Invisible RYUKYU 第131回目は『若狭エリアは偉人集まるインビジボー!!』

Wandering Okinawa!

若さ故〜浮島〜♪

波の上〜も浮島〜♪

波の上でこそ波乗りジョニーだワケンロー!

琉球ヒストリー好きな人なら、あ〜!おもしれー!とツボってくれたと思うけど、

那覇の若狭ってのは、昔離れ島であった那覇、別名浮島の中にあったんだよね。

波の上もそう、久米なんかもそうね。

ということで、若さと若狭しかかかってないけど、ザ・ジャガーズの君に会いたいに合わせてお届けしました!若狭のインビジブル!

君に会いたい ザ・ジャガーズ

ここ数週間に渡って、琉球の偉人達、そして彼らの壮大なる偉業の数々をお届けしてきましたが、そんな彼らを一堂に訪ね歩ける場所があるのをご存知でしょうか?

今回は琉球の歴史に触れながら、先人偉人の息吹を感じ歩くことができる場所、さらにここでは沖縄県となってからの戦争の悲惨な歴史も学べる場所となっていますので、ぜひ紹介してみたいと思います。

その場所というのが『旭ヶ丘公園』

え?どこ?という方も多いかと思います。

波上宮の隣、波上ビーチに隣接している公園があるよねと伝えると、あ、確かにビーチ上側に何か緑が広がっている公園があるな!と、存在自体はなんとなく知っているんじゃないかなとも思います。

こちらの公園、ビーチはもちろん、丘の上にはちょっとした展望台もあってわずかながら那覇を一望できる隠れスポットにもなっています。

さらに公園内には結構な数の石碑が建立されていて、その中の一つに!先週お伝えした謝名親方こと『謝名利山』を讃える顕彰碑、かなり立派な碑が謝名親方の子孫『鄭氏』の方々によって建てられている。

謝名親方の徹底を貫いた生き様に感銘を受けた方、そしてその生き様を模範にしようという方も多いかと思う。ぜひね、実際に訪れてその力強いパワーを分けてもらえるといいかなと思う。

そして波上宮と護国寺を挟んでビーチの反対側道路沿いには久米村の方々によって建てられた『天孫廟と天妃宮』というこれまた立派なお堂があって、

その敷地内にはいくつかの神様が祀られているのと、久米出身である程準則と蔡温の徳を讃える立派な頌徳碑(しょうとくひ)も建てられている。

これらを見てると、いかに彼らが久米村の方々にとってのヒーローなのかを感じることができるよね。

こちらのお堂も旭ヶ丘公園と隣接というか、壁を一枚隔てただけのような立地なので公園内からでもその碑を見ることができる。

そして皆さんご存知波上宮。実は波上宮の境内には、拝殿に向かう手前左手に小さなお宮、神社が二つ存在しています。

その一つは『世持神社』といって、実はこのお宮にはここ数週間のインビジブルでもお伝えしてきた

『蔡温』、『野國總管』、『儀間真常』の3人が祀られてるいるんです。

彼らの偉業に関してはそのネタでお伝えしているのでブログなどで読み返してもらうとして。

彼らの偉業が沖縄を救い、その後我々に繁栄をもたらしてくれた恩人として昭和初期に祀られているんです。

特に彼らの偉業に関連した『砂糖業界』、『農林業界』、そして『教育角界関係者』を中心に世直しと殖産振興の神社として広く崇敬されている。

『世持』というのは、沖縄の言葉で「豊かなる御世、平和なる御世を支えもつ」との意。

その世持神社も先の沖縄戦によって破壊されてしまい、その後の米軍の神社の再建造営中止命令などの紆余曲折があり、現在社殿に関しては奥武山公園内に、そして御神体は波上宮内にあるという形となっている。

奥武山公園では護国神社、沖宮が参拝地としてポピュラーとなっているけども、実はこの3偉人を祀った世持神社もあるので、機会があれば訪れてみてほしい。

そして話を戻して旭ヶ丘公園、先ほどの天孫廟と護国寺の間には『小桜の塔』というモニュメントが建っている。

こちらは最近ニュースなどでもよく取り上げられている疎開船『対馬丸』の沈没によって亡くなった子供達、付き添いの方々を弔い慰めるために建立された慰霊碑なんです。

対馬丸には834名の子供を含む1600名以上が乗船、そのうち子供800名ほどを含む1500名もの命が失われてしまったというなんとも悲惨な惨事だったわけですよね。

1495年、今から76年前の8月22日夜10時過ぎ、米軍による魚雷攻撃での沈没。真っ暗な海の中で、どれだけ怖い思いをしながら亡くなっていったかと思うと、本当にやるせない。

しかもどうにか生き残った生存者には日本軍からの厳重な箝口令が敷かれ、この沈没のことは一切誰にも喋ってはいけない。喋ったら厳しい罰を受けるという命令まで下っていて、生存しながらにも苦しい日々を送っていたという。。

この慰霊碑は実は、1954年、愛知県のすずしろ子供会によって、沖縄には戦争によって亡くなった子供達のための慰霊塔がないことを憂い、慰霊碑を建ててあげたいと募金を募り、愛知県知事、そして愛知県の大きな協力のもと若狭の護国寺を通じて沖縄に贈られたとのこと。

その対馬丸に関する記念館もモニュメントから向かって公園のちょうど反対側にありますので、今はコロナの影響で本館自体は休館されているようですが、館内にて企画展のみは行われているようです。ぜひ近隣を訪れることあれば足を運んでください。

今日のリモート生放送では通信が途絶えてしまうという、お聞き苦しい内容になってしまいましたが、、ちょうどいい機会なので次週に向けて通信環境の見直しも行ってみたいと思います!

放送後、今一度リモート繋いで環境設定確認と毎度の一枚もパシャりとやりました!

ということで、次週からもィヨロシクロックンロール!!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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