羽地朝秀に関してもう少し。
朝秀は羽地間切の按司地頭(領主)だ。その羽地には面白い地名がある。
『田井等』と書いて『タイラ』
南走平家に関わるともされる『平良』の地名は県内他にいくつもあるが、
琉球国初の正史『中山世鑑』を編纂し、琉球の始祖は源氏であると書かなければならなかった羽地朝秀が治める羽地間切の『タイラ』は、なぜか『田井等』なのである。
平氏そのものをイメージさせる『平良』では、地名が消し去られるかもしれないとの危惧があったのだろうか。
朝秀自身、自らのルーツは何だったと考えていたのだろうか。
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E.KEMURA
代表 : 株式会社 琉球Press
沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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