OkinaWanderer ６月１０日号も締めに差し掛かって参りました！
１０日号は、その次の号が６月２５日号となることも考えて、２３日の『慰霊の日』に絡めての平和特集号となる運びとなりました。
平和祈念公園、海軍豪、海軍豪公園などという外国人にも訪れて欲しい戦跡トピックを取り上げていて、ページ枠的にもう１ネタ何か欲しいな。と考えていたところ、今月２４日に封切られる浦添の前田を題材にしたハリウッド映画 “Hacksaw Ridge（ハクソーリッジ)”もいいかも！ということで、いろいろ調べ出しました。
↓オフィシャルの予告編
ひと月前くらいの新聞ですかね、そのハクソーリッジの映画の影響で（アメリカなどではすでに上映されている）、浦添の前田高地に外国人がよく訪れるようになっているという記事を読んだんですよ。
正直、それまでその映画のことや前田が舞台になっている映画があるなんてことも知らなかったんです。
で、現場って大公園のあたりなのかな？ 前田というから首里との境目のあたりなのかな？とか。
で、よくよく調べてみると、浦添城跡がそびえ立つあの険しい城壁のことを言うというではないですか〜！
出典：Hacksaw Ridge Official Trailer
これが映画に出てくる城壁の部分、実際のグスクで撮ったわけではないようだけど、かなりリアリティあるよね。
なぬー！そこが舞台になってんのかいー！
もう数年前になるけど、浦添大公園、浦添城跡を特集・取材した時にしっかりそこの場所の写真も撮ってるし〜！
ちょうどこの右側が崖になってるわけよ。すげー絶壁だなーと思ったのよ、数年前に撮った時も。
城壁の端っこから見えるワカリジーとも為朝岩とも言われる巨大岩、英語ではNeedle Rock と言われてます。整備される前に撮ってるから、かなり草ボーボーやさに
そうなんです。その当時にはこれらの情報も何も無かったわけなんです。その土地土地の方々なら、ここが沖縄戦でも最も酷い激戦が繰り広げられて、という話を語り継がれているかもしれないけど、あまりその土地に関わってない我々には、そこは浦添城跡、浦添ようどれという認識しかない。いや、むしろ浦添にもグスクってあったの？という方が多いのかもしれない。
浦添ようどれ見るだけでも行く価値大いにありますよ♪
確かに現地には無数の防空壕や平和祈念碑も建ってはいたけど、そこまでの激戦地だったとは知りませんでした。
調べるとこによると、その特異的な地形上、断崖絶壁と後方は川とで囲まれて防衛的には非常に優れた土地であったとか。が故に浦添城としても大きく発展し、三山統一、首里城に都が移るまでは琉球きっての軍力を誇る、より軍事的なお城であったと。
なるほど、そういう断崖絶壁な立地性を活かし、沖縄戦中に日本軍はアメリカ軍の首里への侵攻をここで食い止めるために重要な要塞地としたわけなんだと。歴史が証明しているんですね。
いや〜、びっくりしたのと同時に、ここには浦添城跡という史跡だけではなく、沖縄戦でも最も激しい銃撃戦が行なわれた場所でもあったんだと。県内でもあまり知られていなかったことだと思います。しかし今回、アメリカの映画の舞台として取り上げられ、一人のアメリカ衛生兵の人生ドラマの舞台として取り上げられたことで、今後おそらく世界的な名所ともなっていくことでしょう。
このように、その土地土地によっても知られざるドラマがあり、ましてや人間一人一人には必ず誰とも違う人生というドラマがある。
そういう一人一人の人生一つ一つを聞かせてもらうことがワタシは大好きで、この仕事をさせてもらうことによって皆さんそれぞれの生き方、ビジネスへの想い、どういう生い立ちを追ってどういう夢を持っているのかを取材を通して聞けるのはすごく興味深いし刺激になるんですよね。
そしてその素晴らしい一人一人の人生ドラマを、また別の一人、それまで関わることが無かった接点の無かった一人でも多くの人、読者に知って欲しい、想いを伝えたい。そこから繋がる人と人との出逢い、人とサービスとの出逢い、もしかしたら人一人の人生を変えるかもしれない出逢いに関われるのがこのお仕事で、『媒体』の役割だと思っています。まさしく『触媒』ですよね♪
若干文頭からは内容がずれてきてるかもしれませんが（＾＾； そういうこと切に思った Hacksaw Ridge という映画でした。って本編まだ観てんけどや。
しかし、、予告編とか観てるだけでリアルに惨い場面場面に胸が締め付けられる想いになります。。ん〜、観るなら間違いなく一人で観に行こうっと。。世界中のピースのために！ワワワケンロー！！
P.S. これまた無理矢理ビジネス論くっつけると、映画上映後あたりからここは『ようどれ』、『浦添城跡』に加えて映画モデル地として知名度グンと上がるはずです。特に外国人増えてきますね。となると？その現地付近で何が必要なのか、何が求められるのか、を考えるとニーズに対する供給ビジネスを生み出せそうですね。
E.KEMURA
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