Invisible RYUKYU 第34回目は『伝統琉球スイーツ』

Wandering Okinawa!

最上級の惚れ方さ〜ZOKKON!!

というわけで今晩もやりきって参りました〜エフエム沖縄『Invisible RYUKYU』!!

またもやコーナー入りでは毎度の昭和歌謡シリーズで、シブがき隊の『Zokkon 命』!命と書いて『LOVE』を熱唱しましたね〜(´∀`)

一体どこまでこのおふざけを許してもらえるんでしょうか(^^;

とにかく定番化してるので、許されるまでやってみようかと思います(´∀`) って、歌のネタが無くなる方が先だとは思うけど。。

そんなシブがき隊がヒントになる今夜のインビジブルだったんですが。

そこまで言うほどふざけてんなら聴いてみよう?と思った方、ラジコからどうぞ〜!

と、そんな今夜のインビジブルは、オキナワンダラー最新号の『伝統琉球スイーツ特集』からお届けしました♪

ワタクシ自身、甘いものにはホント縁が無いと言うか、ほっとんど食べないので今回の特集は意外な発見がいつもより多くて楽しかったですね〜♪

そんなこんなのスイーツ特集より、いくつかインビジブル用に情報をピックアップしてお届けしたのでブログでもフォローアップをと♪

まず、現代において思いつく琉球伝統菓子と言えば??

ちんすこう、くんぺん、タンナファークルー、のーまんじゅう、ムーチー、といったところじゃないです??

しかしね、200年前の琉球王朝時代にはすでに160以上のお菓子が存在していて、王家、高官たちの贅沢品、そして中国からの冊封使や薩摩藩の役人の接待のために振舞われていたらしいね。

しかも、王家直属の料理人『包丁役』という役職があって、彼らのみしか作れない非常に重要で高級な食材となっていたよう。

その後の琉球処分、廃藩置県に伴い、接待というものが必要無くなり包丁人は活躍の場を求めて城を後にする。

で、本土から菓子職人や製造技術も入り、お菓子専門店も開業していくという流れらしい。

ただ、現在はその伝統菓子のほとんどは作られなくなり、今ではどうにか10〜20種を見かけるくらい。

特例なのが『千寿糕(センジュコウ)』というお菓子で、一旦この世から姿を消したんだけど、琉球ドラマ『テンペスト』でその姿が出たとたんに脚光を浴びて、老舗中の老舗『ちんすこう本舗新垣菓子店』で再び作られ販売されているんだって。

千寿糕:蓮の花を形取った焼き菓子

千寿糕:蓮の花を形取った焼き菓子

このような流れで今の琉球伝統菓子業界は、上記新垣菓子店さんのように琉球王朝時代に包丁役として活躍されていた先代の子孫が現代でも製法を引き継ぎお菓子を作っていたり、伝統を守りその一軒でしか作り継がれていないお菓子があったりということもあるらしいんです。

というような琉球菓子の話の流れから、今回は生放送のスタジオ内にて、ある伝統菓子を持ち込んでの突然試食会を敢行!

実際にパーソナリティお二方にも試食してもらって、何のお菓子か予想してもらったんだけどね(^^)

実は今日のコーナー入りの昭和歌謡がヒントで、ここで結びつく(^^;

答えは冬瓜のお菓子で『冬瓜漬』♪

ウチナー方言で冬瓜は『シブイ』、そう! だからこそのシブがき隊〜!

最上級の惚れ方さ〜! ZOKKON!!

・・・・

話を戻してと、やっぱその意外性にビックリする!

あのシブイがお菓子になるわけ!? しかも伝統高級菓子!?

そう思うさ(^^;

でもよ、実際に食べてみて!?

