Invisible RYUKYU 第88回目は『アートなインビジブルも豊富な宜野湾市』

Wandering Okinawa!

宜野湾インビジブルも早いもので第5回目を迎えました!

宜野湾を愛するあまりに気合も入ってしまってね。

今回プラスと、もう一回ほどいけそうな気がする〜(´∀`)

と、いうことで、宜野湾インビジブル第五弾は、

宜野湾の『アート』をピックアップしてお届けしました♪

しかも東京オリンピック2020とかけて!ということで、毎度無理やりのオープニングボスアカペラは、

三波春夫の東京オリンピック音頭で!!

したらね、、

もうダーさん、歩さんの顔に、ちびまる子ちゃん並みの三本のたて線が目に見えるようでしたわ。。わっはっは。。。

気を取り直して!

まず、宜野湾でのアートといえば、やはり『佐喜眞美術館』を思い浮かべるかと思いますが、

今回はよりインビジブルなところでの紹介というところで。

宜野湾に所縁のある芸術家『山田真山氏』にスポットを当ててお送りしました!

山田真山氏といえば、あの!糸満市平和祈念公園内の平和祈念堂に鎮座している仏像、『平和祈念像』の作家さんで、生まれは1885年那覇、その後東京や中国などで芸術を学びながら活躍した後に沖縄に戻るも、戦争で2人の息子を失ってしまう。

そのことをきっかけに、平和への祈りを込めて自身の普天間のアトリエで『平和祈念像』の制作に取り掛かることを決意。山田真山御歳72歳でのことだったという。

それから18年もの歳月を制作に注ぎ込むも、1977年、真山氏92歳の時に像の完成を見ぬままにお亡くなりになってしまう。

ただ、幸いにも像の原型は出来上がっており、その原型を元に像の型を取って堆錦という手法によって1978年に完成したのが現在、平和祈念堂に安置されている平和祈念像なんですね。

40年以上経った今でも平和のシンボルとして平和学習に訪れる人が後を経たないですよね。

しかし実は、真山氏によって漆喰で造られたその原型像が、制作されていた普天間のアトリエに今でもひっそりとその姿のまま残っていて、現在市をあげて『普天間門前町まちづくり事業』の一環として原型像の復活事業が進められている。

そのアトリエの場所、実は普天間高校のすぐ近くで皆さんも少なくとも一度は目の前を通っているはず。

外から見るとなかなか分かりにくいんだけど、近くに寄ってみると確かに異様なコンクリート造りの、でも明らかに住宅ではない妙な建物の存在に気付くはず。その建物の内部に像が保管されている。

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原型像は現在痛みも酷く一般公開されてはいないけど、みなさん一人一人が興味を持って復活事業が実現すれば、像の修復作業も進み一般公開される日も近くやってくるはず! ぜひみなさんの賛同の一声をお願いします♪

そんな像の写真などがクラウドファンディングのページでは見ることができるので、ぜひ見てみてください♪

クラウドファンディング『ふるさとチョイス』より

クラウドファンディング『ふるさとチョイス』より

(残念ながら寄付の応募期間は終わってますが、今後も色々と取り組みがあるはずです)

沖縄から世界平和への祈りを込めて、沖縄平和祈念像「原型」を復活させたい!!|ふるさと納税のガバメントクラウドファンディングは「ふるさとチョイス」
全国的に有名な沖縄平和祈念公園(糸満市摩文仁)にある沖縄平和祈念像。その「原型」が誰の目にも触れられないまま宜野湾市普天間のアトリエ(工房)に保管されています。その「原型」は宜野湾市普天間に在住していた偉大な芸術家(故)山田真山画伯によって自身の戦争経験から世界平和の祈りを込め、18年の歳月をかけ制作されました。しかし...

さらに宜野湾市の屋外にももう一つ、山田真山氏の作品が、みなさん日常的に通っているであろう場所にも設置されています。

それが伊佐交差点!

普天間から58向け伊佐に下ってくる交差点ですね。とても事故の多いと言われる交差点。。

自分も何度か危うい目にあってるので、その危険性よく分かります。

その交差点には交通安全祈願として、

4体のシーサーと、一つ大きな塔が建っているの、なんとなく目にしてますよね!?

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実はこの塔が『交通安全之塔』といって、これまた山田真山氏の作品なんですね〜!

で、実はこのオブジェ、オリンピックの聖火をイメージしているらしいんです。

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1964年の東京オリンピックの際には、未だアメリカ政権下にあった沖縄にも聖火が降り立ち聖火リレーも行われました。その聖火リレーがこの道を通ることを記念してというのと、当時から交通量の多かった伊佐交差点の交通安全を祈願して建てられた塔だとのことなんです。

沖縄公文書館所蔵

沖縄公文書館所蔵

さらに宜野湾広報誌に挿絵で見かける天女、宜野湾市役所や森川公園にある天女レリーフ原画も山田真山氏の作品であるとのこと。

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宜野湾市民の誇りですよね♪

さらには、近世を代表する沖縄県のアーティスト『名嘉睦稔』さんの超大作も、宜野湾市の誰でも訪れることが出来る場所で目にすることができます。

それが宜野湾市民会館! 入り口を入ると目の前にドーン!と現れるのが、横幅20mほどの壁一面に広がる巨大漆喰レリーフ! そのタイトル『ガジュマル』! 描かれているのは大きなガジュマルの木の下で踊りを表現する人々、動物たち、そしてキジムナー! 本当に圧巻です!

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ついでに市民会館入り口には、ロダンの『考える人』がしにかんむぬかんげーしているし。

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実は宜野湾には、こんなにも素晴らしいアートの数々が表現されているんですね〜。

で、放送では時間なくて伝えきれなかった部分、、少し話が変わるけど、その伊佐交差点から普天間に登っていく途中にはフェンス沿いに泉が湧き出ているチュンナーガー(喜友名ガー)があります。

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実はその水源自体はフェンスの中に存在していて、中には今でも立派な石造りのカーがあるんです。今後一部返還に伴い、この泉を活かした街づくりというのもだいぶ構想が出来上がっているみたいですね。楽しみです!

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そして喜友名といえば『喜友名の石獅子群』も有名。

喜友名というコンパクトな集落の中に実は7つもの歴史ある石獅子が鎮座している。こちらも与那原のように7つ見つけたらラッキーみたいな話題性作れるよね♪

で、喜友名の集落は昔から綺麗な碁盤目のような作りが特徴的なんだけど、

この石獅子群が鎮座しているその位置も、シーサーそれぞれの表情も面白い。

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しっかり集落全体を四方から守るように、集落を囲むようにして座っていて睨みを利かせているらしいんだよね♪

ここにも当時の人々の地元への思いなんかが感じられたりもするよね(^^)

というような、アートな面でも見所たくさんな宜野湾を本日はお届けしました〜!

放送後の一枚は、『考える人』、しにムヌカンゲーポーズで3人パシャりと!

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来週もィヨロシクワワワケンロー!!!


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E.KEMURA

E.KEMURA

沖縄県内で、外国人向けのフリーペーパー Japan Update の運営を経て、現在は沖縄英字ウェブマガジン Okinawanderer の発行、国際交流プログラム開催、および外国人向けライフスタイルサイト Okistyle を運営する(株)琉球プレスの代表。日々外国人と民間業者との接点を作り出すコーディネーター、コンサルタントとしても絶賛驀進中! 2018年より毎週火曜日午後7時台エフエム沖縄『Share TIME』にボス・イケムラとしても沖縄の隠れた魅力を発信中!
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