最近のブログではオキナワンダラー何月何日号の内容は〜という紹介から、Invisible RYUKYU の何回目の放送は〜がメインとなってきてますな(^^;
結局紙面でもラジオの放送でもほぼほぼオキナワンダラーの掲載記事の内容をお伝えしているので、一緒に読み比べ聴き比べしながら楽しんで学んでもらえると幸いです♪
ということで、先日3月27日の放送では『OkinaWanderer3月25日号』の発行に伴い、その号の中から今週の Invisibleを紹介します!ということで、3月25日号の特集『八重瀬町特集』より、いくつかオモシロネタを紹介させてもらいました♪
放送内でも同じくだりをやりましたが、、八重瀬といえば何を思い出す? と急にフラれたりしたら、、結構思いつかないものだよね(^^;
でも、実際に足を運んでいろいろと散策してみると、面白いスポットほんとたくさんあるわけよ!
もうね、ラジオ一回の放送では到底語り尽くせないので、2回に分けて紹介します♪
まずテーマ分けしてね、八重瀬の『歴史』的な部分と『自然』的な部分。どちらも興味深いInvisibleあるんで、写真も付けながら紹介していきましょうね〜(´∀`)
まず、八重瀬と言えばこちらは外せない!
沖縄に現存している県内最古、そして県内最大のシーサー(石獅子)、『富盛の石彫大獅子』!!
ほんっとデカくて存在感あって、凛々しくてカッコいい!!
その歴史はかなり古く、1689年に建てられたと言われてるんですね〜。
建てられた経緯が、この富盛地区、その当時には何かと火事のトラブルに尽きなく、困った村人たちがある風水師に相談をしたんだと。
するとその風水師が、八重瀬岳に向かって石獅子を鎮座させなさいと。
その後村人が言う通りに巨大獅子を八重瀬岳を睨むように座らせたところ、火事は激減したということなんですね〜。
不思議ですがやっぱ風水と琉球は切っても切り離せない関係ですからね、あながち何かしらの力が働いたのかもしれないですよね。うーとーとーうーとーとー。
で、このシーサー、先ほどから言うように見るからにカッコ良く、歴史もあるし今で言うとこのインスタ映えは間違いない!存在ではあるんですが、実は先の第二次世界大戦でこの富盛も激しい地上戦の現場となったこともあり、この巨大シーサーも無数の銃弾を受けているんです。
それが今日でも目に取って分かる姿だし、物々しく痛々しさを感じさせるんです。。
有名な写真で、このシーサーと米軍が一緒に写っている当時の戦闘シーンの写真もありますよね。。
なので、あまり楽しそうに写真を撮ってSNS投稿するってのはちょっと違うのかもしれないけど、、こういう事実、沖縄ではこういう悲惨な歴史があったんだということも添えて発信してもらえると有り難いですよね。
そして!昨日の放送では言い忘れたんだけど!! 実はコレを言いたかった!
その富盛シーサーの丘に行く県道沿いのバス停には、こんなシーサーのレプリカが設置されているわけよー!
こっちの方がInvisibleあらん!? あー、、伝えるの飛ばしてしまった(T□T)
して、このシーサーがね、実はゴジラに出てくるキングシーサーのモデルになったのでは?とも言われてますね〜♪ (先週からしつこい??)
富盛のシーサー、ちょっと分かりにくい場所にあるんだけど、ぜひぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか!?
で、その次に紹介したのが八重瀬は宜次にある一本の茶色い煙突。
これもね、なっかなか普通に車で走ってて気付くようなモノではないんだけど、いざ目の前にするとなかなかのロマンを感じるよ〜(´∀`)
この煙突は、沖縄戦が始まるちょっと前に製糖工場の煙突として作られたもの。レンガ作りで手で積んでいったらしいよ。20m以上ある高さ、どうやって積み上げたのかね??
で、1944年に完成したんだけど、1945年の地上戦で製糖工場は1年も持たずして破壊される。。して、この煙突のみが今に残ったという歴史らしいんです。ここにも深い歴史がありますな〜。
んでもって、昨日はこれまでのように詰め込み詰め込みみたいな内容の放送はなるだけ避けようと、ネタを少なめで用意していたら逆に時間余ってるって(^^;
で、急遽サブ用だった『港川フィッシャー』を紹介しました。
この港川フィッシャー遺跡は上の2つよりもわりと有名だし、そこまでInvisible では無いかな〜とサブ的に用意していたんだけど。まぁ、実際に現場まで見に行ってみた人は少ないと思うし、行ったら行ったで、え??(^^; こんなとこにあんの!? ってびっくりする場所だから、ぜひぜひ機会あったら行ってみてください♪
簡単に言うと、このフィッシャー(割れ目)から20,000年以上前のものと想定される全身骨格が揃った人骨が1968年に発見され大ニュースになったというわけなんです。ここまで骨格がそろった形では日本で最も古い可能性があり、港川という地区から発見されたので港川原人。
南の駅 八重瀬(旧八重瀬町役場)近くの博物館でフィッシャー遺跡に入るカギを借りれます♪
博物館もね、その港川原人の模型があったり、八重瀬の歴史が学べたり面白いのでお勧めですよ♪
それと歴史括りで言えば、具志頭城跡というグスク跡もあるんだけど、こちらも戦争の影響が大きくて今は戦跡公園として数多くの戦没者が祭られている場所になってます。
すごく景色はいいんだけどね、やっぱここからも数えられないほどの身投げがあったかと思うと、ちょっとやるせない気分にもなりましたね。
しかし、とにもかくにも負の遺産をも後世に伝えていくことは我々の大きな役目。
しっかりと歴史と現実を知って、自分の肌で触れて感じて、自分なりに解釈、後世に伝えるという役割は担っていくべきだと思っています。
このブログやオキナワンダラー、そして Invisible RYUKYU を聴いてくれてどこか訪れてみようかな!と思ってもらえるきっかけになればこれ幸いであります!!
次週は八重瀬の豊かな『自然』にスポットを当ててInvisible RYUKYUをお伝えしまーす!!
次週も聴いてくれよな!
ワワワケンロー!!!!
E.KEMURA
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