Invisible RYUKYU 第153回目は『ウチナー三大まんじゅう&榮椿』

Wandering Okinawa!

いちまでぃん〜チャーまんじゅう(´∀`)ノ

メタボ予防にチャーまんじゅう(´∀`)ノ

ロックンロール!!!

ということで!

今夜のインビジボーは『那覇三大まんじゅう』と言われたり『沖縄三大まんじゅう』とも言われる3つのまんじゅうストーリーをお伝えしました〜!

ブログでもそれぞれの『まんじゅう』をより詳しく紹介していこうと思います♪

では早速!

まずはその見た目のインパクトでもよく知られているのが

儀保まんじゅう

『のーまんじゅう』としての方が知られているかとも思うけど、沖縄県民なら一度は目にしたことがあるでしょう。

大きな白いまんじゅうの皮に、赤い文字で大きく『の』と書かれたまんじゅう!

そう、あれこそが『のーまんじゅう』の愛称で知られる『儀保まんじゅう』なんですよね♪

こちらの儀保まんじゅうさん、元々は首里儀保の盛光寺、以前お伝えした首里12ヶ所の一つであるお寺の境内にて、このまんじゅうを販売していたんです。

盛光寺 のーまんじゅうとして有名な『儀保まんじゅう』は、かつてこの盛光寺の境内で売られていた。

20年くらい前まではまだそちらで販売されていたので、覚えている方も意外と多いんじゃないかな?

そちらの盛光寺さんの寺院建て替えに伴い、儀保から現在の店舗がある首里久場川に引越しをされたんだけども、現在も変わらず『儀保まんじゅう』として『のーまんじゅう』を販売されているわけなんです。

場所的には首里リウボウの裏手あたりになってます。

『のーまんじゅう』に書かれている『の』の文字の意味はご存知でしょうか?

これは割と知られた話だけど、『熨斗』の『の』と言われていますね。

お祝いや行事ごとが多い沖縄で、贈答用に貼る熨斗をまんじゅう自体に書いてしまう、

しかも『ひらがな』の『の』という単純明快なロックンロールさ!

逆に何も書かない白いまんじゅうは、法事用として買い求められると。

なので、購入する時には『”の”は書きますか?』と聞いてくれます。

自分のためにその場で描いてくれるのって、何か特別感を感じられるよね♪

最近ではさらなるアイデアで、例えばこれからのバレンタインシーズンが近づくと『の』の代わりに『ハート』を書いてくれたりもするよう。

ぜひ、今年のバレンタインは想いを寄せる人にこのまんじゅうを渡しながら、

のーまんじゅうだけど、ノーは書いてない、だからイエスと言ってくれ!と

渾身のオヤジギャグで手渡して、撃沈してみてはいかがだろう!? 

え? フラれるって!? このフラー! フラダンスでも踊ってやろうか!?

と、サンニンの葉っぱで巻かれた出来立て熱々のまんじゅうのあの特別な香り!

たまんないのよね〜!

まんじゅう屋に共通することだけど、どちらも人気商品売り切りスタイル!売り切れ御免となってます。

買ってみたい方は開店後なるべく早めにお求めになることをお勧めします。

次に紹介するのが

山城まんじゅう

こちらも首里、首里高校のすぐ近くにある歴史長いまんじゅう屋さん

『のーまんじゅう』と比べるとボリューム感はやや抑えられているんだけど、薄皮の中にギュッと詰まった餡が透けて見えて、甘さもわりと控えめなので、甘いのが苦手な方でもちょうどいい大きさで美味しく食べられます。

こちらの山城まんじゅうは、看板にも書かれているんだけど120年以上の歴史を持つまんじゅう屋さん。実際には160年にもなるんじゃないかということ。現在は6代目がお店を切り盛りされています。

