Boy meets girl〜♪ ハニ〜ンスの神様、宜野湾でしょうか〜(´∀`)♪
ワワワワケンロー!
ということで、今週のインビジボーネタが『初詣〜神と仏』的な内容だったので、
ボスアカペラは、広瀬香美の『ハニンスは羽衣』お届けしました〜!いや、ロマンスの神様ね。
ウチナーンチュにしか伝わらない替え歌かも知れんけどや。。
と、今年はこのコロナ状況という中なのでね、初詣ももう少しタイミングずらして行こうという方も多いと思うし、この際沖縄は旧正月まで正月気分でもいいかなとも思うよね♪
ということもあって、先週に引き続きもう一つ『初詣』に関するインビジブルをお届けしました♪
先週は『首里12箇所』、『てらまーい』という首里にあるお寺巡りを紹介しましたね。
しかし、リスナーや読者の中にはきっと、行ってみたいけど首里までは少し遠いんだよな〜という方も多くいらっしゃるかと。
そこで今回は『お寺』ではなく『神社』、しかも琉球王府によって特別な扱いを受けてきた由緒ある8つの神社を紹介。
さらに今回は、世界的な宗教感覚についてまでもお伝えしようと思います。
あなたの宗教はなんですか!?
そもそも我々ウチナーンチュ含め、日本人は無宗教な人が多いよね。
宗教の話題がタブーとされる雰囲気すらある。
ただ外国人的感覚だと、宗教はもう日常のライフスタイルにしっかり入り込んでいるので、私は何々教の何派ですとはっきり伝えてくるわけね。
人によってはそれが当たり前すぎて、日本人は何で自分の宗教持ってないの?と不思議に思う人もいるわけです。
まぁ、ウチナーンチュの場合は、先祖崇拝ってことで『トートーメー教』とでもいうのか、神様は自分たちの先祖という考えがあるので、せっかくならそう伝えることがベストだとも思うわけね。
なので、『私は先祖崇拝です』と伝えたい場合にはこう伝えましょう。
シンプルに “Ancestor Worship”(Ancestor: 先祖、Worship: 崇拝) もしくは “I believe in Ancestor Worship” (私は先祖崇拝を信じてます)など。
宗教を持たず、神様も頑なに信じないという方でも言い方には十分気をつける必要あって、
簡単に”I don’t believe a god” などとは言わないように。
これは『私は神様なんて信じないよ』という意味になっちゃって、捉えようによっては
『あなた神様なんて信じてるの?』という風にも捉えられ、
神様を信じている人にとっては侮辱にもなりかねないからね。
そういった際には
“I am a not religious person” くらいで答えるといいでしょう。
『私は信心深い人、信仰深い人ではない。』という意味。
それから、日本の宗教的な話でいうと、特に外国人たちにとってはこちらも気になる部分なはず。
お寺と神社の違いって?
日本には仏教の『お寺』と神道の『神社』が存在していますよね。
その違いって一体何なの!?と聞かれると、我々日本人でも意外と答えに困ったりしない?
違い、答えられますか?
でも聞けば納得な部分が多いわけなんですね〜。
仏教と神道、まず漢字から見ても分かるように、
『仏様』と『神様』、そして『教え』と『道』なわけなんですね。
仏教は教えであるので、教祖がいて経典という教えのモデルがある。
逆に神道には教えというモデルが無く、神様の数も八百万と書いて『やおよろず』の神と言われるほどたくさんいる。
沖縄の御嶽信仰もこちらと同じような形だよね。山だったり木だったり石だったり、あらゆるものに神が宿るという考え。
さらに違いを言うと、
お寺には住職がいて坊さんがいる。神社には神主がいて巫女さんがいる。
お寺には鐘があって、神社には鈴がある。
お寺には鳥居が無いけど、神社には鳥居がある。
お寺にはお墓もあったり、葬儀なども行うが、神社ではそういった行いは無い。
こういった違いを改めて知ると、なるほど仏教と神道、お寺と神社は違うものなんだなと言うのが分かるよね。実は参拝の仕方も違うんだよね。
しかし今日紹介する琉球八社はじめ、沖縄には神社・お寺がすぐ隣どうしに隣接して建っている場所も結構残っていたりする。
これはもともと神道と仏教が混ざり合った神仏習合の名残で、その後明治政府による神仏分離政策が行われるんだけど、沖縄ではそれがうまく進まなかったことからの流れだと言われている。
琉球八社
先週お届けした首里の4つの寺院に対して、同じく琉球王府より特別な扱いを受けてきた神社が8つ存在していて、それらを琉球八社と言います。
こちらの8つは首里に固まっているわけではないので、首里までは遠いよ〜という方はぜひ、お近くのこちらの8つの神社へ初詣に訪れてみてはいかがでしょう。
まずはみなさんご存知『波上宮』
こちらの波上宮は、この琉球八社の中でも最も権威のある神社。
やはりニライカナイ思想に繋がっていて、海に聳え立つ崖の上に建っている。
確かに海を一望できるロケーションにあるよね。
しかし近代になってその立地性の良さから、波上宮目の前の海の上に橋を掛けちゃってるよね。
ニライカナイに繋がる神様の通り道になんてことを!と言うことで、神社前の部分だけ橋の欄干が波上宮と同じ赤に塗られているわけなんだよね。
それから那覇では
・識名の識名宮(識名霊園近く)
・天久の天久宮(泊高校近く)
・奥武山の沖宮(奥武山公園プールの近く)
・首里の末吉宮(末吉公園内)
・安里の安里八幡宮(安里三叉路の裏側)
がある。
実はこの安里八幡宮だけは、八幡神を祀る神社で、その他7社は熊野権現を祀る神社。
そしてこの第一尚氏最後の国王『尚徳王』が建てたと言われる八幡宮の紋章こそ、琉球王国尚一族のあの左三つ巴『ヒジャイグムン』と同じなんです。
ここに何かしら隠れた意味があるのか!?
そして那覇から少し北上して
・宜野湾の普天満宮
さらに北上して
・金武の金武宮となっています。
もしかすると金武の金武宮は少し戸惑ってしまうかもしれないんだけど、
金武宮とは金武の観音寺ではありません。観音寺の境内の中に金武宮へと繋がる秘密があります。
今日の話をしっかりと思い出して、神社とお寺の違いを把握して行けばより面白い発見があると思います。
もちろん8つの神社それぞれに異なった伝承やご利益もあるので、まずはご自身お近くの神社、興味のある神社からでもいいと思うし、このコロナの中ゆっくりと8つ全て回ってみるというのもおすすめです♪
今夜もリモートにての出演でしたが〜、ご拝聴テンキューどうもワケンロー!
E.KEMURA
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