Invisible RYUKYU 第62回目は『エイサーの聖地、北中城という一面』

Wandering Okinawa!

エイサーエイサーヒヤルガエイサースリサーサー!スィ! (アルベルトさんのモノマネ入れたんですがね。。)

さーさーすっさー(゚Д゚) スリさーさーワワワワケンロー!!!

ということでね、今夜もやりきって参りましたエフエム沖縄 Sh@re TIME内、Invisible RYUKYU!!

今宵も『北中城』のインビジブルお届けしましたよ〜(´∀`)

ラジコでもどうぞ!

北中城だけを切り取ってもコレだけのインビジブルに溢れている♪

ウチナーってほんと面白いですね〜♪

北中も行きたくなったでしょ!?

さぁそんな今夜は、古琉球時代に深い関わりのある北中スポットをお届けしました(^^)

まず、北中の喜舎場エリアって昔沖縄のビバリーヒルズと呼ばれてたくらい高級住宅が立ち並んで、景色もサイコーにいい高台になっているのよね♪

コスタビスタがある丘ね。

コスタビスタはもともとヒルトンホテルで、アメリカ資本で復帰前に建てられたらしいね。

その頃には、今マンションが建てられている長らく空き地だったホテル向かいの広場では、ドライブインシアターなんかもやってたんだって(‘ ∇‘ )

この辺でやってたんだろうね〜♪

この辺でやってたんだろうね〜♪

もう完全アメリカン映画な感覚じゃん♪

その同じく喜舎場エリアなんだけど、丘の麓には住宅地が並び、昔ながらの面影も残っているエリアがある。

その一角に喜舎場公園という公園があって、そこには歴史ある喜舎場の村石獅子(シーサー)が鎮座しているのよね。

このシーサーの表情がなんとも和むのよね。昔はコレでも睨みを効かせる顔だったんだと思うけど(^^;

なんとも愛くるしい!? 

なんとも愛くるしい!? 

もともとは違う場所に鎮座していたらしいんだけど、区画整理などで現在この公園内に座っている。

ただし向いている方向は昔から変わらず、安谷屋の北側にあった『カニサン』という巨大岩を向いて座っているらしい。

このカニサンという岩は今はもう無いようだけど、この岩が村内に災いをもたらす対象だと信じられていて、その岩に向かって睨みを効かせていたシーサー(守り神)であったと言われている。

で、喜舎場公園内には喜舎場公の墓というお墓もあって、この人物は喜舎場村落を開いた人物で大変徳がある方だったと言われ、村内では今でもお墓を拝む方も多いよう。

喜舎場公のお墓

喜舎場公のお墓

で、丘の頂上から330の屋宜原に抜ける道とは反対の方向に下りていくと、その道すがらに『ナスの御嶽』という御願所があって、ここがまたスゴい!

なんと、古琉球の歴史上、琉球始まっての初の王様・王統という位置付けである、舜天・舜馬順煕の墓がここにあって、この御嶽に祀られているという話なんですね〜!

立派な御嶽!

立派な御嶽!

御嶽の内側にはお墓らしい石碑が

御嶽の内側にはお墓らしい石碑が

舜天といえば、浦添インビジブルの時にも話したけど、源為朝の子供とされて、為朝の旅の帰りを母親と供に待っていたガマが浦添にあり、その付近が『待つ港』、『待ち港』、『牧港』になったという話があったよね。

で、舜天王統三代目の『義本王』の時代に、世間が病疫や大飢饉に襲われて国が混乱。その責任を感じて当時民衆より絶大な信頼を得ていた若者『英祖』へ王位を譲ったと。

その後義本が放浪彷徨いをしている中、北中城の仲順に住む仲順大主という仲順村の開祖で、たいそう学のある領主に助けられたという話がある。

仲順っていうと、ん?なんか聞き覚えがあるな?と思うと思う。

仲順大主は民衆からの人望が熱く、彼のことを崇めて歌った歌こそが!

今ではウチナーエイサーの代表曲も代表曲

そう!『仲順流り』であるということなのである。

この歌は親孝行を題材にした歌で、面白い昔話『仲順大主の財宝ゆずり』という話もあるんだけどちょっと長くなるので割愛して、(興味のある方はリンク先へどうぞ)

実はそのストーリーは現代でも沖縄芝居の演目として演じられてもいる。

仲順大主の墓も、ナスの御嶽の近くにある。

存在感半端ない仲順大主のお墓

存在感半端ない仲順大主のお墓

で、この仲順大主に救われた義本王には未だに謎が多く、

このナスの御嶽に舜天・舜馬順煕と供に眠っているという説もあれば、国頭にはしっかりと『義本王の墓』という厳かな墓も存在している。

国頭にある義本王の墓

国頭にある義本王の墓

こちらも国頭インビジブルの際にお伝えしたと思う。

また同じく国頭にはあといくつも義本王の墓とされている墓もあるし、喜界島や奄美にまで義本王が流れ着いたという伝説もある。

そんな舜天王統所縁の御嶽が北中にあり、義本王を助けた仲順大主がエイサーの代表曲でもある『仲順流り』のモデルであり、そんな偉人が北中にはいたんだと思うと、誇らしい気持ちにもなりますよね♪

そして現代ではライカムも出来て、ますます人口密度も高まり、これからも大きく成長が楽しみな場所、それこそが北中城!

ぜひ、訪れてみてください(^^)

放送後の一枚は、やっぱエイサーのポーズを一枚! 各々のエイサーイメージですが、あゆみさんは経験者だけあってさすが!

ワタクシとダーさんは、、え〜、、こんな感じ(^^; ワタクシ締太鼓のイメージなんですが、、獅子舞みたいと言われました(^^;

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ワワワワケンロー!!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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