イーチ、ティーダがお空に一つ♪
ターち、ターがシージャかロックンロール!!
ということでね、大宜味といえばこのお二方に触れないわけにいかないのでね、
大宜味のハルサーミュージシャン、アイモコさんの県民ソングで始まりましたが、
アイロウさんの方がシージャだと思うので、ヤッケーシージャなクレームはすみません、お断りしておきます。
ワワワワケンロー!
ということで今夜はね、まだまだあるぜ大宜味村!自然豊かな見所満載大宜味村をお届けしました♪
まずは、これまた自然が創り出した造形美。
海からグーッと陸に大きく入り組んだ地形が珍しい塩屋湾!
あまりの湾の大きさに、そこは湖か!?と思ってしまうほどの壮大感だよね♪
で、今でこそその湾の入り江を挟んだ対岸同士である白浜から塩屋まで塩屋大橋を渡って車で行き来することもできるわけだけど、その橋が出来るまでは対岸を船で渡るか、もしくは湾をぐるっと回って行き来するしかなかった。
その湾の長さ、約7km!
歩いて回るとすると、普通に歩いても1時間半かかっていたわけだ。
となると、この橋が掛かった時の地元の方々、そして大宜味以北の方々の喜びはすごいものがあっただろうね♪
事実、この旧塩屋大橋は昭和38年に開通しているんだけど、その後昭和50年に本部大橋が開通するまでは沖縄一長い橋として、その雄大な建造物を一目見ようと中南部からも観光客が押し寄せたほどだという。
我々の世代も赤い大橋として覚えている人も多いのではないだろうか?
その旧塩屋大橋も老朽化が進み、1999年に新塩屋大橋が完成・開通。
そこで役目を終えた旧塩屋大橋は、なんとその場の海底に沈められて漁礁として海の中で今も活躍中なんだとか♪
その橋が掛かっていた名残は道路が寸断された形として今でも見て取れて、その長く大役を果たしてきた歴史を感じることができる。
ただ実は正確に言うと、塩屋湾を渡るあの塩屋大橋というのは一つ小さな小島を経由して繋がっているというのに気づかない事が多いんだけど、白浜から宮城橋という短い橋を渡ってまずは宮城島、そして宮城島から対岸の塩屋に橋が繋がっているんだよね。
今度渡る機会があればぜひ注意深く見てみてください。
で、その宮城島には、県を代表する沖縄名木100選にも選ばれている立派な『デイゴ』が道路沿いに生えています。
毎年4〜5月ごろには真っ赤なデイゴの花を咲かせる事で有名な宮城島のデイゴ。
デイゴは県の花でもありますよね。『Indian Coral Tree』と言うとか。
しかも、デイゴが綺麗に咲けば咲くほどその年は台風の当たり年となるとも言われる。
デイゴの花が咲き風邪をひき辛子食べた〜てね。
さらにデイゴはその木の堅さと乾燥への強さから、昔から伝統工芸である琉球漆器の材料にも使われる木でもあるのです。
ちなみに漆器は英語で『lacquerware』と言います。
で、この塩屋湾、はるか昔にはあのペリー提督も立ち寄り調査を行なった地でもあり、その時の記録にこの塩屋湾を『Shah Bay』と記している。これはおそらく当時の聞き取りなどで『シオヤベイ』が『ショアベイ』、『シャーベイ』と聞こえたためにそう記されたのではないかと言われている。
で、一昔前にはその塩屋湾から上がっていく高台に『サンセットビュー イン シャーベイ』という大型リゾートホテルが開業していたんだけども、現在は営業していませんね。
でも、そのホテルに隣接する形で立地する『六田原展望台』という展望台には行くことは可能で、そこから見る塩屋湾、本部半島まで見渡せる景色は絶景!
沖縄八景にも選ばれている塩屋湾を堪能できる、数少ないロケーションでもある。
そこからだとさっき伝えた宮城島の立地もなるほど〜と理解できる。
で、塩屋湾といえばやっぱりウンガミ!
毎年、旧盆が明けた初の亥の日に行われるのが塩屋湾のウンガミ!
約500年もの歴史があると言われていて、海の向こうのニライカナイに向けて五穀豊穣、無病息災を祈願する祭りで、塩屋湾内の集落が共同で行うすごく神秘的な行事ですよね。
何がすごいって、主に女性中心の祭祀で、神人の祈願に始まり広場で繰り広げられる老若問わずの村中女性たちの舞、そして祭事ピークは塩屋湾を横切るウガンバーリー!
皆さんも写真などで見たことあると思うけど、湾の対岸から勇壮にハーリーを漕ぎ勝負に挑む各集落の男たち、そしてそれを全力で手を叩き声を上げ迎え入れる女性たち!小さい子からおバーまで、海の中に体半分入ってだからね!
これはね、もう圧巻ですよ♪
今年はコロナのためにかなり縮小して地元の方々だけで行なったようだけど、またコロナ明けには元気に再開して欲しい!
ぜひ、いつの代までも残していって欲しい伝統祭祀ですね。
他にもね、村内根路銘の山奥にある石山展望台は、その高さゆえに太平洋と東シナ海の双方を見渡せるという絶景ポイント!ただ山だけに雨が降りやすくって、でも逆にそう言う時は霧が自分の下に見えるという素晴らしい光景に遭遇することもある。
それから県内二番目に大きい大保ダムがあるのも大宜味村、毎年7月には大保ダム祭りが開かれていてすごい人気な祭りなんだけど、こちらも今年はやはりコロナのせいで中止になってます。来年以降に期待。
あと、喜如嘉の沿岸には『ビーチロック』という、砂浜に沿って何枚もの石が板状になって1kmほど続いて見える不思議な場所があります。
これは熱帯から亜熱帯のサンゴ礁海岸に特有の岩で、昔の砂浜にあった砂粒が、炭酸カルシウム(石灰)で固められたもので、言いかえれば「昔の海岸の化石」だとのこと。
これまた潮が引いている時に見れると圧巻です♪
村田嘉里には、水どころならでは本島最北部の酒造所『やんばる酒造さん』もあり、かなり色々とユニークなチャレンジされてますよ♪
というように、自然一つとっても見所満載な大宜味村!
ちょっと深刻なエビ感染症問題が発生してしまい心配な部分もありますが、ぜひ皆さんも興味を持って大宜味村へ足を運び大宜味PRをになってください(^^)
放送後の一枚は三人揃って今日のボス選曲『Knock on Wood』!
その意味はまた後日のロックンロールセレクションブログで♪
ワワワワケンロー!!!
E.KEMURA
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