甘いんだけど、ほんとオシャレな味ってーのか高貴な感じ♪

甘いんだけど、ほんとオシャレな味ってーのか高貴な感じ♪

ホントにキャンディー!?って言えるくらいの上品な甘さと、なんつーんだろうキャラメルのようなというか、グミ?ソフトキャンディー?みたいな歯応えで、こんなお菓子を琉球時代から食べてたの!?という驚きが出るね。

製法としては、シブイをアク抜きして茹でて、その後砂糖だけで長時間煮詰めていくとのこと。

糖度が高く凍らないらしいので、冷凍庫での保存が利いて長持ちするんだって。

こちら現在では那覇は松尾の『謝花きっぱん店』でしか製造&販売もされていないというレア中のレアもの!

 

それから同じく謝花きっぱん店で代々製造&販売されている、店名の由来にもなっている『橘餅(きっぱん)』についても紹介しました♪

300年前ほどに中国の福州から伝わってきたお菓子なんだそうで、琉球王朝時代から尚家へ献上されていたという『橘餅(きっぱん)』。それを未だ変わらぬ製法で手間ひまを掛けて作り続け、現在国内でも唯一製造&販売をされているという『謝花きっぱん』さん♪

柑橘系のほろよく甘苦い風味がクセになる!?

柑橘系のほろよく甘苦い風味がクセになる!?

このお菓子何がスゴいって、沖縄で採れる柑橘類、九年母やカーブチー、タンカンなどを原料にして砂糖で煮詰めていくんだけど、その原料というのが果汁ではなく、果汁を搾った後の薄皮というのか果肉の皮というのか、あるさ? あれを刻んで捏ねていって煮詰めていくんだって。

実際食べてもみたんだけど、なるほどね〜という感じ♪  ホント柑橘系の甘苦い感じが口の中に広がってね、なんつーかマーマレードをギュッと凝縮して捏ねた感じというのか。

この口に広がる爽やかさが当時から好まれて、王家への献上はもちろん、尚家を通じて将軍家、そして皇族にまで献納されていたんだって!

ここまで来ると、ちょっと神々しい逸品にも思えてくるね♪

さらにこの橘餅は、その甘苦な風味が他の琉球菓子のトッピングというかアクセントとしても使われる事が多く、有名どころではチールンコーの上のトッピングでも見かけることができますね(^^)

千寿糕や闘鶏餃にも隠し味的に含まれてるらしいです♪

この上にトッピングされてる黄色い方ね。赤は染色された落花生。

この上にトッピングされてる黄色い方ね。赤は染色された落花生。

『橘餅』、『冬瓜漬』双方ともすごく手間ひま掛かるが故に、以前はいくつか他にお店もあったものの、現在は謝花きっぱんのみが製造&販売をしているんだって。

で、こちらの6代目店主、謝花ひさのさんは、実はワタクシ高校の同級生で(^^;

より興味深く話を聞く事ができました♪

さらに謝花さん(実際には、ひさのーと呼んでますが)、その若き感覚(同い年なので言いにくいな^^;)、さらに帰国子女というワールドワイドなセンスで色々なことにチャレンジされているんです♪

伊江島のイエラムに浸けた冬瓜漬けや、抹茶やきな粉でコーティングした冬瓜漬けのアソート、生ハムに包んだ食べ方だとか、チーズと一緒に食べるとまた違った味わいができるなどなど。

こんなオシャレな冬瓜漬も! インスタ映えるな♪

こんなオシャレな冬瓜漬も! インスタ映えるな♪

若い人にも楽しんでもらえるような取り組みをいろいろと仕掛けています。

ぜひぜひ皆さんもこれを機に、一度足を運んでその300年変わらぬ味を味わってみてはいかがでしょう♪

本土へのお土産や、職場&友人知人への手土産としても話題性あるし、

おじーおばーへの手土産にしても喜ばれるはずよ〜♪

ィヨロシクワケンロー!!!!

毎度放送後の一枚は、最新号を持っての案外フツーなポーズ(^^;

IMG_2674

鉄拳チンミ的なことでもやったら良かったかや(´∀`)

ワワワケンロー!!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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