Invisible RYUKYU 第135回目は『おそるべしシークヮーサー効能!』

Wandering Okinawa!

イーヤーサーサーシークヮーサー(´∀`) 

僕も君も大好き〜♪

って、この歌のタイトル何っていうんだ〜!?誰が歌ってんだ〜!気になる〜!

ということで、本日9月22日は語呂合わせで『クニブの日』。

クニブとは『九年母(クネンボ)』と書いて現在では沖縄の柑橘類の総称として使われていることから、『シークヮーサーの日』としても制定されているわけなんです。

ただ、元々『クネンボ』というのは伝統的な柑橘類の1種の品種名で、実は現在日本中で食べられている『温州みかん』もこの『クネンボ』と『紀州みかん』が親品種だということが分かっているそう。

今や運動会やコタツの上で食べる代名詞ともなった温州ミカンも、実は沖縄を経由して全国に広がっていった歴史があるんですね〜!素晴らしい!

さて、そんな沖縄を代表する柑橘類の一つが、何と言っても『シークヮーサー』ですよね♪

沖縄県北部を中心に昔から親しまれてきた柑橘類で、特に大宜味村や名護の勝山あたりが生産地として有名ですね。

大宜味では県生産量の60%を誇る、県内一のシークヮーサー生産地なんです。

その名前の由来は、『シー(酸っぱい)』と『クァーサー(食べさせる)』の意味なんです。和名では『ヒラミレモン』と呼ぶんですね〜♪ 

昭和世代には懐かしい響♪ 米津玄師にも歌ってもらいたいね、『ヒラミレモン』(´∀`)

用途的には、その酸っぱさをアクセントとしてお刺身とか焼き魚、唐揚げなどにかけて用いる青切り用、完熟した果実として食べるフルーツ用、ジュースやゼリーとして活用する加工用があるそう。

食用以外にも、芭蕉布を織り上げた際に、まだ固い布を柔らかくするため、その布に残る有機物をシークヮーサーの酸で溶かすという目的でも使われていたとのこと。

ちょうど9月から12月にかけてが旬の時期で、その採れる時期によっても渋さや酸っぱさが全然違ってくるのもシークヮーサーの面白いところ。

昨年あたりにか、テレビでも紹介されて一気に全国的にも知名度上がって店頭からシークヮーサー関連商品が消えたという現象があったほどでしたね。

その理由というのが、シークヮーサーが持つ機能性成分で、人間の健康維持に対しての多様すぎるほどの効能効果!

特にシークヮーサーの果皮に多く含まれる『ノビレチン』と『タンゲレチン』成分による効能がものすごくって

数えたらキリが無いほどで、

血糖値抑制、血圧抑制、抗ガン作用、冷え性、インフルエンザ予防、認知症予防、排尿障害予防、抗酸化作用、抗炎症作用、コレステロール抑制作用、抗腫瘍形成作用、花粉症予防、そして美肌・美白効果などなどが期待できると言われている。

そりゃーそんな特効薬とも取れる魔法のような果実とくれば、一気に全国各地からお求めがくるのも理解できるよね。

そんな昔から沖縄の長寿と健康をサポートしてきたシークヮーサー!興味出てきたでしょ!?

でも、どこ行ったら買えるの? どこでもっとシークヮーサーのこと学べるの!?

という方のために間違いなくお勧めなのがここ!

大宜味村津波にありますシークヮーサーのテーマパークとでも言うべき『大宜味シークヮーサーパーク』

オープニングで歌った歌も、このシークヮーサーパークで永遠と流れ続けてたんで、どうも耳から離れなくてね。。

シークヮーサーのことがなんでも分かるし、生産時期には工場見学も出来るので、シークヮーサーがどういった工程で作られて、どう出荷されていくまでかを目の前で学ぶことができる。

まず何より楽しい嬉しいのが、入り口を入ったらすぐに現れる魔法のような蛇口!

なんとこの蛇口からはフレッシュすぎるシークヮーサージュースを注ぐことができて、いえば飲み放題なわけ!

これだけでも、遠く感じる大宜味まで遊びに行く価値は大いにあるよ♪

さらには、先ほども伝えたシークヮーサーのシーズンというのが9月から12月なんだけども、その月々に収穫されるシークヮーサーによっても味が全然異なるわけね。

で、なんとその月ごとの味わいをも別々に試飲することができて、より自分の好みに合ったシークヮーサー製品を買い求めることもできる。

また施設に併設されている加工工場はガラス張りになって見学もできるようになっていて、

でっかいカゴで次々と大量に積み込まれてくるシークヮーサーの実という実!

その実が流れ作業で自動で絞られて、一斗缶にどんどん詰められていく作業はホントに見てて飽きない!

このシークヮーサーが全国各地に届けられるんだな〜、そして皆さんの健康維持へ一役かってるんだな〜と思うと、かなり間接的ではあるけど、なんとなく誇らしい気持ちにもなるよね。

さらに施設内ではしっかりシークヮーサーの効能だとか、生産者さんの想いや経営者さんの想いなども知ることができるし、シークヮーサーをこれまでよりももっともっと身近に感じることができる。

加工製品はジュース系だけではなく、 ジャムとかポン酢、シークヮーサーパウダーを使ったオリジナルピザとか、シークヮーサーの果汁がたっぷり染み込んだロールケーキやシュークリームなどもお勧め!

ぜひ足を運んでみてもらえればと思います。

最近、原因不明のシークヮーサーが枯れてしまう病気も流行ってしまって、シークヮーサーのコロナとも呼ばれて生産者さんたちが大変困っているという話も出てるじゃない? 

そういう部分へのサポートも含めてさ、この機会にぜひシークヮーサーのことをもっと知ってもらって、県民一人一人がシークヮーサーの宣伝マンになって盛り上げてもらえるといいなと思います!

ということで、放送終了後の一枚は!

シークヮーサーでスッパイマン(あれ、ちょっと違う??)な面々!

ワワワワワケンロー!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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