何を語る、燃え尽きた首里城からのメッセージ

今朝、というか夜中からヘリコプターの騒音、消防車の行き交うサイレン、これは何事かあったなとは思ったものの、とりたて気に止めることもなく朝を迎えた。

しかし相変わらず上空を旋回するヘリ。

まだ暗い中さすがに胸騒ぎに似た感覚を覚え、SNSをチェックしてみる。

するとすぐに状況が把握できた。

首里城が炎上、正殿全焼か!と。すでに動画も上がっていた。

は!? な、なに!?

これは夢か現実か? 半信半疑で外を見ると確かに首里方面に煙が上がっている!!

オーマイガー! 信じられない!

次第に明らかになってくる現状、情報も確証を得て公式アカウントでも発信。

すると一気に跳ね上がっていく数字。(ここに表示されてるのは”いいね”の数だけで、実際は”悲しいね”ボタンが400以上押されてる)

この衝撃の大きさから、国内外問わず関心が高いというところを肌で以って感じる。

真実なんだ、、そして報道でも跡形も無くなった正殿が繰り返し映しだされる、無残さが非情さが伝えられる。。

なんなんだろう、この虚しさは。

今日一日中ラジオやテレビから、県民の声、ウチナーンチュの声で、『我々の大事なシンボルを失ってしまった』、
『誇りを失ってしまった』という『虚脱感』、『喪失感』なコメントが次々と伝えられて、まさに自分自身もその言葉が一番ピッタリと当てはまる。。

なんだろう、それまでにはそこまで近い存在だと意識してなかったけど、いざその存在が焼失、消え去ってしまった後の寂しさ、ショック、喪失感。

みんな口を揃えて言っている、失って初めて気づいた感情、自分の中で首里城がこれだけ大きな存在だと思ってもなかったという言葉。

本当に本当にそうなんだ。でも、、本当にその通りなんだよ。

戦後に復元された建造物とは言え、これだけ地元の人間から愛されていたってこと、客観的にも嬉しいし、改めての誇りも感じる。

ウチナーンチュがそもそもは『琉球王国』という一国の国民であって、誇り高き歴史を持ち、そしてとてつもなく鱰げられた歴史も持ち、それでも『したたかに』、『ヌチドゥ宝』で生き抜いて来たという、皆それぞれの奥底にもっているプライド、アイデンティティがここに結びついたんじゃないのかなって気もする。

県外の人からすれば、そこまでみんなでそこまで悲しむような存在って、、一体首里城って県民にとってどういう存在なの!?ってのもあるかもしれない。

で、考えてみたのよ。

難しいよね。どういう存在。

でも一番しっくりきたのが、

『親』みたいな存在じゃないのかな? 温かく見守ってくれる『親類』みたいな感じじゃないのかなって。

普段の生活ではそこまで気に掛ける、いや、気にかけられる余裕がない。

でも、確かに存在している、そこに居てくれるという安心感、包んでもらっているという安心感、味方がいるという安心感。

その存在がいきなり居なくなってしまった時に陥る喪失感、虚無感、ショッキング。

なんでもっと接してなかったんだという後悔の念、失って初めて知る存在の大きさ、重要さ。

あくまでも大きな括りでね、大きな括りで。

でも、そういう感情に似てるんじゃないかなと。

首里城って、ウチナーンチュにとっての親、祖父母的な感覚、もうちょい言えば門中の墓みたいな感じ、ウチナーンチュみんなの門中墓みたいな存在なんじゃないのかなって。

繋がってるんだよ、ウチナーンチュの一番大事な『繋がり』、『ユイマール』を感じているんだよって。

遠いかもしれないけど他人じゃない、むしろ遠いけど近い存在。

勝手なことばっか言って怒られそうだけど、そういう沖縄の琉球の独特な歴史も踏まえた上での存在感。

だからこそ自分たちのアイデンテティを削られたような、奪い取られたようなショックさ。決して遠くない大事な存在を失ってしまった虚無感。

ここからはあくまでも自分の意見だけど、

この首里城全焼、もしかしたら何かを訴えている? 今ある状況、当たり前にある当たり前の状況を大事にしなさい、日々の平穏な日常に感謝しなさい、失ってから分かっても遅いんだよってのはもちろんだけど。

今の沖縄のあまりにも理不尽な状況。

自分が思うのは、どこかから黒幕の思惑で県民が二分されて、県民同士で罵り合い争い合い、チムグクルの島が荒れ果てようとしている。。

その黒幕に対して戦うんじゃない、内輪同士で、身内同士で争わせておいて、疲弊しきったところをポッと寄ってきて全て掻っ攫われる。

そんな悲しすぎる状況に対しての、

あんたたち、いい加減にしなさいよ! あんたたちのチムはどこに行った? アイデンティティはどこへ行った!?

という問いが形になってしまったのかも!?

とも思えてしまって。 

最終手段でここまでしないと気付かんか!?ってために燃えて無くなってしまったんじゃないかって。

現に、この首里城火災で、今みんなの心がすごく一つになりかけている。

大事なのはそんな自分本位な意見じゃない、立場じゃない、相手を攻撃することじゃない、罵り合うことじゃない、

どうすれば県民一丸となって誇りあるウチナーンチュに戻れるか、目覚められるかってことなんじゃないかって。

ホント、このままの時代の流れというのか、沖縄が利用されまくって、県民同士が争い合うよう仕向けられて、いい汁だけ持って行かれて、気づいた時には子や孫に、後世に何も残せていない、そういう流れにはしたくない。 いつまで同じ過ち繰り返してんだ!?って。

そんな警鐘だったのかも? なんてことまで思ったり。

正直、首里城の世界遺産登録部分は実際にはグスクの遺構部分であって、あの燃えた尽きた殿群ではない。

なので、必ず復元はできるし、実際にこれまでの長い歴史では何度も全焼、復元してきた経緯もある。

遺構自体が世界遺産なので、そこさえ崩れ去ることなければ世界遺産登録を剥奪されることもないだろう。

しかも、不幸中の幸いか夜中の火災ということで普段なら観光客で溢れ返る場内でも人的被害はなく、城壁で囲われてたことで民家へ火が回ることもなかった。

そう考えると、本当に今回の焼失はそれこそ『したたかに』、ウチナーンチュの『眠れる獅子的な意識を目覚まして欲しい』というメッセージありきの火災だったのかもとかね。

もうだいぶ飲んでしまって書いてるので、明日朝にはまた修正する部分あるかとも思うけど、

今はそういう気持ちで今日の首里城火災を受け止めております。

そういう意味ではロックンロールとしか言いようがない!!

現場的にも精神的にもポッカリ空いてしまった穴だけど、一つ一つ埋め直していけるように、ヒヤミカチ!

ワワワワケンロー!!

今日は大目に、くにひゃーやしゃにかんフリムンロックンローラーやさや!とでも捉えておいてください(^^)

あ! すんげー素晴らしいプロジェクトもあるので、賛同できる方はぜひ!

近く世界の外国人向けにもプロモーションしてみたいと思います!


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E.KEMURA
沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字マガジン Okinawanderer の発行、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中!