実は数年前に一度お店を閉じたこともあったようで、ファンから惜しむ声が後を絶たなかったらしい。そこで一念発起、ご家族が再び店をオープンして今に至っています。

建物自体も大きく建て替えられているので、昔の姿で覚えてる方は見過ごしてしまいかねないけど、しっかりリニューアルオープンされているので、懐かしい!あの味をもう一度食べたい!と思ってもらえる方にも是非足を運んでみて欲しいですね。

山城まんじゅうさんも出来立てホヤホヤを提供してくれるので、買ってすぐに近くの龍潭で休憩しながら食べるも良し、首里城も遠くないので首里城に触れながら食べるのもありだね♪

そして最後に紹介するのが

天妃前まんじゅう

こちらは読んで字の如く、天妃宮の前のまんじゅうというのが由来。

那覇の久米にある天妃小学校敷地内一角には、今でも天妃宮の石門と天妃宮跡という石碑があります。

そこには昔、天妃宮という航海の女神『天妃』を祀るお宮があったそうだ。

もちろん昔の外交は船での交通手段しかなく、航海前や航海後にこの天妃宮で航海の無事や感謝を祈ったという。

その天妃宮の前で売られていたまんじゅうを天妃前まんじゅうと言って、当時は種類も色々あったらしいが、

現在、泉崎の『ペーチン屋』というおまんじゅう屋さんが代々『天妃前まんじゅう』を作り続けている。那覇高校のすぐ近くです。

で、その店の名にもなってる『ペーチン』と言えばもちろん、そうロシアの大統領ですね。

プーチンかい!

いや、琉球王国時の士族階級の称号ですよね。当時はお菓子を作る職人も士族階級であった。

その『天妃前まんじゅう』の特徴としては、他のまんじゅうと比べてだいぶ薄い!

もうまんじゅうと言うより、どっちかというと『生八つ橋』みたいなイメージが近いのかも。

歯ごたえ的にも、モチモチの生地をサクっと嚙み切れる感じで、すごくアッサリなおまんじゅう。

それもそのはず、生地には『はったい粉』を使っているとのことなんですね。

はったい粉とは、大麦などを焙煎して挽いた粉。昔は、はったい粉を溶かしたおやつなどが定番だったようです。

甘さも一番控えめだと思うし、上品な薄さにすごく高級感を感じられるおまんじゅうになっている。

こちらは熱々じゃなく、冷やしてもOK!個人的には逆に冷たい方が美味しく感じたほど♪

そして最後に!

まんじゅうでは無いんだけど、こちらまで紹介したかった!

榮椿

首里の儀保にある『榮椿』というカステラ屋さん!

ここがまた面白くって、一口サイズのカステラ専門店なんだけど、冬瓜漬けが中に入ってレモンチョコでコーティングした『冬瓜漬けレモン味』があったり、アップルシナモン味あったり、

同じ一口サイズの黒糖かりんとうがあったり、

何より面白いのが、

儀保という土地柄もあり、首里12カ所を回れる場所にあることから、

首里12支カステラという、一口カステラの上に12支の漢字が焼印されているカステラセットが販売されているわけ♪

これがもう映えもするし、お土産としても楽しいだろうし、自分自身に購入して食べながら12カ所を巡るというのもすごくいいんじゃないかな〜と♪

ちなみに外国人たちにかなり人気がある日本のお菓子ってなんでしょう?

色々あるんだけど、面白いのは『ハイチュー』

これがバカ売れ!

あの微妙な食感がいいんだろうね。キャンディーでもなくガムでもないというね。

それから10円ガムなんかも人気。ケースで買う人も多い。

あと、紅芋系も大好きだから、もし現在コロナ禍の影響で大量に在庫抱えてて困ってる。

逆に今ならお得なお値段で出せるよ!ということであれば、

今は店内でのショッピングがちょっと厳しいので、店頭にて特設コーナーポップ描いて出してみるなどすると意外と売れるかもしれませんよ。

ということで!

ぜひ、このコロナストレスの昨今に、甘いものでストレス解消されてみてはいかがでしょう!

今夜もリモートにてパシャり!

ロックンロール!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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