!ということのようなんです。

広告の立ち位置が激変している

確かにそこに関してはワタシ自身もちゅーじゅく以前から伝えていて、広告は単なるアイキャッチ、存在を知らせるツールでしかないと。

重要性や必要性はまだまだあるんですよ、今でももちろん。

ただ、その広告を見て少しでも興味を持ってくれたマーケットへの導線対応! このあたりまでしっかりと想像力を働かせ、対策を練り実際に取り組まないとダメなんです。と。

もし広告目に入って気になったら、即スマホで調べますよね? もっと詳しい情報を。

ここが一昔前とは大きく変わってきてるわけなんです。二段階なんですよ良くも悪くも。

して情報調べてみるんだけど、自社サイトも持ってなければSNSもやってない。そこで終了ですよ。別の店を調べますよ。

受け側の準備体制は必ずや!ということは以前からしっかりお伝えさせてもらっています。

その分野におけるお手伝いもするし、アドバイスもしますと、ただ!継続するのはご自身ですよ!と。

また、来店まで繋がった場合には、お客に対するスタッフの対応、笑顔、やりとり、衛生面、そこもしっかり教育してくださいと。

せっかく来てくれたのに、満足しなかったら二度と来ません。広告いくら出したって戻ってはきません。

さらにこの時代、人はSNSで悪いことも大いに発信します。そうなるともう連鎖反応でますます来なくなります。

そう、受け側の体制をしっかりしないと、今の時代は一見さんビジネスでは成り立たないんです。

行ってみようかな、と思ってたかもしれない見込み客を自ら潰してしまうことになってしまうんです。と。

逆に接客を向上させ、満足感を高め、また来たいと思わせられれば頼んでも無いのにいい評判を発信してくれるんです。

そのレビューははっきり言えば広告よりも効果が高いでしょう。第三者の正直な感想なんですから。

そうなればもうプラスのスパイラル! あれよあれよと評判になっていきますよ(^^)!と。

レビュー意識をもっと高く!!SNSに加えてGoogle、Trip Advisor レビュー

上記の内容まではこれまでもワタシなりに大きく理解し、顧客にも強く促してきました。

しかし、これからはSNSだけではまだ弱い、世界を巻き込むにはSNSに加えてGoogle、Trip Advisor への仕掛けが非常に重要になってくるんだと。

なるほど、確かにSNSだと繋がっている人同士のネットワークでしか情報の共有ができない。沖縄にやってくる様々な国の観光客それぞれが、もともと繋がっているはずもない。

沖縄に関する情報だって、持っていてもメジャーどころか、行きたいと思って前もって探して来た情報くらいだろう。

そこに我々のような英字フリーペーパーが食い込んでいける余地はまだあるとは思ってます。

だって、現地の媒体って見るだけでもワクワクするじゃん? 英語で書いてあればどうにか理解もできるし、現地の情報が載ってるローカル媒体なら現地の人が行くようなレストランとか載ってんじゃないのかな?って。

そういう部分でまだ大いに活用されてるとは思っています。

しかし今の時代はもう、現地に来て最も重宝するのがGoogle検索なんだと、Google Map、Trip Advisor なんだと。それも大いに理解できますよね。

『Okinawa, Dinner, Chatan』 とかで検索する場合、そのエンジンに対する情報構築(レストラン名・ジャンル・住所・電話番号などの情報登録)をしているレストランが上位に上がってくるのはもちろんですよね?

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そこ、やってます? SNS対応だけではもう十分とは言えない環境になっているとのことなんですよ。

今人々は何を使って動いているのか、何を元に情報収集し生活しているのか、そこの根本的な部分を日々リサーチ、マーケティング、対応していかなければならないんだと。

じゃ、まずやることは? 上記の自社情報登録に加え、Google MapやTrip Advisor でレビューを書いてもらえるようなプラットフォームを準備しておくこと。

そして常々レビューを書いてもらえるような接客、顧客満足度の向上に努めること。この積み重ねが検索上位に上がっていく仕組みになっているんだと。

これまでは広告できっかけを作って、来てもらって満足すればリピーターになった。この流れは今後ももちろん続くでしょう。

逆に来てはみたけど満足しない、その客はもう二度と来ないだろうけど別の客が新しく来てくれればそれでも良かった。

しかし今はそれが全く通用しない時代になっているんだと。

広告出してるんだから客は来て当然でしょ? 来てくれさえすればいいんだよ、気に入らなければ帰りゃいい、広告見てまた次のが来るでしょ?

そういう考えでは自滅します。

そういう姿勢は知らず知らずに表面に出ます。確実に悪いレビューに繋がります。

そうなると自分たちで来てくれそうな客を前もって来ないでいいよ、とネット上で断っているようなもんなんですから。

そして、マーケットが外国人、ということも大きく念頭においてください。

當山氏、秋光氏、双方ともに最近の日本のレビューサイトは信用できないと口を揃える。

それはそれで、まぁ国内事情のことなので国内客をマーケットにしている方々が対策を練ればいいでしょう。

しかし、我々がマーケットに置いているのは外国人ですよね?

であれば? レビューも外国語で書けるツールでなければならないんですよ。

ウチは食べログやってるからいいや、ではそもそもトンチンカンなんですよ。

そこで世界標準のTrip Advisor、 Google Map の活用なんです。

さらに、この二大大手はものすごい監視力らしく、サクラだとか不正あるとすぐに発見し、アカウント停止になるようです(^^;

ま、不正しなけりゃいいんですね(^^; むしろ、言わば極力公平に評価をしてくれるということなので、金を持ってるから、ワイロ的なことをしてるから上位へ、ということが出来ない。

いいものはいい!悪いものは悪い!という絶対的評価を下してくれるわけなんです。

E.KEMURAもOkiWanも常に進化せねば!

このように結構衝撃というか、なんとなく分かっていたような気もしてはいたけど、もう制裁を下されたというのか、我々だって今のような変わらぬ姿勢ではダメなんだというのを痛感しました(><; 

世の中の流れを読み、自分自身、そして自分の事業のこととしてもしっかり受け止め、取り入れ、常にマーケットの動向に合わせた取り組みをしていかねば!とね。

さぁ、アナタならどうします?

今後世の中はますます事業淘汰される時代になるでしょう。

しかし逆に言えば、やることしっかりやっていけば!

どんどんとやらない人が願ってもないのに自ら散り去ってくれるとも言えましょうか。

一緒にやりますか? やりませんか?

沖縄のためにも我々が頑張りましょうよ! 

今回、當山さん、秋光さん、そして和僑会一致しての最終論点は、『沖縄は今後も間違いなく伸びる。しかし今のように沖縄を利用ばかりされてるんじゃない、沖縄自身に金が落ちる仕組み、沖縄県民が稼げる体制をみんなで作り上げるべきなんだ』ってこと。

まさしくそうだ!

それもワタシのロックンロール!

ワワワケンロー!!

あ、和僑会の宣伝もせねば!

ということで、だからどういうことりば!

毎月第四火曜は銘苅の産業支援センター(小禄じゃないよ)にて和僑会定例セミナー行なっていますので、興味ある方はぜひご参加ください(^^)

セミナー後は毎度懇親会もあり、今回の懇親会もだいぶ盛り上がった〜よ♪


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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