Invisible RYUKYU 第37回目は『旧勝連特集パート2』

Wandering Okinawa!

カチコチカッチン勝連町〜♪

という、まさかの童謡の替え歌でスタートしました今日のInvisible。。。

最近無理矢理感がハンパねーな(^^;

い、いちおうラジコ追っかけ再生可能なので、興味ある方はコチラ。。

ということで!本日も先週に引き続き、エフエム沖縄 Sh@re TIMeでは旧勝連町のInvisibleネタをお届けしました〜!

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まぁ、勝連と言えば誰もが認める勝連城跡なわけで、阿麻和利なわけなんですが、

そこに隠れてなかなかの見応えあるスポットも多々あるんですね〜♪

離島に関しても浜比嘉島、そして津堅島!

浜比嘉に関しては『神の島』なんてことも言われるくらいの神秘的な島で、『シルミチュー』、『アマミチュー』と呼ばれる霊場は厳かな空気感バリバリです(´∀`)

伝説によると、琉球開闢の神様『アマミキヨ(アマミチュー)』と夫である『シネリキヨ(シルミチュー)』が住んでいたとされるガマが山奥にあり、そこに階段で登ることができます。階段下から鳥居を通して見上げると、ホントに天へと通じてるかのような雰囲気!

シルミチューへの入り口

シルミチューへの入り口

ここから琉球が始まったとされているわけです。

神の島と言えば多くの人が南城市の『久高島』とイメージするかと思うけど、実はそこにも関連していて、アマミキヨは久高島に最初に降り立ち、その後浜比嘉島に渡ってそこで住み始めたと言われている。

この洞窟内に住んでいたと言われている

この洞窟内に住んでいたと言われている

そしてこの神二人の墓と言われる『アマミチューの墓』が浜比嘉島から数十メートル離れた『アマンジ』という小島にあって、今では歩道も整備されているので歩いて渡る事が可能。

神の島と呼ばれる浜比嘉島、最近では観光客もかなり多くなってるけど集落の雰囲気は離島そのもので、のんびりとした時間と空間が漂っています(^^)

アマミチュー、シルミチューの墓

アマミチュー、シルミチューの墓

浜比嘉島へは与勝半島から海中道路を渡り、平安名島に渡ってすぐに右手の浜比嘉大橋を渡れば着きます♪

そして旧勝連町もう1つの離島が『津堅島』

津堅島は別名『キャロットアイランド』と呼ばれるほどニンジンの生産が有名。

島面積の半分以上はニンジン畑とされていて、島産のニンジンは糖度も高く瑞々しく、県外やリゾートホテルへと出荷されているよう。

そんな津堅島はニンジンを島のPRに大々的に活用していて、あらゆるところでニンジンをモチーフにしたオブジェに出逢えます♪

展望台、ベンチ、食堂の上、フェリーにもニンジンキャラクター(^^)

展望台もニンジン!

展望台もニンジン!

そういう発見もまた島巡りの楽しさになってますね♪

ベンチもニンジン!

ベンチもニンジン!

ただ、ホント何も無い島なので、時間を気にせず何も考えずにノンビリしたいという方にはピッタリだけど、せっかちな人には苦痛かもしれない(^^; んでも1日5往復もフェリーが出てるので日帰りでも十分楽しめる島です♪

ちょっと気分転換に、リフレッシュに! ぱっと船で渡って数時間のんびりして、日帰りで戻ってこれるのはすごくいい♪

あまり島の人間も見かけないんだけど、まだ暑い最中に島に訪れたこともあってか、帰途を汗だくになって歩いていると車乗ったオジーが声かけてきて、港までね? だー乗りなさい、と乗っけてくれたよ(^^) 

そういや20年ほど前に久高島訪れた際にも、一人歩いてたら乗ってくね〜?と声かけられたさ♪

そういう島の人との触れ合いこそが観光客にとってはたまんないはずなんで、こういう傾向は続いて欲しいな〜♪

津堅島には平敷屋港からフェリーで30分、高速船で15分で着きます♪

フェリーにもニンジンが♪

フェリーにもニンジンが♪

それからそれから勝連半島に戻って、

平安名区にある『ワイトゥイ』と呼ばれる、山をぶった切って通した農道も見応え十分!

コレを人力で、、スゴすぎ!

コレを人力で、、スゴすぎ!

それまで危険を伴い山を上り下りしてしか行き来できなかった村人の不便を解消すべく、地元有志の人間たちで3年かけて山を切り崩し通した道。なのでその道路の両サイドは高い所では20mにも達する崖になっている。これを人力で、鉄鍬などで150mも通したってんだからスゴい!

あと、平敷屋地区にある『平敷屋タキノー』と呼ばれる小高い丘。

ここは、あの琉球偉人『平敷屋朝敏』が水事情に困った村民のためにため池を作り、その際にかき出した土でできた丘と言われている。

ここからの眺めは結構特別(´∀`)

眼下に広がるのは米国海軍基地ホワイトビーチ

眼下に広がるのは米国海軍基地ホワイトビーチ

勝連半島と言えば、先っぽの岬付近はその立地性にも富んでいるおかげでアメリカ軍の重要海軍基地『ホワイトビーチ』が存在している。

そのために、なかなか地元人でもその勝連半島の先の景色を見る事が難しい。

けどもここ平敷屋タキノーは、ホワイトビーチの上部に位置しているのでホワイトビーチ越しに津堅島、久高島、太平洋を眺めることができる割とマイナースポットとなっている♪

平敷屋朝敏という人物だけでもいろいろと琉球の歴史上重要なストーリーが出て来るので、そのへんも興味のある方は調べてみても面白いと思うよ(^^)

さらにこのタキノーのすぐ近くには国の登録指定文化財『平敷屋製糖工場跡』もあり、赤レンガの煙突が戦前当時のまんま残っています。戦争前には3本の煙突が建ってたらしいけど、他の2本と工場は米軍によって破壊。今はこの一本が残るだけとなっている。

歴史深い製糖工場の煙突

歴史深い製糖工場の煙突

で、最後に皆大好き平敷屋エイサー! もうエイサーファンなら好きな青年会の1、2位に上げるであろうほど人気が高い青年会だよね♪

でも、実はあの独特なスタイルの平敷屋エイサーには裏話があって、明治時代まで遡るんだけど当時の平敷屋青年会の会長が当時県内で評判だった名護は世冨慶のエイサーを名護まで出向いて習い、それを機に独自の型を確立したんだとか。

この独特な形が世冨慶伝来となると、名護人としては嬉しいね〜!

この独特な形が世冨慶伝来となると、名護人としては嬉しいね〜!

最近の名護のエイサーではあまり有名な団体に乏しいけど、あの平敷屋エイサーのルーツが名護にあるってなんだか誇らしいね♪

というような流れで、今回は旧勝連町の小ネタ特集でお届けしました〜!

また来週もィヨロシク〜!!

今日の放送後の一枚は、平敷屋エイサーの独特なバチさばきを表現してみました(´∀`)

平敷屋ふーじーワケンロー!

平敷屋エイサーふーじーワケンロー!

ワワワケンロー!!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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